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助けてもらえるようになりました

助けてください」という言葉がどれだけ大切かを、この歳になって、ようやく感じることができています。

若い頃は、ちっぽけなプライドが邪魔をして、何でも自分一人でやらなければならないと思い込んでいました。

結果として、表面上うまくやっているように見せかける技術だけが上がってしまい、明確な成果を残すことができずにいました。

誰かからの「HELP‼」には応えられるのに、自分が誰かに「HELP‼」と言えない…こんな人、実は多いのではないでしょうか?

これは、とても勿体ないことだと、今は思っています。

なぜなら、誰かに助けを求めることで、あなた自身が成長できるからです。

ということで、今回は「助けてください」と言えることについて考えてみようと思います。

最後までお付き合いいただけると幸いです。

ヘルプ・キーボード・ファンクション・HELP

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まず、前提条件として「助けてください」と言える状態とは、どんなシチュエーションなのか考えてみましょう。

自分が何もしていないのに、すべてを他人に丸投げするのは失礼に当たります。

これは絶対にしてはいけないことです。

一方で、自分一人で考えたり調べたりしていくうちに、限りなく答えに近い場所にたどり着く事があります。

この状態になると、答えに辿り着いたという評価を誰かに譲ってしまう…そんな感覚に陥る瞬間があります。

要するに「手柄を取られる」と錯覚する瞬間があるということです。

これは、私だけが抱いていた感情かもしれませんが、最初に述べたように、安っぽいプライドが高い人ほど、このような間違った思い込みが発生すると私は考えています。

支援・手を差し伸べる・登山・手と手・救助

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手柄を取られると錯覚する。

これこそが「他者承認欲求」と「自己承認欲求」の違いだと言えるでしょう。

自分が考えたり調べたりすることで得た知識や技術は、あなたが手に入れた財産です。

その努力誇りに思うことができれば、最終的な評価を手放せるのだと思うのです。

このような前提条件を踏まえた上で、誰かに助けを求める瞬間が訪れます。

この、成果までの道のりを作ってきた過程を評価してくれる人が、あなたを助けてくれる人となるのです。

その人も、過去に同じような努力を重ねたからこそ、あなたの努力に応えようとしてくれるのだと思います。

人々・チーム・メンバー・ディスカッション・ハイタッチ・笑顔・仲間・ビジネス・協力

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助けてください」という言葉は、言い換えれば「理解してください」ということでもあります。

私の努力を理解してください。

私がこの過程に至るまでの経緯を理解してください。

私の内にある感情を理解してください。

あなたを助けてくれる人は、あなたを理解してくれる人でもあるでしょう。

はじめは、言葉を発することを恥ずかしいと思うかもしれませんが、助けてくれた人と共に成果を上げることで、いつしか、感謝の思いが芽生えることと思います。

あなたの努力によって耕され、「助けてください」の一言で種をまき、共有してくれる方との出会いで萌芽する…、そんな流れだと思います。

やがてこの新芽は、すくすくと成長して実を結ぶことでしょう。

その実りを口に運びながら、改めて感謝の念を抱いたとき、今度はあなた自身が、誰かの助けに応える役目を担うことになるでしょう。

過去に「助けてください」と発した経験が、明日の誰かを救うのです。

女性・チーム・足・五人・仲間・芝生

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世の中は、そんなサイクルで回っていると、私は信じています。

あなたはどう思いますか?

ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。

今回の投稿は以上です。

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