卒業論文作成時の思い出とどうやって書いたか。

今回のテーマ

卒業論文作成時の思い出
どうやって作成していくかのアドバイス
この2点を中心にに書いていきます。

初めて論文を書くときにどうしたらよいかわからないと思うので少しでもお力になれたらうれしいです。

よろしくお願いします。



当時の卒論作成時の思い出

先生(教授)は優しい人でした。人柄は大変やわらかい方で、相談しやすかったです。ただし、卒業論文作成、輪読など学問に対しては大変厳しい方で、容赦なく細かいところ質問され、その対応に苦慮した覚えがあります。
ただ提出した卒業論文ではなく、ちゃんと学問的にたとえ小さくとも貢献したことを示すものを求められたわけです。

教授によってゼミの流れは違うので、一概に言えません。
しかし、担当した教授は厳しい方でした。
ゼミ選びに対して、最初「失敗した!!!」と思いました。
だって毎週ゼミの準備が大変ですからね。

みなさんもゼミ選びはまじめに考えようということを伝えておきます。

本題:卒業論文をどうやって作っていったか

まずゼミの指針、大学側が示すフォーマットに従うこと。

これを無視しては話が進みません。
ワードで作成することが多いですので、最初に設定を済ませておいて作成し始めると良いでしょう。後から様式を訂正訂正・・・はめんどくさいです。

テーマはとても狭く、具体的に設定する

大きな内容のテーマを選ぶと課題がぼやけます。狭い範囲での貢献を目指しましょう。壮大なテーマをこなせるなら別ですが。またテーマで高度な知識を使うかどうかを判断しておいた方が良いです。特に文系の方。簡単なものならいいですが、大学数学に切り込んだテーマが出ていると大変な目にあいます。
同じゼミ生が苦労していました。どの程度苦労していたかというと、卒業論文提出日1週間前まで、教授から指導されていました。他の人は終わっているのにです。覚悟をもってやりましょう。

テーマは最新のものを避ける

ニュースを見るとこれ面白そうと思えるテーマは色々あります。しかし、初心者にはそのテーマに対して、課題をもち解決する能力が不足していることが多いです。面白い切り口を設定できるならいいですが、学問的に面白いという世界をまだ知り切っていない学部生には厳しいものとなります。
僕の場合は教授から最初から止められました。

もう一つ理由があり、論文作成に当たっては先行研究を分析して新しい課題を提示、研究内容をさらに詰めるという手法をとることが多くなります。ここで新しいテーマ、最新すぎる話題を選ぶと先行研究がすくないです。他分野の先行研究を使って、最新テーマに応用できるのならいいですが大変な作業になると思います。卒業論文の作成負担を減らすのであれば、最新物は避けた方が無難です。ちなみにテーマ選びでも教授から最新のものは避けた方が良いということを私が所属していたゼミでは指摘されていました。

剽窃しない。パクらない。

当たり前ですね。ばれないと思っている人に限ってばれます。書籍や論文を参考にしたなら引用、参照したことをしっかり明記しましょう。無自覚なコピペもおそろしいです。

研究方法、検討方法の妥当性を説明できるようにしておく

なぜその方法でこの問題に切り込むのかということを説明できるよユニしておくと良いです。これをしっかり説明できると最後の検討部分で研究の弱点を明らかにし、今後の研究につなげることが可能になります。「この方法が楽だから選びました。」は通用しないと思った方が良いです。

論文が簡単になるかどうかは参考資料、文献の多さで決まる

個人的な意見です。自説は卒論においては少しだけ貢献できればよいと考えています。よってそこまでの結論に至るまでに今までの問題背景、研究方法、明らかになったことをまとめて丁寧に説明する必要があります。その為の素材が必要になるわけです。これは多ければ多いほど良い。それをまとめるだけでも、何をやるべきかが見えてきますし、論文の形が出来上がっていきます。素材のための資料集め、文献集めをさぼらずにやりましょう。ここでの頑張りは重要です。

私の卒論の構成

例として書いておきます。学校の指定字数は2万字以上でした。私が一度論文ができたときは4万5千字でそこから削って完成させました。一気に書き上げて、後は教授と相談しながら作成しました。今考えるともっと教授と相談しながら作成すれば楽にすんだかもしれません。一気に書き上げたのはいいですが、流れや議論がうまくいっていなかったら一からやり直しの可能性もありました。担当教授と密に連絡を取ることが作成難易度を下げる一番の方法かもしれません。

  1. はじめに

  2. 先行研究(今までの研究の概要まとめと妥当性の検証を書いている)

  3. テーマの概要(テーマの説明みたいなもの)

  4. テーマの現状とそこに至るまでの背景(選んだテーマがどういう状況か)

  5. 検討方法と方法選択の理由

  6. 検討

  7. おわりに

参考文献(50音順)

このような形で論文を作成しました。大きなテーマの中に小さな章立てが入っている部分もありますが、大枠は上記の通りです。
参考文献、データの数は合わせて30程集めて作成しました。

参考までにしてください(文系の卒論です)


他アドバイス

書店には卒論、論文の書き方を書いた書籍がたくさん販売されています。
気に入ったものを読んで見てください。「論文を書くとはこういうことか」というのがわかります。読んでおくと、何をすればよいかわからないという状況から解放されます。



まとめ

論文は感想文とは違い結論にいたるまでの過程で客観性をしめすことが必要になります。レポートとは違い字数は桁違いに増えます。字数と客観性を備えた文章を書く経験はほとんどの人はないでしょう。ゆえに何をしてよいかわからなくなりがちです。私もそうでした。そんな人達に向けて今回書きました。

参考になれば幸いです。健闘を祈ります。




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