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【9割の人がやっていない】プロのコーチとして独立できる人に共通する習慣4選

皆さま、こんにちは。
リーダー育成家&著者の林健太郎です。

この記事では、私がおよそ2年半運営している「コーチング忍者PRO」というプロコーチを育てるスクール&プロコーチが集まるコミュニティーでの経験から、プロのコーチとして独立できる人がやっている4つの習慣についてお話ししていこうと思います。

プロのコーチとして独立を目指している人だけではなく、リーダーとしてチームを運営する方や、一流の仕事人になりたい!と願う人にも役に立つと思います。どうぞ最後までお読みください。

成功確率1割の狭き門

冒頭からこんなお話をするのもなんですが。。

あまり具体的な数字は公表できないのですが、残念ながら、コーチング忍者PRO(ここから先、CNPと記載しますね)に入ってくださった方の総数と、実際にそこからプロとして独立開業して生計を立てるに至った(ご自身の事業にプラスして副業として営むことにした方も含めて)方の割合は、ざっくり1割だったりします。
つまり、10人に1人がプロのコーチとして独立開業するに至る、というのがざっくりな統計です。

ということはどういうことかというと、参入障壁自体はさほど高くないが、継続して成立させるという、いわゆる成功障壁が極めて高いのがプロコーチへの道のり、と断言することができます。

最近SNSなどで出てくる広告では「簡単に短期間でコーチになれる」というものも散見されますが、これは前者の参入障壁ことを言っているのであって、成功確率はどこもさほど変わらないのではないかなと思っています。

【習慣その1】すぐ行動する習慣(考えない力)

では早速、その1割の「モノになる」方々の習慣についてお伝えしていきますね。

1つ目は、すぐ行動する習慣を持ち合わせている人の成功確率が極めて高いということ。
逆に言えば、すぐやらない人、やる前に考えてしまう人、ちょっとやってみては考えて行動を止めてしまう人は「モノにならない」可能性が高いということですね。
厳しいですが、真実です。

ちょっと前に、炎の体育会TVという番組で、ジャニーズ所属タレントで水泳が上手い人を集めて水泳部を作るという番組をやっていました。そこに監督として出ていた元オリンピックスイマーの松田丈志さんも同じ主旨の発言を番組中にしています。

それは、選手選考会での話なのですが、松田さんは1回目に泳いでもらったタレントさんたちにそれぞれの泳いでいる動画を見せながら、技術解説をして、どうすればより速く泳げるかをアドバイスしていきます。
そして、タレントさんたちはそのアドバイスを聞いて学び、すぐに2回目のタイム計測をします。

松田さん曰く、速く泳げる人はたくさんいる。でもアドバイスを受けてすぐに修正してタイムアップできる人とできない人に2分される、といったことを話していました。

つまり、学んだことをすぐ行動に移せる人の成功確率が高いということなんですね。

コーチングも同じで、CNPで学んだことをすぐ現場でお客さまに試すことができればその効果を体感して学ぶことができるが、ノートにまとめて眺めているだけでは知識レベルは向上しても、実際のコーチングのレベルは向上しないということ。
ここ押さえておくと、スキルアップのスピードがグンと向上します。

【習慣その2】諦めない習慣(続ける力)

私の弟子の一人に岡林愛子(通称:あいちゃん)さんという日本一の車椅子コーチがいるのですが、彼女が2年ほど前にCNPに入ってきた時はコーチングのコの字も知らないまっさらの未経験者だったんです。
そして、どっちかというと。。下手だったかも。。
(ごめん、あいちゃん。。)

習慣その1は兼ね備えていたように記憶してまして、すぐやる力はピカイチだったようにも思います。
彼女は私が当時開催していた10分コーチングのコーチ養成講座にも参加してくださっていたのですが、私のスパルタな教え方の中でもがき苦しみながらも、がっついて学び続けていたのを覚えています。

とはいえ。。
「コーチには向いていないと思う」と私がまっすぐ伝えるぐらい、上達スピードが遅くて、見込みがなさそうに感じていたのも正直なところです。

それでも、継続していくことで少しずつ勘所を理解するようになり、今では私と同じ品質でコーチングができる右腕に成長して、日本のコーチング業界の先頭を走るプロになりました

あいちゃんよりも手際よく学び、より早いタイミングで上手にコーチングができるようになる人は正直たくさんいます。だけど、その人々は実際的には「モノになっていない」という現実。
これは何かというと、継続する力の差なんだと思っています。

