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福祉について考えたことある?

今回はキャリア感について、短めに書いていこうと思います。

あなたは、どんな職種で働いていますか?

職種とは、実際にその仕事に就いた場合に従事する仕事の内容を指し、事務職や営業職などが挙げられます。

多くの人が、自分にマッチした職業を求めて就転職を行いますが、「職」について考えたことがあるでしょうか?

ご自身のキャリアの歴史を振り返ってみてください。

「就職」ではなく「就社」で仕事を選んだ経験はないでしょうか?

「就社」とは、職業ではなく会社の名前で仕事を選ぶことです。

「大手に入りたい」といった希望は「就社」です。

仕事と自分の特性をマッチングさせるために行うには、「自己理解」の他に「職業理解」が必要になります。

「営業職」はどんな仕事で、どんな知識やスキルがあって、どんな個性を有していることが適性があると言えるのか?

「技術職」にはどれくらいの幅があり、自分の興味はどのような産業の技術に対して高いのか?

…このように、その職業を深掘りして最小の要素になるまで紐解いていくことで、マッチングの精度は高まります。

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私は現在、「福祉」という職種に就いています。

その中でも障害者が利用する福祉サービスに身を置いているのですが、「障害者福祉」とは、何なのでしょうか?

「福祉」には「しあわせ」という意味があります。

法律などで頻出する「公共の福祉」とは「社会一般のしあわせ」であり、個人のしあわせが「社会一般のしあわせ」に反した場合は、たとえ一人ひとりが幸福に生きる権利を有していても、社会を優先することも謳われています。

「障害者福祉」を直訳すれば「障害者のしあわせ」であり、障害者がしあわせに生活するために必要な職種が「障害者福祉」です。

今回、私が問いたいのは、その「しあわせの在り方」なのです。

障害者施設を利用される障害者がしあわせでなければ、それは福祉ではないのではないでしょうか?

では、福祉は障害者にしあわせを提供するサービスなのでしょうか?

意見が分かれるところですが、私はそうではないと考えています。

仮に福祉が障害者にしあわせを提供するサービスだった場合、そのしあわせが障害者の成長を阻害するリスクがあります。

良くない言葉かもしれませんが、ぬるま湯に漬けているのと同義なケースもあります。

では、障害者福祉とは何なのか?

私は障害者がしあわせになっていいのだと気づいてもらうところだと思っています。

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与えられたしあわせは、本当に障害者にとってのしあわせなのだろうか?

福祉が誰かをしあわせにするサービスだと考えるのは驕りではないのだろうか?

福祉を「福祉学」として考える機会に触れてから、そのようなことをよく考えます。

「営業」とは営利目的で反復継続することです。

話すことが好きな人に適性があるのではなく、営利活動について成果を得るために反復作業ができる人こそ適性があるのです。

「技術」とは物事を巧みに行うわざを身につけることです。

器用な人に適性があるのではなく、物事に真摯に向き合うひたむきな人こそ適性があるのです。

さて、あなたはどのような職種に就いていますか?

あなたの職種の本質は何ですか?

この問いと向き合うことが出来るひとこそ、適職に就いていると思うのですが、どう感じたでしょうか?

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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