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バーティカルSaaS型スタートアップ企業に入ったら「やりたいこと」に出会えた

今日はファシリテーションの話ではなく、今所属している会社でのこれまでのことを少し書きたいと思います。

僕の経歴

〈大学時代〉
・イベント企画運営のサークルで活動
・サークル活動の延長で、教育への興味が芽生える
・教育関連の就活の延長で、ファシリテーターと、まちづくりに触れる

〈社会人〉
・就職せずに新卒フリーランスになる
・歯科のスタートアップ企業へ就職する
・1つ目のやりたいこと「ファシリテーター」になる


僕の「やりたいこと」探し

私は福岡生まれで、福岡の大学の理学部化学科出身です。少し化学の実験の時間が好きだったという理由だけで進路を選びました。

大学3年生までは、どんな仕事に着くのか考えもしておらず、将来「やりたいこと」は、なんとなくしか持てていませんでした。

大学3年生になり「やりたいこと」を探して色んなイベントに参加したり、社会人のカバンを持ち(結局最後まで、一度もカバンは持たなかった…w)をさせてもらったりしていた。でも、結局「やりたいこと」は見つけられなかったです。

そして、新卒1年目になり、カバン持ちをさせて頂いていた方の紹介でスタートアップ企業に出会い、幸運に仕事を貰えることになりました。そのスタートアップ企業の中で、ようやく「やりたいこと」に出会えました。

今、大学時代の「やりたいこと」を探していた僕に伝えたいことは、

やりたいことを探してても見つからないから、まずはBeingを追及し続けた方がいい。そして、Beingの追及には、バーティカルSaaS型スタートアップ企業は、すごく相性が良かったよ。


「やりたいこと」より先に「Being」が見つかった

「やりたいこと」は、行動や職業名のこと。
「Being」は、なりたい姿、ありたい姿のことなど、状態や環境のこと。

たとえば僕のBeingだと、

「一緒に成長し、過程を共有して楽しみたい」
「成長したい人を応援できる環境を増やしたい」
「友人のサービスに囲まれて過ごしたい」

そして、
私が最初に出会った「やりたいこと」は、

「データを活用した歯科医院のファシリテーター」

実は途中から「やりたいこと」を探すことをやめました。ですが「Being」はずっと考え続けていました。

「Being」が明確になればなるほど、

こんなことをやれば、もっと「Being」に近づけるかな

と思う機会があり、あるとき「やりたいこと」に出会いました。

「見つけた」というより、
「出会った」がすごく近い感覚でした。


なぜ、バーティカルSaaS型スタートアップ企業がBeing追及に向いているのか

スタートアップ企業とは、
新たなビジネスモデルを開発する企業で、市場を開拓する段階にあるものを指します。一般的に、スタートアップ企業は創業から2〜3年程度の企業を指すことが多いです。
バーティカルSaaS(Vartical SaaS)とは、
ソフトウェアの機能をインターネットを通してクラウドからサービスとして利用するSaaS (Software as a service) のうち、業界や業種を特化して「業界課題」を解決するSaaSのこと。

今、思い返してみると、すごく良かったポイントが3つありました。
①未熟な内でもスタメンになれる
②色んなことをちょっとだけ体験できる
③ライバルが少ない


①未熟な内でもスタメンになれる

スタートアップ企業の特性だと思いますが常に人手が足りません。そして、どんどんやるべき新たな役割が増えていきます。基本的には全員がスタメンで、やったことないポジションでも全員フル稼働して、最速でのチームの成長を目指します。

