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考える農業マン。そして実行する農業マン。 静岡県。富士山のフモトというか中腹というか…

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考える農業マン。そして実行する農業マン。 静岡県。富士山のフモトというか中腹というか御殿場市にて。トマト、さつまいも栽培や漬物他、加工食品など製造。

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ぼくらのプロダクトアウト 第一回

ぼくらのプロダクトアウト 連続4回 第一回    今回はプロダクトアウトのお話。「マーケットイン」と「プロダクトアウト」という言葉があります。字数の都合で、ここでは詳細には解説しません。お客様側に寄って、ニーズに応えたり、商品を魅力的に整えるのが「マーケットイン」。生産側の事情や問題解決に寄るのが「プロダクトアウト」、くらいにご理解ください。  かつまたファームが新しい取り組みに進むに従い決めた方針は「プロダクトアウトを前面に出さない」ということ。例えば。かつまたファームは

    • 健太しゃちょう 弾丸漫遊記(秋田編)

      6月29日。 頭は相応に重い。昨日の乱痴気を考えれば妥当な結果だろう。そうだ。思えば2夜連続の飲み過ぎではないか。  節制をモットーとする私(ウソ。体形を見ればバレる)としては意に沿わないが、普段からこんなもんだと言えなくもない。  スイデンテラスの朝食レストランはこの時間、ひろーいオープンデッキ状になっている。つくづく気持ち良い。  建屋を支える木の匂い。雨上がりの湿った空気が微風で頬をなでる。わずかに混じる、良く知ったる田の、土の匂い。ビュッフェを彩る山形の食材達。  

      • 健太しゃちょう 弾丸漫遊記 (山形編)

        6月28日 朝4時、起床。もう6月も末になると、こんな時間でも空は薄明るい。季節は巡るものだ。時は一瞬。まだ夏至のそば。 朝4時というと、私にとっては目覚まし無しで、ちょうど目が覚める頃合い。ワタシもずいぶんとオジジ化したものだとも思うが、目覚ましが不要であることを便利にも感じる。 ただ、昨晩馴染みのシェフから唐突なお誘いで酒食にふけったため、0時、2時と間断で覚醒した上に、飲み過ぎたアルコールの影響で、やや頭が重い。控えめに言っても「絶好調ではない」。 それでも気持ち軽

        • ぼくらのカタルシス、そしてアトーンメント 後編(東富士版)

          ★カタルシス 1.舞台の上の出来事(特に悲劇)を見ることによってひきおこされる情緒の経験が、日ごろ心の中に鬱積(うっせき)している同種の情緒を解放し、それにより快感を得ること。浄化。▷ ギリシア katharsis 2.心理学における、浄化および、排他のこと。また、無意識的なものを意識化する方法のこと。無意識の内に抑圧されている、過去の苦痛や恐怖、罪悪感をともなう体験や、そのときの感情などを言葉で外にだすことによって、「たまっていたものを排出し」、心の緊張がほぐれるようにな

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        ぼくらのプロダクトアウト 第一回

          ぼくらのカタルシス、そしてアトーンメント 前編 (東富士版)

          ★カタルシス 1.舞台の上の出来事(特に悲劇)を見ることによってひきおこされる情緒の経験が、日ごろ心の中に鬱積(うっせき)している同種の情緒を解放し、それにより快感を得ること。浄化。▷ ギリシア katharsis 2.心理学における、浄化および、排他のこと。また、無意識的なものを意識化する方法のこと。無意識の内に抑圧されている、過去の苦痛や恐怖、罪悪感をともなう体験や、そのときの感情などを言葉で外にだすことによって、「たまっていたものを排出し」、心の緊張がほぐれるようにな

          ぼくらのカタルシス、そしてアトーンメント 前編 (東富士版)

          健太しゃちょう 弾丸漫遊記 後編(ニセコ・クッチャン町編)

