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仙台での出会い【海外就職への道29】

こんにちは。マニラからお届けします。

今回は前回の続き、コロナ禍でフィリピンに渡航できない中で挑戦した潜水士試験のために向かった仙台についてお話しします。

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2021年9月、宮城県の岩沼で受験した潜水士の試験が終わり、仙台に戻ってきました。都会育ちの僕にとって、のどかな岩沼より騒がしい仙台の方が心なしか落ち着きます。とはいえ、仙台はコロナ禍でだいぶ静かな街並みになっていて、寂しい気持ちもありました。

仙台と言えば牛タン。という事で知り合いに紹介してもらったお店へ牛タンを食べに行きました。本格的な牛タンを味わいました。

仙台で食べる牛タンは、分厚く歯ごたえがあって、同じ牛タンでも焼肉屋で食べるものとは別物な気がします。メイン料理になる程の美味さ、そしてボリュームが牛タンとしての価値を高めています。だからこそ、仙台で牛タンを食べることに意味があるんだと思いました。

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仙台で泊まったゲストハウスはシェアハウスと一体となっていて、平日の仕事の空き時間などシェアハウスに住んでいる人達と交流することができました。

モンゴルに住んでいた人からモンゴルの文化のこと、実家が農家の人から珍しい野菜のこと、大の楽天ファンの人から楽天イーグルスの裏話、ここでしか聞けないような話をたくさん聞くことができました。これもひとつ仙台での良い思い出となりました。

思えば僕はいつもこうした刺激的な出会いがあると、知的好奇心からたくさん質問して、相手のことをあれこれ聞き出したくなります。ただ、その結果自分のことを全然伝えられなく、一方的な信頼関係だけが確立されてしまいます。こうした出会いを重ねる度に、僕には何か面白い要素はあるのか、と考えてしまいます。いろいろと経験はしてきたので、全く何も話せないことはないものの、まだまだアウトプットが少なく、その意味では経験を面白く伝える能力が足りないのだと思いました。自分の経験を振り返り、僕自身が自分の面白さを見つけ、伝えていきたい気持ちから、今回このような一連のnoteを書くことにしました。

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仙台最後の日は、楽天生命パークで楽天対ロッテのプロ野球の試合を見に行きました。15年にも及ぶロッテ愛を貫く自分としてはこの機会を逃す訳にはいかなく、内野指定のちょっと良い席のチケットを購入しました。

前回見に行ってからしばらく経っていたので、球場が大きく変わったことには驚きました。観覧車を始めとした子供の遊び場や大きなグッズショップなど。いるだけで楽しい空間創りを徹底していてとても感動しました。

試合の方はロッテの淡白な攻撃で敗戦。せっかく仙台まで見に行ったもののあまり良い試合ではありませんでした。ただ、仙台で試合を見れた、というそれだけで僕は幸せでした。スポーツの試合はたとえ負けても、見に行かなきゃよかった、とならないのが面白いなと思います。それだけ現地で見ることに価値を感じました。

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その日の夜、夜行バスで東京へと帰りました。試験のために来た仙台への旅路もこれで終わり。いよいよ東京は夏が終わり、秋そして冬に突入します。しかし、フィリピン渡航の頼りはまだ届きません。

この続きはまた明日。では。

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