詩)嘘と真実
ついてもいい嘘がある
そう言わないと生きていけないから
人を傷つけない嘘ならいい
そんな嘘があるのだろうか
嘘つきは許せない
それは貴方が嘘をつくから
西の空で太陽が燃え落ちて土へと還った
この星が自転して起こる現象なのか
この星を中心に宇宙が回っているからか
そんな事は誰にも分かりはしない
それでも多くの人が死んだらしい
真実を求める心があっても
受け入れる心がないなんて
矛盾の様な欠陥を抱え
それでも人は人でありたいと願う
嘘だらけの世界
散りばめられた真実が
嘘を真実に変える
嘘も真実も貴方が選ぶ
嘘も真実も私が選ぶ
真実は何処にあるのか
人は皆青い鳥を探す
遠くの方を探しては
踏み潰した花に眼をやる事もなく