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「休む」を実践して分かってきたこと

慢性的な疲労を取るため、可能な限り休むことを実践しはじめて分かってきたこと。

「休む」は二種類しかない

どうやら「休む」に該当する状態は、二種類しかないようです。
それは、

1、睡眠
2、瞑想

これ以外は全てなにがしかの活動であり、「休む」にはなっていません。
睡眠は誰でも分かるとして、瞑想というとちょっと仰々しいのですが、要は起きてリラックスしてるけど何もしていない、何も考えていない状態です。
つまり、頭と体が何もしていない状態でないと休んでいるとはいえない、休みになっていないということです。

好きなことをしても休息にはならない

休みの日に好きなことをしてリフレッシュする人は多いと思います。
そうすることで仕事や日常を忘れ、ストレス発散になることは間違いありません。
ではそれが人間(生物)としての「休み」になっているかというと、なっていません。
なぜなら脳や体を使っているからです。
仮に部屋から一歩も出ず、ただダラダラと動画を見るだけだったとしても、頭は使い続けているので、その分の疲労は蓄積されます。
疲労を感じないとすれば若いからか、好きなことをして興奮状態にあるからでしょう。
もちろん、日々の仕事なり勉強をこなしてもそこまで疲労困憊状態にならなければ休みの日は好きなことをすればいいですが、頭も体もヘトヘトなら本当の休息、つまり何もしないことが必要となります。

まとめて休むよりこまめに休んだ方が効果的

僕は一度集中しだしたら2時間3時間継続できるタイプです。
それはそれでいいことではありますが、そうなったとき、途中で休憩を取りません。
ですので終わったらヘトヘトになっています。
もちろんやることを終えたら休みますが、もうその状態では数時間の休憩や、一晩の睡眠では取れない疲労が溜まっています。
そんなことをもう10年以上続けてきた気がします。

で、最近は何をしてもマックス1時間と決めて、1時間経ったら必ず休憩を取るようにしています。
レッスンが続くときはほとんど休めませんが、執筆など自分でコントロール可能な作業は1時間以上継続しないようにしました。
すると、1日家にこもって何かしていても、最後まで高い集中力を維持できるようになりました。
また、1日の終わりの疲労も軽くなった気がします。

朝休む

これは人によりますが、僕は午前よりも午後の方が活動的になります。
なので、半日だけ仕事をするときは朝休んで午後からはじめた方がパフォーマンスが上がります。
以前は逆にしていて、まだエンジンがかかっていない朝に無理矢理何かを詰め込み、その疲れを午後も引きずっていました。
朝型の人は逆でもいいでしょう。

日中の休憩の取り方

夜は寝るだけなのでいいとして(睡眠の質はまた別の話)、では日中はどう休憩を取ればいいのか?
現時点での結論は、何もしない時間をこまめに作ることです。
動かない、スマホ見ない、音楽聴かない、本読まない、人と話さない、考えない。
個人差はあると思いますが、20分何もしないことができれば疲れの層は確実にひとつ取れます。
時間がなければ3分とかでもわりと効果は実感できると思います。
それをこまめに続けていけば、1日の終わりになっても「あれ、意外と疲れてないかも」と思えるはずです。

食事は活動

僕は今まで、食事は休息だと思っていました。
が、よく考えてみれば食事はかなり大がかりな活動です。
自炊はもちろん、食べることで内臓を活動させているので、食事それ自体は休息にはならないようです。
以前は食事を終えたら「はい、休憩終わり、では続きを…」とすぐ何かしていましたが、これだと全く休憩を取っていないのと同じです。
ですので、食後できるだけ何もしない時間を取るようにしました。
まあ毎食後優雅に昼寝というわけにもいかないのですが、10分じーっとしているだけでも結構違います。
時間があれば30分ぐらいじーっと何もせずにいると、休息プラス食事の栄養で元気が出てきます。

睡眠と瞑想以外は全部活動

結局、睡眠と瞑想(何もしない、考えない)以外は何をしても、全て「活動」であり、どれだけ癒やされたり元気になったとしても、それによって疲労は確実に蓄積されます。
今後はこれを念頭に置いて、何もしない時間を日中どれだけ作れるかを試していきます。

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