見出し画像

EOS5D MarkⅢで撮った渡御

新型コロナウィルスが相変わらずの猛威を振るい、マスク着用の常態化によって免疫を失ってインフルエンザも流行しているとの報道がある。
それでも、失った慣習や習慣を取り戻すべく、横浜でも神輿の渡御が復活していた。
今年は体調不良もあって撮りに行けなかったので、コロナ前のデータを再現像してみた。

EOS5D MarkⅢ EF20mm F2.8 USM
ISO200 f/5.6 1/160s

EOS5D MarkⅢって、今見ると結構良いカメラだね。
22メガセンサーでここまで写るなら、R6 MarkⅡってちょうど良いカメラなのだろうと、想像できる。(トリミングは大してできない事を前提に撮るしかないけど)
 
20mmという焦点距離は自分的には一番しっくりくる画角で、EF時代はよく使っていた。勿論、EF16-35mm F2.8L Ⅱも使っていたけど、周辺の流れはEF20mmの方が良好で、かつディストーションも良好だった。
 
また私のEF16-35mmは片ボケが出てしまったって事もあって、14mmや20mm、24mmといった単焦点レンズを使う事の方が必然となってしまったって事もある。

EOS5D MarkⅢ EF20mm F2.8 USM
ISO200 f/5.6 1/100s

この写真は、世相を厭世的に表現したくて狙った1枚。神輿を担ぐ庶民がどんな顔をしているかを表現しているが、神輿=政治→国と置き換えて見てもらえば、言いたい事のニュアンスは伝わるだろうと考えた。
 
自分の作品として撮る場合、何気ない街中の風景であっても、その時感じている事をなぞる様に構図に落とし込む。
そして「写真を見た人が何かを感じてくれたら成功」と考えるのだけど、そんな計算よりももっと直感的な感情の具現化の方が大切で、大事だと思っている。

EOS5D MarkⅢ EF70-200mm F2.8L IS USM
ISO3200 f/5.6 1/20s 200mm

EF70-200mm F2.8L IS USMは良いレンズだった。
少なくとも5D3のセンサーサイズでは、何も感問題をじないで使えていた。
だが5D4になってセンサーが30メガまで上がると、あれ?って思うようにもなってきた。
そして、Rに合わせてRF70-200mm F2.8Lを導入すると、その差が歴然と出てしまって使う事が無くなってしまった。(Ⅱ型だったら感じなかった可能性はある)
 
こうやって過去データを再現像すると、DXOのPhotoLabの進化もあってISO3200での撮影でも充分に使える事を再確認できる。
5Dは初代から4型まで全部保有していて、今でも使おうと思えば何時でも使えるように整備してある。
ただ、R5に慣れてしまうとその大きさや重さがネックで、街撮りに持って出る気にはなれないでいる。
 
特に重さは、本体の重さだけではなく性能から入手したSIGMA製レンズの重さも加わっているので悩ましく、有利なのはバッテリーの保ちぐらいしか思いつかない。

EOS5D MarkⅢ EF70-200mm F2.8L IS USM
ISO200 f/7.1 1/40s 153mm

来年は、こんな風景を追いかけたいと思っている。
もっともっと撮りたいとも。
 
ただ、今までの活動で失った様々なものによって今の自由度は減っていて、それをどうカバーしていくかが悩ましく、トライアンドエラーを続けている毎日だったりする。
「お彼岸」を迎えこれからは涼しくなるだろうと思い込みつつ、じわっと出かける準備を始め、できる事をキープする事を大事にしていくしかないようだ。
 
それにしても5D、なんだか色気がある写り方があるように思うけど、それはアルゴリズムの違いなのだろうか。
たまには5D4とかで撮ってみますかね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?