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詩)海月

真っ暗な水槽の中を
ゆらゆらと海月が舞う

黒に白が艶かしく
ゆっくりと降りてきて
また、何処かに登っていく

手を伸ばせば届きそうな
目の前にある光のようで
眩しい程ではなく
ゆらゆらと目の前にある
少しぼやけた光

触れば刺されてしまう
美しい半透明な白
刺されれば毒に侵される

痛みを与えるモノに
手を伸ばしてしまうのは
美しいからか
それとも寂しいからなのか

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