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観る側になって思ったこと。

自己紹介と当記事の概要   

初めまして。
私は3年程学生チームでよさこいを踊っていた者です。
ただの踊り子から始まり、3年目にはそのチームの振りを作ったり、振りを教える立場でよさこいに関わっていました。

今回は過去踊ってた私が、先日開催された「YOSAKOIソーラン祭り」(以降、本祭)について観る側の視点で書いていこうと思います。

主に観る側になって気づいた審査の勝ち方について考察します。
(ただの一般市民が適当言ってるよくらいに見てください。)

コロナ禍の弊害

今年は各会場で感染対策が取られました。
今回考察したい、大通南北のパレード会場では客席と道路(踊るコース)の間に透明のビニールが貼られました。下記参考画像。

このビニールのせいで基本的に目の前に踊り子が来ないと何も見えません。

今年はここがポイントだったと思います。

審査員席は客席に作られます。
客席よりは少し高い位置に作られますが、それでもビニールのせいで例年よりは確実に見づらい仕様になっていたと思います。

審査員席は恐らく2段になっていて下段に座っている人は普通の客席と同じくらいの高さ、上段はビニールより上から少し見えるかな?くらいの高さでした。

審査基準がどういうものか知らないのでこれはあくまで予想ですが、このビニールのせいで審査員はまともに演舞を見れておらず、目の前に来た所又はビニールより上から見える旗や幕、道具だけを切り取り審査しているのではと感じていました。

チームからしたらこんなのたまったもんじゃありません。
見せたい物がビニール1枚で妨害される。
まともに審査出来るのかすら怪しい。

観る側になり、審査の体制に少し不信感を抱きました。

目の前以外見えない

先程ポイントと言っていた「このビニールのせいで基本的に目の前に踊り子が来ないと何も見えません。」について触れます。

パレード演舞では約100mある会場を進みながら演舞する形が一般的です。
踊りながらだったり、踊る部と踊る部の間に走って前に移動したり進み方は様々。
チームによっても前に進むタイミングは違います。

今年の審査員席はゴールを100mと仮定して約75~80mあたりにありました。
私が踊り子していた時より少しゴール側に移動したかな?と感じてました。

チームによっても前に進むタイミングは違うと話しましたが、審査員席がある75~80m当たりに踊り子が辿り着くのは基本的に曲の終盤、最後の盛り上がりがある当たりです。

ここで本題。
目の前以外見えない審査員に曲の終盤だけを見てもらって審査に勝てるでしょうか?

勝てるはずがありません。そもそも作品全部を見てほしいチーム側からするとこのビニールは正直邪魔でしかありませんでした。

じゃあ勝ってるチームは?
どのチームも終盤だけ見てもらって審査してるのか?
そういう訳では無いんです。

勝つためにどうするのか

はい。ここがこの記事の最後。

審査員にどんな踊りをしているのか、どんな構成で魅せてるのかを届けなければそもそもまともに審査されないと私は考えてます。

そこで大事になってくるのは、「地方車」と「スタート地点」です。

「地方車」

地方車がなぜ大事なのか。
地方車は踊り子を先導する形で前を進んで行きます。
パレードコースは車道2本分くらいなので踊り子の前に地方車があるとゴール側から見ているお客さんからは地方車しか見えず踊っている姿が見えません。
審査員席がゴールに近ければ近いほど地方車をゴールに近づけなければ審査員からも地方車しか見えないということになってしまいます。

地方車の進み具合のコントロールは基本的に本祭の実行委員の方が行っていますが、チームからこういう風に進んで欲しい等の要望を聞いてくれます。

コントロール出来る。地方車のせいで審査員に踊りが見せられない。この2点を踏まえて、審査員に踊りを見せるには。

地方車を審査員席よりもゴール側により早く進めておく必要がある。ということになります。

地方車をどのように進めるかはチームからの指示次第なので、前口上の時点で審査員を越して欲しい等指示できるので地方車の進め方にはこだわりましょう。

「スタート地点」

続いてスタート地点です。
チームによってこの場面で前に進もうとか、諸々決めた上で構成を決めていると思います。

ですが、今年のような審査員の前で踊らないと見られない場合いち早く審査員に近づく必要があります。

スタート地点を出来るだけ前にすることでいち早く審査員の前にたどり着くことが出来ます。

また、スタート地点を前にするために先程お話した地方車を前に進める必要があります。
地方車が目の前にいては、スタート地点を、前に出すことも出来ませんからね。

以上2点を意識することが今年の本祭で勝つために必要だったのではと私は考察します。

まとめ

はい。ここまで読んで頂きありがとうございました。長々と書いてしまいましたがいかがだったでしょうか。

パレードの審査基準がどのようなものかはわかりませんが、審査員に『見てもらう』ことは大事なのではないかなと思います。

「勝ち方」と書いてしまいましたが、「勝つために意識するべきこと」という解釈をして頂けると幸いです。

あなたが思う本祭で勝つために意識するべきことや当記事に対する意見等ありましたら、コメントお願いします!いいねもよろしくお願いします!

この記事の内容は何も根拠は無く、ただの一般人が考えたことを書いているだけなので、参考にする等は自己責任でお願いします。

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