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ごあいさつ

いつもご覧いただきありがとうございます!

株式会社クルージズ・テクノロジーズの牟田です!

弊社は現在、スタッフ30名以下の医療介護業界の方、中でも訪問看護さんに特化して、理念を叶えるためにチーム作りをシンプルな人事評価制度を活用してサポートしておる会社です。

めんどくさい人事評価

さて、弊社では数多くの人事評価制度のサポートに関わって参りました。
多くの会社様で人事評価制度について「難しい」「大変」そして、「めんどくさい」という印象をもっているようです。

それはなぜでしょうか。
確かに、人事制度の中でも、人事評価制度は難しいです。

でも、めんどくさいというのはどういうことでしょうか?

例えば

評価のために残業をしながら、目標や評価コメントを1時間かけて書いている。

なんていうことがあるのではないでしょうか。

とはいえ、スタッフの頑張りを認めてあげ、評価し、報酬や処遇に反映するということはスタッフのモチベーションアップ、定着、ひいては成長、目標達成に大きく貢献する非常に重要なことです。

「めんどくさい」と思う理由は何でしょうか。

大きく2つあると考えます。

評価項目の数が多い

2つのうち、1つが「数が多い」ということが挙げられます。

評価項目項目の数が多い、例えば、どれくらいあるのでしょうか。

とくにこの記事をお読みいただいている医療介護業界の方の方においては確かに、数多くのことが求められます。無限に求められることがあると言っても過言ではないかもしれません。

実は厚生労働省が各業種、職種における人事評価シートのひな形を公開しております。

※すべての業種が用意されておらず、こちらでは在宅介護業の方に向けたものだけ公開されております。

こちらをみてみますと、非常に細かくわかれております。

ほぼすべての業務を網羅しようとしているようです。

ダウンロードをするとこんな具合です。

通所介護の方の基本スキルだけでも、30項目ほどあります。
細かいスキルの項目も入れれば、100項目近くに上ります。

こちらをご覧になって、どのように感じますでしょうか。
実際にこの内容を使っている方は少ないと思いますが、
もしこちらにある項目全てについて点数をつけたり、コメントを書いてもらおうとすると、1項目1分でも30項目の場合なら30分ほどかかります。

さらに、自己評価だけでなく評価者が評価をする時間、さらに面談の時間もとなると3倍ほぼの時間がかかります。

100項目ならさらにその3倍以上です。

ここまでのことを非常にお忙しい医療介護業界の方において実施することは大変めんどくさいものとなるはずです。

評価基準が抽象的

もう一つ、「めんどくさい」と感じる理由が「評価基準が抽象的」ということも挙げられます。

例えば、「利用者のプライバシーに細心の配慮を行っている」というのは非常に抽象的で人によって、状況によって定義、行動が異なります。

そのため、評価が主観的な評価になり、いわゆる「納得感のない評価」となるわけです。

納得感のない評価が続きますと、「何のために…」という気持ちになりめんどくさいという気持ちになってしまうわけです。

人事評価をシンプルにする

上記の理由から、めんどくさい評価となり、運用が続かないとなってしまいます。

だからと言って、やらないわけにはいかない。
先述の通り、スタッフの頑張りを認めてあげ、評価し、報酬や処遇に反映するということはスタッフのモチベーションアップ、定着、ひいては成長、目標達成に大きく貢献する非常に重要なことです。

そこでおすすめなのが、「人事評価制度をシンプルにする」ということです。

シンプルにするとは、いくつかコツがありますが、まずは下記をおすすめいたします。

1.評価項目を最小限にすること

最小限とは最大でも10項目、おすすめは5項目程度からスタートすることです。

求められること全ていれるのではなく、確かに全部大事だけど、「まずは今期これを頑張りましょう」という具合で重要かつ最低限の内容からスタートするのです。

そして、評価制度を運用していくことに慣れたらさらにカスタマイズ、ブラッシュアップしていけばよいのです。

2.評価基準は事前に具体的にに共有する

評価基準が抽象的だと納得感のないめんどくさい評価になってしまいます。
せっかく1つ目のコツのように項目が少ないので、1つひとつの目標について、評価期間が始まる時点で評価者と被評価者の両者で目標である評価基準を具体的にしておきましょう。そうすることで基準がバラバラになるということもなくなります。

さらに、もう1つメリットがあります。それは目標が具体的であればあるほど「実行しやすい」ということです。

プライベートでも例えば「ダイエットする」という目標より「毎晩、夕食はサラダだけにする」というような目標にした方が具体的で実践しやすいと思います。

人事評価の目的はいかに評価するかということではなく、成長、目標達成にもあると考えます。そのためには実践していただくことが重要ですので、目標設定は具体的にしておくことが非常に効果的です。

具体的な目標設定には時間がかかるかもしれません。
でも、目標の数自体が少ないので、そこまで負担にもならないので、ぜひ、実践してみてください。

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