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リモートワークが広まらないのは”食わず嫌い”のせい?

みなさんこんにちは。

Lenovo Japanの『ハイブリッドワーク実態調査2022』というアンケート結果があるのですが、結構興味深い内容だったので、これについて書きたいと思います。

※以下、記事に合わせて「テレワーク」表記とします

広まりそうで広まりきらないテレワーク

アンケートは「ハイブリッドワークという言葉を知っていますか」から始まります。

認知度としてはおよそ半分という結果。
個人的には、知らない人がこれだけいるのは結構驚きでした。
全体での関心としてはまだそんなものなんですね。

ハイブリッドワーク実態調査2022より

またテレワーク自体も、4割弱の企業で全く導入されていないとのこと。

ハイブリッドワーク実態調査2022より

どこまで信憑性があるかはわかりませんが、テレワーク未導入の組織がそれなりにあるのは事実のようです。

疫病による半ば強制的な出勤停止を経て、なおテレワークを導入できていないということは、この層にテレワークが浸透するのはなかなか難しいのかもしれません。

テレワークから、全員出勤の世界には戻れない

そんな中私が興味深いと思った部分が、こちらの「自分にとって理想の働きかた」です。

ハイブリッドワーク実態調査2022より

テレワーク未経験者では毎日出社が理想の働き方だとする意見が50%を超えるのに対し、テレワーク経験者で毎日出社する必要があると感じているのはわずか16%に過ぎないのです。
週3出社と出社不要がやや意見としては多いものの、概ね個人の好みによって回答が分散した形になっています。

考えてみれば当たり前の話ではありますが、テレワークの真価はやってみないとわからないという事が見て取れます。
数年前までは全世界のほぼ全ての組織が出社前提で働いていたわけですから、経験が無い中で「テレワークなんて、実際うまくいくのかなぁ…」と思うのは仕方のないことです。
私も緊急事態宣言下でまがいなりにもテレワークをやってみたことで、「これはいける」と確信をもった一人です。(その結果テレワーク100%の会社に転職してしまいました)

これまで2年弱をテレワークで過ごしてきましたが、テレワークで十分に仕事はできると自信を持って言えます。

現時点の私の理想の働き方は、出社不要(基本的にテレワーク)で、必要な時だけ実際に集まればいい、というものです。
もちろんオフィスと自宅(や、その他色々な場所)でどちらが働きやすいかは人によって異なるとは思うのですが、少なくとも全員が毎日出社する必要はないのは確かです。

アメリカのTECH大手でも、テレワークからオフィスに復帰させようとして従業員から猛反発を食らう、というニュースがありました。

ひとたびテレワークが軌道に乗ってしまえば、元の世界には戻れなくなってしまうのです。

最初の一歩を踏み出してほしい

私は一度もテレワークを導入していない組織には、少しずつでも導入を進めていってほしいと思っています。

柔軟な働き方が可能となることで、利便性や従業員満足度が向上しますし、全国から優秀な人材を集めることもできます。

ここでお伝えしたい事があります。
テレワークを開始するためにはどうしても下準備が必要である、ということです。

現実的にリモートで仕事を進めるためには、少なくともファイルストレージへのアクセスと、チャット・会議ツールが必要です。

そのため、Box・GoogleDrive・SharePoint等のビジネス向けクラウドストレージと、Zoom・Slack・Meet・Teams等のチャットツールの導入を最初に検討されるのが良いでしょう。

近年注目されてきている「ゼロトラスト」とも方向性としては一致しますし、十分なメリットは得られると考えます。

ぜひ食わず嫌いの気持ちを抑えていただき、一度トライされてはいかがでしょうか。

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