イコール・フィッティング
今日は短めになりますが、大学で学んだことで、いろいろなところで使えそうな考え方について紹介したいと思います。
「イコール・フィッティング」とは、「歩み寄る」に近いニュアンスの考え方で、福祉で用いられる言葉のようです。
福祉に限らず、社会には様々な価値観や思想が存在しています。
どちらが正しいか?ではなく、相互に歩み寄ることで最適解に辿り着くという、この「イコール・フィッティング」の考え方は、個人的には好きな考え方です。
過去記事にも書きましたが、福祉業界では未だにビジネス的な要素に目を背け、福祉の想いを最優先とする思想が根強く残っています。
想いで経営は出来ませんし、経営が続かなければ、想いを貫けないと思うのですが…。
ともあれ、一般的な企業のビジネス思想と福祉の思想には、ときに明確な隔たりが存在します。
福祉の想いと経営マネジメントの融合。
その一つの解として「イコール・フィッティング」という考え方があるのです。
しかし、失念してはいけないことがあると、私は考えています。
それは、「歩み寄る」ことは、確かに素晴らしい側面を持ち合わせていますが、考えも無しに歩み寄っては思想の軸がありません。
「イコール・フィッティング」の前提条件として、「信頼関係の構築」がなければ、歩み寄る必要がないケースだってあると思うのです。
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私たちには、それぞれに心を打つ言葉との出会いがあると思います。
ですが、その言葉一つで世界が構築されているワケではありません。
今回の「イコール・フィッティング」のように、一見、何かの模範的回答に感じるような言葉でも、その前後の事象を見据えることではじめて、その言葉に力が宿るのだと感じました。
おわり。
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ということで、最後までお読みいただきありがとうございました。
今回の投稿は以上です。
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