見出し画像

本気で撮りたいと思った40年前のお願い

自分で書いていてびっくりした。
この写真を撮ってから40年も経つんかい!っていう感じです。

 当時、東京駅からから一番近い一般的に乗れるSLというと西武球場の脇を走る旧西武山口線でして、それが廃止されるというので両親を拝み倒しつつ撮りに行った時じゃないかなと思います。
 行かせてください一生のお願い!!!!
 お前は何度一生のお願いがあるんだ!
と言われつつも、普段親が使ってるオリンパスXAとカラーフィルムを渡されましが、”ただし条件がある” フィルムは買ってやるけどあとはなんとかしろ。

当時まだまだカラーフィルムは高価な部類でした(40年前の話です。)使い方もなんとか覚えて迎えた当日。写真機ヨシ!フイルム装填ヨシ!なんとかしなさいなら何とかしますよと自転車で向かった村山貯水池、道中どこも撮っていないのを見るとよっぽどSLと機関車を撮りたかったに違いありません。練馬の光が丘辺りからどこをどう通ったのか何とか到着したのは良いんですが

満員のデッキに何とか滑り込んだけど
"お、落ちそう"
"しっかり掴まってろよ!カメラ落とすなよ!"
そう声を掛けてくれたのは、これから先にも写り込むピンクの襟の兄さん(見ず知らずの人間に気を使ってくれるなんて惚れてまうやろ)他に居合わせた人も落ちない様に必死です、写真も残したいし。
でも一番気を使っていたのは、運行を支える職員の皆様だったでしょうね。

好きなものを撮っている時が一番楽しい。
今から思えば他に撮り方があっただろうにとも思うんですが、自分の興味を惹くものが今と変わっておらず写真を見ながら一人ニヤけてしまいます。

で、これのどこが本気だったのかって言うと
一生のお願い度

写真を撮りたい切っ掛けのお話でした。
後も何度か”一生のお願い”は登場するんですけれどもね。

この次もこの様な方法で、カラー・モノクロ問わずに投稿をして行きたいと思います、最後までご覧いただきまして有難うございました。kerrow89

1984年5月 旧西武山口線


ここまで

この記事が参加している募集

カメラのたのしみ方

目下自宅に暗室を作りたいと引き伸ばし機は手に入れましたがその先が中々進んでいません 笑) 白から黒の間で表現する写真への興味は尽きることがなくこの先もモノクロ写真を撮ることが続きそうです。暗室のある喫茶店が開けたら,,,なんて夢もありますがこちらは遠き道のり。