          まんゆう 【漫遊】 《名・ス自》気のむくままに、諸方をまわって遊ぶこと。 「諸国を―する」 【安い日本。買われる日本編】  ゲストハウス宿泊の為、流石に日付変更線を跨ぐのは憚られた。客とは言え、初対面の人間のチェックインの為に、深夜まで起きていなければならないとしたら、ホストもたまったもんじゃない。(いや、もう深夜零時ですけどね!)  お邪魔したのはゲストハウス「SLOPE」さん。タクシーに乗って場所を伝える。 「北五条西1丁目、1の153のSLOPEさんまでお願い」  

          健太しゃちょう 弾丸漫遊記 後編(ニセコ・クッチャン町編)

          健太しゃちょう 弾丸漫遊記 中編(ニセコ・クッチャン町編)

          まんゆう 【漫遊】 《名・ス自》気のむくままに、諸方をまわって遊ぶこと。 「諸国を―する」 【セミナー編】 「八幡地域センター」   おそらく農協か行政の施設であろうと、目星をつける。都市部のように建屋が密集しているわけではない。まさか見逃すことはあるまい。道路の両側をみてもポツンポツンとしか建屋、あるいは民家はないのである。  Google先生曰く。 「目的地に到着しました。お疲れ様でした」  え、うそ?まさかの通過?  言われてみれば確かに。雪国特有の除雪された雪

          健太しゃちょう 弾丸漫遊記 中編(ニセコ・クッチャン町編)

          健太しゃちょう 弾丸漫遊記 前編(ニセコ・クッチャン町編)

          まんゆう 【漫遊】1.《名・ス自》気のむくままに、諸方をまわって遊ぶこと。 「諸国を―する」  3月6日、7日。北海道を訪れた。農業で志を同じくする同志(ま、お友達かな)を求めて、旅程わずか36時間の弾丸漫遊記である。 3月6日 【LCC編】  朝4時起床。最近は長く寝られなくなり4時起きがデイリーになっている。オレも年をとったなぁ。大学生の頃は連続48時間寝た記録も持っているのに。  今回は人生で初めてのLCC(格安航空)利用の為、成田発である。成田は久々だよ。若干のア

          健太しゃちょう 弾丸漫遊記 前編(ニセコ・クッチャン町編)

          ぼくらのプロダクトアウト 第4回     最終回

          ぼくらのプロダクトアウト 連続4回 第四回      ここ直近の経緯もあり、また長い歴史もあり、日本の農業生産者は、「産業の構造的な課題を自力で解決する」という発想がハナからありません。正確には、ない人が多い。多くの場合、人は「(環境により)育てられたように、ナリに従って育つ」のです。必要のない能力は開花しません。ずっと、保護されてきたのです。最近はうっすらと、ですが。  ただ、前に進む、切り開く発想がある異端、反逆者やパイオニアも一定数いて、今日現在、相当なカリスマ性を発揮

          ぼくらのプロダクトアウト 第4回     最終回

          ぼくらのプロダクトアウト 第三回

          ぼくらのプロダクトアウト 連続4回 第三回  さて、続きに進む。  基本的にはお米は需要が縮小し、マーケットが小さくなっている。日本に限れば人口は驚くべきスピードで減少しているし、経済規模も、個々人の経済力も、どんどん落ちている。(世界は人口も経済も勢いよく伸びて居る) それに合わせて稲作の縮小が進む。もう、経済という意味では日本は一流国ではなくなったのだけれど、不思議と日本人はそのことに鈍感だ。「日本は安くなった」のだ。  ここでだ。政府とは表裏一体。あるいは寄り添いつつ

          ぼくらのプロダクトアウト 第三回

          ぼくらのプロダクトアウト 第二回

          ぼくらのプロダクトアウト 連続4回 第二回  続き。生産コストの爆高騰に時同じくして、別の困難が農業に迫っている。  国庫からコロナ対策への大量支出。防衛力強化に伴う資金確保。  ともなう農水省予算方針の転換。日本国における農業そのものの位置づけの大転換が、人知れず進んでいるということ。  先に断っておきますが、「政府の悪政を暴く」とかそういう趣旨ではありません。  2022の衝撃の第一位。「転作水田作付け5か年要件」の導入。施行。  これまでの日本の農業政策を簡単に振り返

          ぼくらのプロダクトアウト 第二回