ほんとのことが、言いたい。小学生に教わった大切なこと。

『ほんとのことが、言いたい』

『本当に思っていることを、言いたい』

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先日、小学生と1対1で話をする機会があった。

趣旨としては、「なにか困っていたり、気になっていることがあれば話を聞くよ」というもので。

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思っていることを言葉にする子もいれば、言葉にならない子もいて、
どれも大事なあり方だなって思いながら、それぞれにあり方に寄り添う時間。

その中で、一人、冒頭の想いを伝えてくれた子がいた。

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その子にとっての『ほんとうのこと』がどんなことだかは知らない。

『ほんとうのこと』がなにかって、掘る気がしなかった。それはしちゃいけないと思ったし、そこが大事な気がしなかった。

ふと、涙が出そうになるあたしがかけることができたのは、たった一言。

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「『ほんとのことが、言いたい』って思えることは、とても大切なことなの。それを言うか言わないかは、あなたが選んでいい。ただ、あなたはその『ほんとうのこと』を、大事にしていいんだよ」

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うなずいていたけど、あの子はなにを思ったかな。

『ほんとのことが、言いたい』

あたしもそうだよ。