人は「責任を取り続ける」ことで飛躍的に成長する
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人は「責任を取り続ける」ことで飛躍的に成長する

土居 健太郎

責任、というと日常的に使われる表現ではあるが、「責任を取るとは具体的に何をすることですか?」と聞かれて即答できる人は多くないと思うのでまず手短にまとめておく。

ググったら出てくるような辞書的な定義を読んでも仕方がないので、responsibilityの語源に基づきその意味をビジネスにおいて咀嚼すると

1.自身の決断によって起きた結果を
2.自らがその矢面に立って
3.最後まで引き受けること

のように捉えて良いだろうと思う。もちろん、ここでいう結果とは主に「失敗」「損失」のようなネガティブなものを指す。

結果を引き受ける、とは具体的には

・説明する
・リカバリーする
・後始末する
・下された処罰を受ける
・損害を賠償する

などのうち、そのケースにおいて求められた対応を行うことだ。これらを「自ら矢面に立って(最後まで)引き受ける」ことこそ、責任を取るということだ。

当然ながら、他人にそれを押し付けたり、途中で放り出して後始末を怠ったり、というのは責任の放棄にほかならないし、求められてもないのに「責任取って辞めますわ」みたいなのも同様に責任から逃れているだけだ。

「責任を取り続ける」が非連続の成長につながる


よく採用に関して話をしていると「御社で活躍している人に共通する特徴は?」と聞かれることがよくあるのだが、少なくともマネジメント層などで順当に評価を上げていく人たちには共通して

「責任を負うことに対して積極的」

という要素は間違いなく1つ挙げられると思っている。

スタッフがマネジメント層に、マネジメント層が更にその上の役割を担えるようになるかどうか、というのもここが一つの大きな分岐になっているように見える。(これが弱い人を上に上げるとスキル関係なく事故る)

一般的な企業であれば、例えば主任、課長、部長、本部長、取締役、社長…となるにつれて責任を負うことを求められる範囲は広くなるし、意思決定の対象となるものごとの難易度も上がることが多い。

それに比例して、あちこちからウダウダ言われることも増え、説明を求められる機会も多くなり、ときには誰かの尻拭いのような役回りも巡ってくるし、と、なんとも割に合わんと言いたくなることもあるだろう。


しかし、そこから逃げるか、向き合うかによってその人の成長速度には計り知れない差が出る、というの確信レベルで感じている。

勉強の量、努力の量などとは別次元の世界として、「矢面に立って責任を取り続ける」という行為によって個人の成長角度が格段に跳ね上がる

無理難題を押し付けられたのを何とかせねばと奮闘する、そのためには普段通りでいるわけにはいかず何か違った行動をしなければならない、それを求められる回数が増えるから必然的に成長が非連続的になる、という理屈だろうと思う。


必ずしも管理職や経営層にならなければ責任を取る機会が増えないわけではない、というのは補足しておくが、とにかくビジネスパーソンとして土台となる総合力や胆力を鍛えていきたいのであれば、

「責任範囲を広げていく」「より大きな責任を負っていく」

のような指針を1つ持っておいて損はないだろう。ではどうすればそういう役回りを任せられるのか、なぜ自分はそれを任せてもらえないのか、というのは下の記事などを参考に。


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土居 健太郎
ナイル株式会社 取締役 人事本部長。現在、総勢200名ほどのベンチャー企業の人事責任者。このnoteでは主に人や組織、マネジメントなど仕事に関わることについて不定期で更新します。