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POEM

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なんとなーく書いたポエムを載せてみたり。
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あなたと

街に出た。
人で溢れている。
辺りを見渡しても人ばかり。
歩調の合わない人は弾かれる。
なんとかついていくが、次第に足がもつれていく。
何を急いでいるのだろう。
焦って生きてもつらいだけ。
日々は過ぎていく。

隣を歩く人。
寄り添いながら歩く人。
自分勝手に歩く人。
スマホを見ながら歩く人。
飲み物片手に歩く人。

手を取り合う人。
腕を組む人。

駅前に着いた。
すでに疲弊した身体。

そこで

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つくえとぼく

つくえとぼく

どうしたんだい
今日はぼくのところに来ないね

ごめんね
明日でお別れなんだ
さみしくて

どうしてだい
ぼくじゃだめだったの

ううん
そうじゃないんだよ
もうちいさくなったから新しくするの

ぼくはもういらないだと

ちがうんだよ
捨てたりなんかしない
新しく妹のつくえになるの

時々遊びに行くから
怒らないで
悲しまないで

成長は色々な思いが詰まって伸びていく

右側の世界

右側の世界

どうしちまったんだい

いつもはシャッキリここちよく

なめらかなオトがながれていくのに

ザーザーピーピーふかいなオト

わぁびっくりした
バイクがまよこをすりぬける

ねえねえなんできいてくれないの
こどものこえ

ごめんごめん
おおきいこえだせないときはんたいがわにきてね

いつかなおる
ずっとなおらない

そんなことはわからないけれど

あなたのなかにあるみぎがわは
かわることのない

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心の拠り所

きみはなにをみているの

あのそらのむこうに

なにがみえた

とぼとぼあるいて

みしらぬまちを  

あてもなく

あのころにもどりたい

そんなことをかんがえながら

悲しみのその向こう

君はとぼとぼ歩く
僕はちびちび歩く
私はのろのろ歩く

見たくないものに近づきたくないから
時間をかけるように
ちょっとでも長くなるように

どうして
そうなの
たすけて

そんな気持ちで前に前に

命あるものはいつか終わる
形あるものは必ず壊れる

代弁者

「代弁者」

号泣したくても
泣きたくても泣けない

空が代弁者となり
大雨を降らす

心のざわめきに合わせて
変わっていく

「手」

小さな手
ギュッと握りしめて
歩きだす

大きな手
そっと包んで
歩きだす

かわいい手
成長して
大きくなる

ごつごつした手
シワのたくさんある手
しみのある手
やせている手
細い手
太い手
動かない手

みんなこれまでのつみかさねの証だから
大切に守ってあげたい
いつもそばで
アイノカタチ

おにぎり

「おにぎり」

なんでだろう
ご飯の嫌いな僕

いつもより多く食べちゃう

君と僕を繋ぐ

いつからだろう
僕にとっての大発明

白いご飯
炊き込みご飯
どんぶり

どれでもない

シンプルなのに
たくさん食べられる
不思議

僕にとっての
魔法のアイテム
おにぎり

しゃぼんだま

「しゃぼんだま」

ふしぎなちからで
ふわりふわり

天に向かって飛んでいく

辿り着いた先は
どんな景色だろう

そこに僕はいるか

思い出してくれるかい

生きていたという証を

忙しさにごまかされる世の中だけど
もうそこにいないわかってるかい
笑っても泣いても

温もりはもうない

こんなに空は明るいのに

こんなに空は明るいのに

「こんなに空は明るいのに」

君の見ている世界は真っ暗闇
そう思ってないかい

上を向いてごらん
じわっと温かいものを感じたら
それはきっと世界が明るいということなんだ

或る人は言う
温かいところに身を置けば
身も心も明るくなる

或る人は言う
温かければ良いわけではない
ときにそれはプレッシャー

体感が温かいなら身も心も明るい
それはきっと強引

どれだけみんなにはすごく見えても
自分にはそ

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口内炎

「口内炎」

疲れたかな
噛んだかな
ピリピリヒリヒリ

ご飯が食べられない
お腹が空いたよ
ピリピリヒリヒリ

健康になるから
ゆるしてね
ピリピリヒリヒリ

ツンデレな彼のよう
ああ参ったな
ピリピリヒリヒリ

涙を拭いて
前に進もう

じゃんけん

じゃんけん

「じゃんけん」

魔法の言葉
不思議な言葉
困ったときのお助けアイテム

じゃんけんぽん
一度声を掛ければ
いいことあるかも

さあ いくよ
泣かないで
勝つ人がいるということは
負ける人もいるんだよ

タイピング

「タイピング」

カチカチカチ
パチパチパチ
指が奏でる 不思議なリズム

カチカチカチ
パチパチパチ
言葉が生まれる 不思議なリズム

シュッシュッシュッ
スタイリッシュな新顔登場
言葉が手のひらで踊ってる

どちらが速いか小競り合い
お前のせいだと揉め

速さばかり気にしてないかい
正確性を大切にしなさい
天の声

新時代を生き抜くために
手を取り合って仲良くいこう

しゅわしゅわ

しゅわしゅわ

「しゅわしゅわ」

しゅわしゅわり
はじけてとんでいく

どこからきたの
どうやってうまれたの

しゅわしゅわり
つめたくてあまくて
ちょっとしげきのある つんでれさん

ぴりっといたい
そんなあなたもいるね

しゅわしゅわり
れもんくんともおともだち
ひとたびまざりあえば
さわやかなやさしいぼくに だいへんしん

みんなをいやす
ひとときのやすらぎ
さあ ひとくち
ごくっと

びーだま からんこ

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