コーヒーと解釈
日曜日の午後、用事を済ませてホッと一息つく。妻がコーヒーを淹れてくれる。
毎朝飲むコーヒーと味が違う。いつもは普通のインスタントコーヒーだ。「味が違う」と言うと「美味しくない?(不味い?)」と返ってくる。
「いや」とまた返す。「インスタントのドリップコーヒー」とまた返ってくる。
いつも飲んでいるコーヒーとの味の違いにちょっと戸惑っただけだ。
「なぜ美味しくない?(不味い?)」と聞かれたのだろうと後から考える。なぜ美味しい?ではなかったのか?
「味が違う」のひと言に対する解釈の仕方。妻は私の言葉に対して不味かったのか?と受け取ったのだろう。
「美味しい?」と聞かれるパターンと「不味い?」と聞かれるパターン。
美味しい?という質問を引き出すにはどういった言葉を発したら良かったのだろうか。
これって解釈の仕方で人間関係の形成は大きく変わってくるのではないか。何気ない一言。
些細な日常は大切である。
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