コーチとしての道を進む中では、収入の問題が必ず発生します。そんなに安定的に稼げる仕事ではありません。私でさえ、稼げない状況になったらアルバイトしようと腹を括っているくらい不安定な職業ですので、無収入(あるいは低収入)で先行投資が嵩むという期間がどうしてもプロのコーチを目指す上では発生します。ここをどう乗り切るか、あるいは、どうやってでも乗り切れるかどうかで成功確率が大きく変化します。

それはなぜなら、こういった局面で多くの人が離脱してしまうからです。
私の経験則では、プロのコーチを目指そうと決めてから1〜2年でこの厳しい状況がやってくるように思え、そこを乗り越えられずに離脱する人が多いように思いますので、そこで踏ん張れれば仕事になるということも言えるように思います。

あいちゃんにもきっとそんな局面が何度もあったのだと思います。それでも継続するという力があいちゃんを今の場所に導いたのではないかなと思っています。

【習慣その3】お客さま目線で物事を考える習慣(サービス業という自覚)

私がよくCNPの受講生の皆さんにお伝えすることの一つに、プロのコーチのライバルは「キャバ嬢」である、というのがあります。

(わかりやすい言葉として、そして最大限の愛と職業への敬意を含めつつ、キャバ嬢と書かせていただきまして、差別的な意図があるわけではございませんので、どうぞご容赦ください)

つまり、プロのコーチは教育業に属するのではなく、サービス業に属すると私は思っています。
大人が自分のお金を出してサービスを受けるわけで、顧客満足、あるいは、楽しませる、ということからプロのコーチも逃れることができません。

というのが私の持論なんですが、CNPで関わるプロのコーチの卵の皆さんはこんな言葉遣いをよくします。

話を聞いてあげる
質問をして導く
行動計画を立てさせる
気づきを促す

私からすればあなた「何さま」という話で、コーチングという技を使う人はそんなに偉いのか?と突っ込みたくなってしまいます。
どちらかと言えば、人の人生を後方から支援させていただく奉仕の仕事なので、お話は「聞かせていただく」し、お客さまが望むものを敏感に察知し提供できる力を磨かなくてはならないのではないかなと思うのです。

ちょっと古臭いイメージかもしれませんが、そういったお酒を飲む席で例えばお客さんがタバコを吸おうとしたとしますよね。
そこで、例えばお客さんがタバコを咥えて「おい、火」と言われて火をつける、みたいなことではなくて、「このお客さんそろそろタバコが吸いたいのではないか」とお客さんが考える前に気づいて先回りするから「えっ、なんで私がタバコを吸いたいってわかったの?」と驚き、気分をよくし、記憶に残るわけです。

例え話が若干古いのはお許しいただきつつ(^^;;
常に相手目線で考えて関わることができるかも、成功確率を向上させるポイントの一つです。

【習慣その4】コーチング以外から学ぶ習慣

様々な大人の事情で(笑)、コーチングスキルを習得するのはとても難しいと多くの人が認知していますが、実はコーチングスキルなんてむちゃくちゃ簡単で、ものすごく気合を入れて学ぶとすれば1日で学び切れます。
ちょっとだけ宣伝するなら、この本読めば充分です!

なんだけど、多くの学び手が何年もかけてコーチングスキルを学び、「私まだまだコーチングができないんです」という発言をしている姿にがっかりするというか、あ、この人「モノにならない」なと感じたりします。

人の話を聞くこと、好奇心を持って質問をすること、会話の論点を整理しながら話を進めること、行間から空気を読むこと。これらは、社会人として仕事をしていれば誰でも普通にやっていることだったりします。あるいは、日常生活の中で誰かと暮らしていれば、自然と身につけていることでもあります。

そう、さほど特別なことではないんです。
それを、敢えて体系的に学ぶから、難しく感じるというだけのこと。

プロのコーチはそういう基礎的なコーチングスキルは使えて当たり前
それを何度も反復して学んでいる状態は、私から言わせればアマチュアでプロではない。

プロはコーチングスキルが使える上で、さらにレベルアップしていく必要があります。どうすれば目の前のお客様は欲しい変化に向かって行動をスタートさせることができるのか、という大きな問いに向かって学びを深めていく必要があるのです。

そういう意味で、冒頭でお話しした1割のプロは、生活の全ての時間をコーチとして過ごしています。誰かと対話するときには迷わずコーチングを活用しながら関わるだろうし、テレビでお笑い番組を見ている時もネタ集めや話法の解読をするだろうし、街で人々の会話を聞けばその傾向を調査していると思うんです。
そして、自分の内面や心の状態にも常に敏感で、自分の状態を最高の状態に維持する努力を怠らない。
こんな営みをしているから、どんどん技術レベルが向上するのです。

