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詩集

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noteを始めてから書いた詩を全て載せてます。 気付いたら400詩を超えてました😂
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2021年7月の記事一覧

詩)ルリシジミ

雑路の人混みを縫うように 瑠璃色の蝶は舞う 誰も蝶には目をくれず ただひたすらに歩いていた …

kesun4
2年前
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詩)馬鹿になれた日

グランドから蜃気楼が立ち昇る あまりの暑さに景色は揺れる 此方のことなどお構いなしに 頭の…

kesun4
2年前
69

詩)花火

夜空に花火が上がる 素直に綺麗と思えた日も 疎ましく思った日も 自分の都合などお構いなしに…

kesun4
2年前
83

詩)蚊  

寝苦しい暑さに 不快な羽音が重なり 静寂の時間を奪う 苛立ちを晴らす様に両の手を叩く 危な…

kesun4
2年前
66

詩)海月

真っ暗な水槽の中を ゆらゆらと海月が舞う 黒に白が艶かしく ゆっくりと降りてきて また、何…

kesun4
2年前
77

詩)夏

蝉の抜け殻 入道雲 氷水の入った桶にサイダーの瓶 屋台の焼きそば、ソースの焦げた匂い ガヤガ…

kesun4
2年前
89

詩)夏の終わり

蝉の声も疎らになって 波の音は昨日と変わらぬ律動を刻む 海辺ではしゃいでいた子供達も いつかは大人に変わる 赤い蜻蛉が秋の訪れを知らせ 少し疲れた大人達は 代わり映えのしない顔で 電車に揺られる毎日に帰る あの夏の日は 日焼けした写真と共に 少し色褪せながら いつかの思い出と変わる 下記の“すみかさん”の記事から、Twitterで詩の募集をやっている事を知り、応募したいと思ったのですが、iPhoneのアプデートをやっておらず、Twitterのアプリがインストール出来ませ

詩)幸せなら手を叩こう

幸せなら手を叩くのか 手を叩くから幸せなのか よくわからなくなって耳を塞ぐよりは 訳も分か…

kesun4
2年前
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詩)集まって弾ける

点と点は宇宙に無数に散らばる 時折、囁くように話をしたり 少し近づいてみたり 点と点が結ば…

kesun4
2年前
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詩)感謝

“ありがとう”って言えない “ありがとう”って誰に言えばいい “ありがとう”っていつ言えば…

kesun4
2年前
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詩)雨宿り

さっきまではポツポツとしか 降っていなかったのに トタン屋根を叩きつけるように 大粒の雨が…

kesun4
2年前
95

詩)トマト

赤く色づき丸々と太ったトマト 大きくなり過ぎたのか 瑞々しい楕円が醜く弾けた 恵みの雨が多…

kesun4
2年前
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詩)光はどこに

静寂を切り裂くように 車が畦道を走り抜ける 水の張られた田んぼに 車のライトが反射する 淡…

kesun4
2年前
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詩)ケチャップ

目玉焼きにケチャップをかけるとか 正気の沙汰かと思ったけど オムライスにはケチャップをかけるから “なし”じゃないなと思えるようになったし あんたは百足の親戚かって思う位に 馬鹿みたいに靴を買うけど 下駄箱を買えば済む話だし 多分、小さい事をあげたらキリがないほど 違和感だとか文句は山積みなんだろけど そんなのはお互い様って話で 色々と怒って喧嘩もあるけど 笑ってくれていたら嬉しい訳で 気付いたら今まで生きてきた半分以上も 一緒に過ごしている訳で この先、何年一緒にいら