見出し画像

人の心も機械的

顔写真から「うつ病」を診断できるAIアプリがあるそうで、高い精度で精神状態を判断できるようです。

AIを使う事によって、これまで人間が積み上げてきた心理分析や脳科学の中から対象者がどのパターンの精神状態なのか判断できるという事なのでしょうが、いくらAIで診断が効率化されたとしても、人間の精神状態や心を機械的に分析し判断する事は不可能なのではないかと思います。

人間同士でも人の心を読んだり、どう考えているのか完全に理解するのが難しいです。

世の中では誰にも打ち明けられない悩みがあっても、本心を隠しながら生きなければならないような雰囲気があります。

誰にも打ち明ける事が難しいので、周りの人や医者に心の一番解決したい本質の部分までに行き届かないのでうつ病の根治は難しく、精神医学も限界を迎えているのではないでしょうか。

AIを使ったとしても、何をすれば悩みの程度に関わらず、全ての人の精神状態を良好にできるのか解明されていないままの医学情報の中から解析する事になります。

人の心に関わる事なのに、機械的に判断して導き出された答えがその人の心の悩み、問題を完全に解決できるでしょうか。

かえってまともな精神状態だった人に「うつ病」のレッテルを貼る機械になる可能性もあります。

人がうつ病になる原因の一つにはこうした矛盾や世の中がおかしな方向に進んでいる状況が長く続いている事が挙げられると考えています。

その矛盾がすべて解ける情報が現れたので、正常な考え方まで「うつ病の思考パターン」としてAIに判断されるようになるのでしょうか。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?