コーチングセッションをする時だけコーチングを使えばいいやという人はプロとして秀でることができない可能性が高い。
コーチング以外のことをしていない時間はほとんどない、みたいなストイックな生活をしていれば自ずと質が向上するということでもあります。

そこまでとことん拘らなくてもいいんじゃない?
とお思いのあなたには「それってホント?」とお聞きしておきます。
一つの道を極める。
及第点ではなく、最高品質を求める、というのはそういうことかもしれません。

この仕事の真の喜び

「コーチングを提供している」と言っている多くの人々が

「人の話を聞く」
「整理する」
「行動計画を立てさせる」

という作業をしていて、タスク管理者に成り下がっているように思います。
こんな無形の対話且つ結果の責任を取らないという詐欺まがいな仕事はいずれ淘汰されるし、AIに取って代わられると私は思います。
現に、私はそういう技術開発をしている企業さまにアドバイザーとして何社も参画させていただいているので、いずれ近いうちにそういう時代がきます。

私たちプロのコーチの価値はそういうタスク管理にあるわけではなく、人が本当に願う未来を手に入れることへのきっかけを作ることであり、スイッチを入れること。そして、その新しい道筋を歩く半歩後ろからお供すること。

これができるのはプロのコーチしかいないのです。
そういう意味で尊い仕事であり、世の中に必要とされている職業なのです。

プロとしての品質が向上する過程で、私や私の弟子たちはお客さまが求める「真の変容」が起きる瞬間に立ち会うことができるようになります。
私たちプロのコーチが働きかけて、それをお客さまが日常生活の中で実践するというタッグを組むことで、ある日壮大な変化が起きる。
そして、お客さまも私たちプロのコーチもその瞬間に立ち会うことができる。

これこそがコーチという職業を営む中での最大の喜びなんじゃないかなと思います。そして、それを経験できているコーチが本当に少ないのが現状。お客さまの変化を体験したことがないコーチが多すぎる。
そして、コーチング業を営むならそんな高み、そして最高の瞬間をたくさん提供して欲しいし、経験して欲しいなと思うんです。

そして「人間ってちっぽけだけど、その能力を開花させる瞬間って美しいな」なんて語り合う瞬間を私と一緒に分かち合えたら最高だな、なんて思います。

コーチングという仕事は、人の人生を大きく変化させる力のあるすごい仕事です。ぜひその高みまでお連れしますので、私と一緒に学び活動をしてみませんか?

CNPで一緒に活動しましょう

という前置きをして、記事の内容自体はここで終わりです。
ここからは、ちょっとだけ宣伝ですので、あまり読み進めたくないなという方はここで読み終えていただいてもOKです。

私のやっているCNPという営みでは、私のこれまでのコーチング経験から必要な技術や心構えをお伝えし、皆さんがコーチングの活動をしていく上で必要な「在庫」を提供しています。

そして、様々なレベルのコーチ、そして様々な経歴を持つ人が集まるコミュニティーとしての機能も持ち合わせていますので、業界団体的に情報交換やコラボをしていただける場所としても機能しています。

また、私が企業にコーチングやリーダー育成の仕事で出向く際にも、CNPの皆さんに見学していただいたり、アシスタントとしてサポートしてもらったり、あるいはコーチとして実際にお仕事をお願いしたりという機会も積極的に作る努力をしています。

そんな他に例のないコミュニティーを作っていますので、もしよかったら一緒に活動しませんか?

2023年1月1日から月会費を値上げする予定ですので、もしこの記事を2022年中にお読みの方でご興味のある方は12/31までに入会手続きをされることをお勧めします。12/31まででしたら、月会費10,000円でご参加いただくことができて、2023年以降も月会費を10,000円のまま据え置かせていただくというキャンペーンをどこにも公開せずに地味にやっていたりします。
ご入会希望の方はこちらをお読みいただき、詳しい内容を確認の上お手続きいただきますよう、よろしくお願いします。

また、こちらも直近の情報で恐縮ですが、2022年12月31日には、大晦日特別イベントも開催しますので、こちらも併せてご参加くださいますと嬉しいです。

ということで、いつも通り長々しく書く記事になりましたが、最後までお読みいただき、本当にありがとうございます。

それでは、また次の記事でお目にかかりましょう。
ではまた。


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