ベランダで宇宙を感じた
夏休み明けの週末。ベランダにでてこれを書いている。空がすっかり秋っぽいのは1週間前と変わらないけれど、とても涼しくて過ごしやすい。Google Homeに聞いたら気温28度。たまに暑い日があるだろうけど、季節が変わっていく。
このベランダでは、無印良品の収納ボックスをベンチがわりにして座っている。部屋にはソファや椅子があるから、ベランダより快適なはずなのに、ベランダが心地いいのはなぜだろうか考えたら、ふと、むかし持っていた車のことを思い出した。
25年前に買ったマツダ・ロードスターという、2人のりのオープンカー。累計で100万台以上売れて、「世界で最も多く生産された2人乗り小型オープンスポーツカー」としてギネスブックにも載っている。モデルチェンジを重ねて、いまでも売られている車だ。このnoteの見出しの写真は、ぼくが乗っていた実物。
この車で気に入っていたところはたくさんあったけど、一番は屋根が開けられること。普通の車だと、上を向いたら、数センチ先には天井だけれど、オープンカーの場合、昼は空、夜は何万年なのか、何億光年なのかわからないけど、もう宇宙のはてまで続いてる。そのことに気づいたときは、ちょっと感動した。数センチVS宇宙だよ。
そうは言っても車の中だから、半分プライベートな空間で安心感もある。2人しか座れないせまいスポーツカーでありながら、屋根を開ければ宇宙まで続く広い空間。ベランダも、見上げれば空、それでいて家の中だから半分プライベート。この感じが気持ちがいいんだな。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?