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「資格に何の意味があるのですか?」への個人的な回答

結論、資格とは専門知識が一定以上備わっていることを証明するものである。

…何度か書いているテーマですが、書くたびに少しづつ言葉や内包するニュアンスが違うので、自分でも読み返していて面白いテーマです。

基本的には「努力の証」であり、それ以上でもそれ以下でもないというスタンスですが、「どう使うのか?」という選択肢が増える分、無資格よりは有用ではないか?と考えています。

実務経験のある方にとって、例えば、新たに職場に配属された方が資格を有しているからと言っても、それだけではその人の実力は信頼できませんよね?

資格を有していても、実務レベルに達している人は少ないかもしれません。

そういった意味では、資格は意味を成さないモノかもしれません。

ですが、一般社会において資格は能力を定量的に評価できる数少ないツールの一つです。

ということで、今回は資格について、思いつくままにつらつらと書いてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

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資格と言ってもピンからキリまであります。

普通自動車運転免許は国家資格でありながら、8000万人以上が保有しています。

難易度が高いと言われている司法書士や情報処理安全確保支援士(略称:登録セキスペ)は2万人程度です。

マイナーな資格としては装蹄師やかわらぶき技能士、通関士などが挙げられると思います。

年収と直結する資格をお探しなら、基本的には資格保有者の少ない資格があると、希少性が出るので、高難度かマイナーな資格を狙ってみてはどうでしょうか?

とはいえ、ありきたりな資格しか有していなくても、いくつかの資格を掛け合わせて一貫したサービスを提供出来たり、人間性が買われて仕事を依頼されたり…と言ったことがあるので、何かの資格があるから儲かる、というワケではありません。

医師免許や弁護士資格があっても、お金がない方もいるでしょうし、無資格で大金を得る仕事に就いている方もいらっしゃるのです。

余談ですが、私の今の職場は、先日、学位を取得したことで学歴が「大卒」になりましたが、年収が上がることはありませんでした(笑)。

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どんな資格を取ったらいいのか?

…これもいろんな方に訊かれますが、私の回答は「興味のあるモノは全部取ればいい」です。

受験する前に決めつけてしまうのが一番愚かだと思うのです。

受けてみて、自分の想定していたものと違ったのなら、別の資格を探せばいいだけで、最初から「私にはこれが一番合っている!」と思い込むのは早計です。

私は法務系が自分の性格に適していると思っていますが、今、活用している資格は労務や心理に関するモノです。

他者からの評価では心理系が合っているという評価でした。

また、資格は年々増加傾向にあります。

私のような資格コレクターは別として、実生活と結びついた資格を取得したいなら、まずはこまめに情報収集するところから始めてみるのが良いと思います。

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合格率が高い資格は簡単なのか?

個人的にはそんなことはないと思っています。

私は宅地建物取引士は合格しましたが、簿記3級では落ちています(笑)。

得手不得手が人にはあるということです。

また、宅地建物取引士などのような有名な資格は「記念受験」と呼ばれる受験者が多いために合格率が低いと考えることが出来る場合もあります。

個人的な意見ですが、合格率15%前後の宅地建物取引士よりも、合格率40%のファイナンシャルプランナー2級技能士のほうが、出題範囲が広く難易度も高いように感じました(FPは学科・実技の同時合格率を表記しています)。

キャリアや福祉系の国家資格においては、養成講座や専門機関での学習が資格要件にあり、受験者が一定水準以上の知識と技能を有している状態のために合格率が高いと考えることも出来ます。

何はともあれ、「合格率60%くらいなら受かるんじゃね?」と思う方は、受験してみることをオススメします。

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最後に、改めて「資格に何の意味があるのか?」について書いてみようと思います。

冒頭で書いたように、資格とは専門知識が一定以上備わっていることを証明するものです。

例えば、ある分野に詳しい方がいて、仕事の依頼を受けたとします。

深い知識を持つ一方で、基本的な素養が抜けていることもあったりします。

これは、個人の興味が、必ずしも一つの分野を網羅的・体系的に修めているワケではないからです。

資格は実務とは程遠い知識のみを問うモノもあります。

しかし、基礎的な部分を網羅的に学習する必要があるために、資格取得後の実務のための勉強では抜けや漏れが少ない傾向にあると私は思います。

ですから、例えばプログラマになりたい人にとって、資格は無用の長物かもしれませんが、システム会社で働きたい方にとって基本情報処理技術者などの資格は十分に有用なモノなのです。

資格とは、あくまでも取得することがゴールではなく、専門性を磨くスタートを切るためのチケットなのではないでしょうか?

おそらくは、これからも様々なところで資格論争は起こるでしょうが、大切なのは、あなたがどのような資格をどう活かすのか?に尽きると思います。

何もない、何者でもない…と自分を卑下してしまう方こそ、まずは一つ、資格を取得してみてはいかがでしょうか?

すべては、他愛のない小さな行動から始まるものです。

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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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