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Branding Book Summary.#003

Branding Book Summary.
by Ken Kona
実績豊富で机上の空論ゼロのブランド戦略家が
片っ端からブランディング本を読んでみた。

#003
『パーソナルブランディング』
ピーター・モントヤ著(東洋経済新報社)

読みどころはココ!

パーソナルブランディングにおいてはカリスマ。
本田直之さんが「訳」をするくらいの重要人物。

「読みどころ」は…全部!
(...なくらいバイブル的な本です)

さて、その中でも特に読みどころはというと、

第2章の「販売とは、マーケティングとは、
そしてブランディングとは何か」です。

「販売とは説得力である」
「マーケティングとは生み出すこと」
「ブランディング影響力」

この3段階構造は、
ブランディングが最上位概念で、
それに基づき仕組み化して(マーケ)
時代にあった販売をしていく(セールス)
というふうになっています。

ブランディング

マーケティング

セールス


世の中ではまだまだ大きな誤解があって、
ブランディングとはデザインを整えることであって
マーケティングに含まれる1要素でしかないという
間違った認識がはびこっております…(汗)

僕は元々「マーケティング畑」に5年いて、
その後に「ブランディング沼」にどっぷり
ハマった(笑)わけなので、
この3段階は完全に理解しております。

意味合いは違いますがこの章でピーターは、
「マーケティングとは畑仕事のよう」
と言っていて畑繋がり…(笑)

そして忘れてはならないのが、
この本はあくまでも
「パーソナルブランディング」の本!
ということ。

この章でピーターは、
「私だけにしかそれをできない」
というようなパーソナルブランドほど
効果的なものはない。

…といっていますが、まさにその通り!

間違ったパーソナルブランディングは
「見た目」のことにしか及びませんが、

本当のパーソナルブランディングは、
「私だけにしかそれをできない」
(僕がよく「専門家化」と言っていること)
を固めて、より価値化し、それが外見でも
伝わるようにしていくことに他なりません。

:::

…からの第6章。
「特化か、それとも衰退か」
も非常に読みどころです。

ここがパーソナルブランディングの本質。

「特化することのメリット」
として挙げられているのが5点。

1)差別化
何でもできる「ジェネラリスト」の方が、
より多くの機会を得られそうだという誤解。
何でもできる人ほど「何にも特化していない」
と認識されるパラドックス。

2)専門家だと思われる
↑と対極にあるのがひとつのことに特化した
「スペシャリスト」であり、ひとつのことしか
できない人ほど「何かに特化している」と
認識され重宝される。

3)価値を認められる
上記の話は「トンカツ屋」で
考えてみるとわかりやすい(笑)

A.「美味しいトンカツを食べたい人」は、
トンカツもあるしハンバーグもあるし
うどんもカレーもあるファミレス(ジェネラリスト)
へは行かない。

B.「美味しいトンカツを食べたい人」は、
トンカツしかないトンカツ専門店(スペシャリスト)
へ行くだろう。
(ここにはロースもヒレもある)

さらに、

C.「美味しいロースカツを食べたい人」は、
無菌豚を使ってミディアムレアで食べられ、
その肉質に合わせた極上の塩を出してくれる店を
選ぶだろう。
(ここにはロースしかない)

しかも「商品単価」も変わる。

Aのファミレスのトンカツ定食は「800円」。
Bのトンカツ屋のロースカツ定食は「1,200円」。
Cのトンカツ屋のロースカツ定食は「2,000円」。

絞れば絞るほど(専門家化するほど)
商品単価が上がっていくし、
お客さんはそれで満足して帰っていく。

このことを本書では、
ジェネラリストより、
スペシャリストより、
エキスパートの方が
より高い請求を行うことができる
…と書かれている。

4)わかりやすさ

何ができるのか?
何が得意なのか?
何に興味があるのか?

…が「わかりやすい」人には、
仕事や依頼や相談がやってくる。

…が「わかりにくい」人には、
仕事も依頼も相談もやってこない。
頼んでいいかがそもそもわからないからだ。

何が「特徴」なのか?
何が「強み」なのか?

…この特徴と強みを混同していて、
特徴しか伝えない人も多い。
他者との違いである「強み」こそが
選択の決め手になるのに。

あとは多くの人が
「よりカッコ良さそうに」
「より高尚な感じに」
「より頭良さそうに」
…よりしっかり見せたいがために
難しく表現しようとする人も多い。
伝わりにくくなって「逆効果」なのに。

5)自分の得意分野に焦点を当てる

楽しんでやらないと、
そこに人は集まってこない。

得意なことをさらに伸ばすからこそ、
頭一つ抜きん出た存在になれる。

つまらなさそうに話す人の話を
楽しそうに聞ける人はいない。

でも「仕事だから」と言って、
得意でないことをやっていたり
つまらなさそうにやっていると

その仕事もうまくいかないし、
そこにお客さんも集まってこないし
そこに協力者も集まってこないし
何ひとつうまくいかない。

:::

あと読むべきは第5部の、
「自分のパーソナルブランドを12ヶ月で構築する」
だけど、今日は長くなってきたので一旦ここまで!

:::後編へ続く:::

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