見出し画像

【スウェーデン留学】北欧の冬は正直最悪だった話。+楽しく乗り越える方法



Hej!スウェーデンの大学に交換留学中のむぎばたけです!
今回は北欧の冬最悪じゃないか説についてお話しさせてください(笑)


北欧といえば、高福祉、美しい自然、
ライフアンドワークバランスが取れている、
北欧デザインがおしゃれ、などなど

人々が穏やかに豊かに素敵な毎日を送っている。
そんな風に思っている人は多いと思う。

私もそんな憧れを抱いていた1人で、あぁ北欧で暮らしてみたい、淡い期待を抱いて8月にスウェーデンでの留学生活を始めた。


期待通り夏のスウェーデンはとても美しかった。
毎日太陽が沢山降り注いで、人々はなんだかニコニコして歩いて、公園では寝転がって読書や日光浴をしていた。大学生は公園で音楽を爆音で流し、騒いで踊っていた。テラスでみんなが楽しそうにお酒を酌み交わたり、Fika(スウェーデンのティータイム文化)をしていた。
太陽は9時まで人々と自然を鮮やかに照らしていた。


なんていい国なんだ。みんな幸せそう。
思っていた通りだ。

そう思った。
めちゃめちゃ楽しかった。



だがしかしやつが訪れることで状況は一変する。



そう、「冬」である。



正直言って冬のスウェーデンは最悪だ。


まず朝日が登るのは大体9時から10時、そして3時頃に暗くなる。

しかもずっっっと曇り。雨もよく降る。超寒い。
北欧に留学するんだから、寒いのはもちろん覚悟していた。
でもこれほどまでの日照時間の短さは予想外だった。

本当にどんよりしている。
あんなに外で幸せそうにしていた人達は見かけなくなった。


寒さよりも、北欧では暗さの方がしんどかった。



そして11月頃私も自分に異変を感じた。

人生で最大級の無気力になった。
ほんとになんにもやる気にならなくてせっかく留学に来てるのに、一日中部屋にこもってベッドから出なかった。なんにもしていないのに涙が出たりして、勉強にも身が入らなかった。日本に帰りたいと本気で思った。


ホームシックになっていたかもしれないのもあるが、1番の原因は太陽を浴びていないことだと思った。


人間太陽を長い間浴びないとこんなことになるんだなぁと思った。

まるで植物みたいで、やっぱり人間も単純で自然のもとで生かされてるんだ、そう感じた。


でもこりゃいかん、早く解決しないといけない。
そしてスウェーデン人の友人に自分の状況とスウェーデン人ってどうやって冬を乗りきっているの?と相談してみた。



友人は私の話を聞いて笑いながら

スウェーデンへようこそと言った。

そしてビタミンDのサプリメントをとることと、キャンドルをたくことをオススメしてくれた。

これは結構有効な方法だったみたいで、そのアドバイスを実践しつつなんとかやり過ごしていくと少しづつ慣れてきて回復していった。
(このお陰でキャンドルも好きになった)



そして今私はスウェーデンで4月を迎えようとしている。
毎日朝7時ごろに日が昇り、午後7時ごろに日が沈むようになった。
そしてほとんど毎日気持ちの良い晴天。


ああああああああ、これだよこれこれ!!!!
人生で初めて日光にこんなに感謝している。
人間と太陽がこんなにも深く関わっているとは、
太陽ありがとう。


【個人的冬を乗り切るアドバイス】

これから北欧への留学や移住を検討されている方、冬は想像以上にしんどいです。また北欧以外でも北寄りのヨーロッパは冬は日照時間が短いし寒いと聞きます。
最後に私が見つけた冬を楽しく乗り切る方法を最後に載せておきます!

ビタミンDのサプリメントを摂取
 薬局やスーパーで手に入ります。

キャンドルを灯す
 お気に入りのキャンドルホルダーやキャンドルを見つけると◎

植物を部屋に置く
 私が住んでいる南スウェーデンでは木の葉は全部落ちて風景は基本グレーだったのですが、窓際にぽんっと小さいものを置くだけでも結構癒しになりました。

少しでもいいから運動をする
 家の中にこもりがちになるけど、散歩したりして少しでも体を動かすといいリフレッシュになります。他の国は分かりませんが、スウェーデンのジムは日本よりも安め(基本的に月3000円ほど)なのでジムに行くのもおすすめ!

晴れた日はとにかく外に出る
 感動します。

部屋のインテリアを凝ってみる
 北欧インテリアは自然の暖かみと洗練されたデザインでかなりおしゃれですが、なぜ彼らがそのようなものを作るのか理由がわかりました。いい家具は部屋で過ごす長い時間を快適にしてくれます。私は留学生でお金もないし、日本に帰るので大きい買い物は出来ませんが、美術館に行ったときにお気に入りの絵ハガキやポスターを買って部屋に飾るだけで、部屋が明るくなって、長い部屋での生活が楽しくなりました。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?