「職責」という考え方を有効活用できていますか?
一般的には、職位が高くなるほど職責も増えるモノです。
私たちが、新入社員の頃や転職して業界慣れしていない頃、よく「こんなの責任とれない‼」と考えたりしませんでしたか?
社会人となって、勤め人となって、誰もが突き当たったとこのある課題ではないでしょうか。
そして、多くの人が悩み続ける中で、自分なりの答えを見出すのでしょうけれど、それまではストレスに苛まれるリスクもあります。
ということで、今回は少しビジネスチックなテーマとして「職責」について考えてみようと思います。
最後までお付き合いいただければ幸いです。
ところで、今回のテーマをお伝えするうえで、あなたは「権限・責任一致の原則」という言葉をご存知でしょうか?
実は、この原則は意外と守られていないように感じており、権限と責任との間の差が大きいほど、働きにくい職場なのではないかと考えています。
上司が手柄を横取りする…なんて旧態依然の組織などは、この原則の存在自体を知らないケースもあるようです。
私たちは、お仕事をする上で「やりがい」というものを考えることがあります。
では率直に「やりがい」とは、どのようなときに感じるのでしょうか?
今の自分では難しいけれど、少し頑張れば遂行できそうな業務を担う責任を与えられ、自己の判断で権限を行使し、相応の評価を得たときに「やりがい」を感じることがあるのではないでしょうか。
つまり、責任と権限を明確にすることが働きやすさだけでなく、仕事への「やりがい」にも繋がりそうですよね。
…とは言え、やはり責任って、なんだかもう言葉が重いし、背負いたくないし背負えない…。
…そんなことを感じるのも、自然なことだと私は思います。
たまに、仕事についての相談を受けることがあるのですが、割とポピュラーな相談の一つが「私には責任が負えない」という相談です。
上司から指示があり、与えられた仕事をしなければならないのだけれど、そこに生じるリスクについて、私は責任が負えると思えないのです…というもの。
誰にでも浸透する万能な言葉ではありませんが、私は「ライフキャリア・レインボー」という概念を引き合いに出して次のように話しています。
下記は、「ライフキャリアレインボー」の説明についての引用文(一部修正)です。
詳しく知りたい人は、画像検索がおススメです。
まとめです。
私たちは、会社という組織に属している以上、あるいは社会に対して労働というカタチで参加している以上、「職務上の責任=職責」から逃れられないと思います。
「職責」は、あなた個人が負える許容量を超えていることもあるでしょう。
「職位」が上がるほどに「職責」も増えていきます。
そのことにストレスを感じることもあるでしょう。
しかし、考え方を切り替えてみてほしいのです。
私たちは「職業人」や「労働者」という立場で「職責」を背負っているのであって、私たち自身が背負っているワケではないのです。
プライベートでは「親」であったり「子」であったり、一人でいるときには「余暇人」という立場もあなたは並行して担っているのです。
つまり、会社では業務に人を割り当てますが、このときの「人」とは「あなた」ではなく「職務遂行能力を持っていると会社が判断した人」という意味です。
私は過去に「インプロ(即興劇)」というテーマで記事を書いたことがあるのですが、「職業人」や「労働者」という配役を任され、その役自体が与えられている責任(劇ならセリフやステータス)が「職責」なのです。
「人として」の責任はあるのでしょうけれど、「会社に与えられた役割として」付属している責任まで、あなたが背負う必要はないと私は考えています。
上手く伝えられない部分もありましたが、プレッシャーに潰されない生き方が出来るといいですよね。
ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?