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プロのコーチになりたい人が超えなくてはいけない壁


皆さん、こんにちは。
リーダー育成家&著者の林健太郎です。

この記事では、プロのコーチを目指す人に起こりがちなジレンマを私の視点で書いてみたいと思います。
ちょっとキツめの論調で本当のことを書かせていただきますので、読み進めたい方だけ読んでいただければ結構です。
ということで、こちらの記事は途中から有料とさせていただきますので、ご興味のある方はどうぞご購入の上、読み進めてください。

実務者ではない働き方を選ぶ人の特徴

さて、世の中にはプロのコーチという職業が存在して、それになりたい!となぜか思ってしまう、私のような不思議な人種(笑)がごく少数いるらしいのです。
なぜその人がプロのコーチという職業を目指そうと思うのかは、実質さまざまな理由があると思うのですが、私の経験から見て「こういう人多いよな」と思える、いわゆる「コーチ目指す人あるある」みたいなのが存在するのではないかなと思っています。

そのカテゴリーをズバリ言い当てるとすれば、実務者ではない働き方を選ぶ人、というくくりになるのではないかと私は思っています。
何が言いたいか。。
これ、多分に私の意見や偏った主観が入ってくるので、ここからは私自身の経験を主軸にして書いていこうと思います。

私の場合は、2010年にコーチという職業を副業として始めたわけですが、その当時は、サラリーマン、しかも、非正規雇用の派遣社員という働き方をしていました。

その前までの仕事でも、自分で事業を起こしては失敗したり、会社の中で上司とソリが合わず喧嘩して辞めたり、毎月決まった売り上げノルマを達成しなくてはいけないプレッシャーに潰れてしまったり、毎日同じ仕事をコツコツと文句も言わず続けている同僚のことをアホじゃないかと思ってしまったり(笑)と、とにかく、社会人としてはあまり会社の仕組みや日本での働き方に適合していたとはお世辞にも言い難い働き手だったと思います。

そんな日々の営みにもがき苦しみ、ここから逃れる方法は何かないだろうか?そんなことを考えていた時期に私はコーチングに出会ったわけです。

そんな私がプロのコーチを雇ってコーチングを受け初めてからというもの、「これは私のための仕事ではないだろうか!」と思うほど、やりたい仕事の条件をバッチリ満たしていた、という発見があり、それが私のコーチという職業を目指す理由だったりしました。
少なくとも表向きの理由はそうでした。。

当然、それ自体は本心だったと思うのですが、それ以外にも、今のめんどくさい上司から逃れたい、毎月意味もなく思い入れのない商品をお客さんに売りつけてノルマを達成することの理不尽さから逃れたい、みたいな魂胆は私の中にあったように思うんです。

これを別の視点で言うと、自分はこの「実業」の世界ではうまく行かなそうだから、誰かにその想いを託したい。みたいな、今思えば他力本願というか、浅はかな考えがあったのも実際のところ事実だったりするのです。

つまり、実務者という働き方は自分に向かないと勝手に決めて、その場所から私は降りまして、実務者を支援する側に回ります、という宣言が「プロコーチになります」ということと同義なのではないかということなんですね。
少なくとも、私の場合はそうでした。

もうちょっと平ったくいうと、会社での仕事がうまくいかないから、外部支援者になろうと思った、ということですね。
あ〜、今思えば何と浅はかな私。。

誰があなたのサービスを買うのか問題

そんな私は浅はかだったかもしれませんが、実行力ということで言えば群を抜いていたようで、プロのコーチとしての歩みをスタートさせてしまいます。
ここで大きな問題として表出したのが、私のサービスを欲しがっている人がいない、という由々しき、そして当たり前な問題でした。

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