なので、新卒1年目からスタメンになれる。
というか、なることになりますw

最初は何が自分のBeingなのかわからなかったです。ひとまずやってみて、

「これは、あんまり楽しくない」
「これは、めっちゃ楽しい」

というのを感じるしかないと思います。

スタートアップでは、
とにかく打席に立てるチャンスが多く、最速で経験値を積めるのはすごくラッキーでした。


②色んなことをちょっとだけ体験できる

早期に転職する人は、

・もっと色んなことをやってみたい
・今の場所では心身ともに健康でいられない
・Being追及にもっと良い環境が見つかった
・今の報酬に納得できない

などがあると思います。

1つ目の

「もっと色んなことをやってみたい」

に関しては、初期のスタートアップでは本当に色々やれます。

僕自身、色々させてもらいました。

・営業
・カスタマーサクセス
・組織開発コンサルティング
・サービス設計
・プロダクトのUX設計
・プログラミング
・…

色々やってみることは、非常にBeing追及につながりました。

スタートアップにいることで、やったことのないことが次から次にやって来ます。まずやってみて、それに対する自分の反応をもとに、Beingに向き合えます。

そして、Beingが見つかってくると、また違ったものが見えてくるようになりました。


③ライバルが少ない

これはバーティカルSaaSの良さですが、業界に特化しているので、1つの業界に深く潜ることができ、現場で起きている根本原因まで追究することができます。

なので、いろんなことを試すことができ、自分のこれまでの経験をフル活用して何かこれまでと違ったアプローチができないかな。と、自分のやりたいことを色々と試すことができました。

そして、一番意外だったのは、スキルが浅い段階でも実践で戦えることです。

私の場合は、やりたいことの1つがファシリテーターでした。
今の会社に入る前までに見てきたファシリーテーターという仕事についている人は、特殊なスキルを習得している方ばかりでした。実績がなかった私にとって、ファシリテーターとして仕事を貰うのは非常に難易度が高く感じていました。

ですが、

歯科 × IT × ファシリテーター

となると一気にライバルが少なくなり、まだスキルが完全に成熟する前の段階でも喜んでもらえました。

IT化が上手く進んでいない業界の場合、自分のやりたいこと×IT×業界への深い理解、で勝負すると、ファシリテーター以外のことであっても、意外と早い段階からでも価値を出すことができるのではないかと思います。

もちろん、「やりたいこと」だけやれるわけではありません。「やりたいことでないこと」をやらないといけない時間帯もたくさんありました。


自分のやりたいこと×会社のやりたいこと

ここを伸ばすと一番シナジーが出ます。自分のやりたいことと会社のやりたいことが重なる部分を見つけプロフェッショナルになれると、ここが自分のやりたいことを実現する最高の場所のように思えてきます。


自分のやりたいこと×会社のやりたいことでないこと

ここは積極的に情報発信していくといいのではないかと思っています。もちろん、会社にマイナスなことはダメだし、気をつけないと怒られると思います。

けれど、会社の「やりたいことでない」領域を個人で伸ばし、やりたいことが大きく、広くなると、これまでと別の角度から会社のやりたいことと重なるところがでてきました。


自分のやりたいことでないこと×会社のやりたいこと

ここはスタートアップを楽しみましょう。もしたら、新たなBeingに出会えるかもしれません。

スタートアップだと、コロコロやることが変わります。「やりたいこと」ができなくなることもありました。僕も、担当の業務領域が変わることで、今の会社を辞めよと思ったことが何度がありました。

ただ、あるときから「やりたいこと」ができなくなること、への向き合い方が変わりました。

すると、やることが変わったタイミングで「Being」に向き合えるようになり、どんどん「Being」が磨かれていきました。

やることが変わる度に、

「今回の担当領域は、なぜワクワクしないのか」

もしくは、

「今回の担当領域は、どうしてワクワクするのか」

を丁寧に向き合います。

その度に自分の「Being」を見つめ直すことができました。最初は、直感的にワクワクしなさそうな領域でも、やっていくうちに楽しい部分が出てくるようになり、新しい「Being」が出てきます。そして、その内やることが変わっても、

今回は、2番目の自分の「Being」と重なるからここを楽しもう

とスタートアップを楽しめるようになりました。


歯科医院で「やりたいこと」に出会う

ビジョンが大きな院長の歯科医院も同じように、スタッフの方は「Being」追及に向いている環境のように感じます。

「成長したい人を応援できる環境を増やしたい」

ここに向かって、僕も頑張ります。

ビジョンの大きな院長のもとで働けている方は、今の貴重な環境を一緒に楽しんでいきましょう。

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