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詩)凡人

あがく
あがく

天井のない部屋
太陽と青い空が頭上に広がり
右も左も見渡す限りに幾つもの扉
開けても開けても次の扉
それでも前に進まねば
向こうに見える階段には
既に多くの人が登り
自分も急がねばと
気持ちばかりが空回り

いったい何処に行こうと言うのか
目的地すらもわからない
それでもあがく
あがき続けなければ
柔らかい足元に飲み込まれてしまう

終わりのない道
歩みを止めず
あがき続けて
前へと進まねば

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