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大谷さんマジでスゴイ。でも松井秀喜さんも凄いんや

ドジャースの大谷翔平選手がメジャー176号ホームラン。松井秀喜さんの175本を抜いて、日本人最多に。

おめでとうございます。マジですごいです。

そして松井さんの記録にも注目が集まる今、

「松井さんもほんと凄かったんだぜ?」

というのを主張したい!

30代の元野球少年なら、絶対あの頃もがきながらもヤンキースの主力としてプレーし続けて、信頼を勝ち取っていった松井さんの姿に胸打たれた経験があるだろうから。

日本人打者が、パワーでメジャーに通用するのか?

そんな夢を初めて抱かせてくれた松井さん。

ちなみに僕は6月12日生まれで松井さんと同じ。10代の野球少年にとって、それだけでもファンになる理由は十分でした。

大谷選手が掘り起こしてくれた松井選手の記録にあらためて敬意を払いたく、あくまで個人的に印象に残っているメジャー時代のホームランを勝手に振り返らせていただきます。

いくらでも紹介したいですがキリがないので4つに絞って。

①メジャー初HRはグランドスラム。NYファンの心鷲掴み(2003)

当時僕は中学生。意味わからなかったけど、実況の方が「セイヤ!」って言ってるのをめちゃめちゃ繰り返し聞いた記憶あります。

本拠地開幕戦でヤンキースタジアムに登場、日本人スラッガーがどれだけできるか注目される中でこの満塁ホームランはしびれました。

うれしいはずなんだけど、ダイヤモンド一周する間は表情崩さないのもなんか子供心ながらにいいなあと思わされました。

②メジャー2本目のサヨナラ弾。あのAロッドも大喜びで出迎え(2009)

あまり感情を出す印象のない松井さんですが、このホームランは生還時のシーンが目に焼き付いています。

打った瞬間、完璧なサヨナラ弾。

ホームインする直前、ヘルメットを投げるようにチームメートに言われたのか、珍しく高々と放り投げました。

それを取ろうとあのアレックス・ロドリゲスがジャンプ!

松井さんのホームランに興奮したのはもちろんですが、ジーター、ポサダ、喜んでいるメンバーの豪華さに改めてこの舞台で活躍していることの凄さを考えさせられました。

③まだイケるやろ…チェンから打った現役最後のホームラン(2012)

あのスーパースター松井がマイナー契約という、僕としてはちょっとショッキングなスタートからメジャーに這い上がった2012年。

これが現役最後のホームランでした。

打った相手は元中日のチェン投手。

内角の速球を完璧にとらえた打球はスタンド最後方まで、ものすごい勢いで飛んでいきました。

いや、まだ現役バリバリいけるやん!

ホームランを見てめっちゃ喜んだのを覚えてます。これが最後になるとは…いや、最後までゴジラらしい豪快なホームランでした。

④伝説の一発。ペドロ粉砕。ヤ軍を9年ぶり世界一に導く2ラン(2009)

厳密にいえば松井さんの175本には数えられない一発ですが、このホームランを語らないわけにはいかないなという一本。

ヤンキース契約最終年、指名打者専門でシーズン28本塁打を放った松井さんはポストシーズンも絶好調。

勝ち進んだワールドシリーズでは第2戦でペドロ・マルチネスから試合を決めるホームランを放つなど好調でした。

そして迎えた第6戦で再びペドロと対戦。

2回無死一塁の打席で早々に追い込まれながらも食らいつき、右翼線に鋭い打球を飛ばすなど両者譲らず…。

フルカウントからの8球目でした。

高々と打ちあがった打球が右翼席へ着弾。

難敵ペドロから打った先制2ラン。この試合、松井さんはこの後も大暴れ。3安打6打点で勝利に導き、世界一に輝きました。

リアルタイムで見て、めちゃくちゃ興奮した試合です。

当時NHKで解説されていた伊東勤さんが「雰囲気ありますね」とおっしゃった直後の一発。

来季の契約がどうなるか不透明な中での大活躍で、ニューヨーカーを虜にしましたが、結局エンゼルスに移籍。2023年終了時点で、ヤンキースの世界一はこれが最後になっています。

大谷選手はきっとこれからもどんどん数字を伸ばし続けて、日本人メジャーリーガーの枠にとどまらない活躍を続けていくでしょう。

MLBの歴史に名を残すようなプレーヤーを今、この目で見られていることに感謝しつつも、自分の子供のころに夢を与えてくれた松井さんのような存在も忘れず胸に刻んでおきたい。

大谷選手の記録達成で、改めてそう思わせてもらえるいい機会になりました。

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