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DXの思考法、を読んだ。

デジタルトランスフォーメーション。聞いたことがあると思う。

'デジタルトランスフォーメーション'とは、「ITの浸透が、人々の生活をあらゆる面でより良い方向に変化させる」という概念である。デジタルシフトも同様の意味である。2004年にスウェーデンのウメオ大学教授、エリック・ストルターマンが提唱したとされる。ビジネス用語としては定義・解釈が多義的ではあるものの、おおむね「企業がテクノロジー(IT)を利用して事業の業績や対象範囲を根底から変化させる」という意味合いで用いられる。

wikipediaから引用する。かねてからデジタル推進は目的ではなく手段であるべきだ、と吹聴していた。本著を拝読して自分が持っている考えに確信を得た。そして具体よりも抽象化が重要であることも理解した。

デジタル云々と聞いてアレルギー反応を示す人も少なくない。ただ、今回のパンデミックで全てにおいてデジタル化は半強制的に加速することとなり、もはや世の中のシステムとして組み込まれつつある。

考えてみて欲しい。これほどまでに携帯電話(スマホ)の所有が当たり前となった今、個人的主義だからといって携帯電話(スマホ)を持たないという選択肢がどのように作用するのか。言わずもがなである。

苦手だから、好きじゃないから、必要だと思わないから、という理由が通用しなくなった今、少なくともこれからの大きなうねりを見立てておいて、損はないだろう。

読み進めるうちに、なんともシンプルな装幀に意表を突かれたと苦笑い。とにかく専門的な用語や見解を、平易に置換してくれているのが有難い、幻の名店エルブジから始まり、美味いラーメンとは何か、という話題も出る。

お金の話をしてしまうのは野暮ったいが、1,500円でこの内容は超お買い得。2021年上半期間違いなくベスト3に入る名著である。是非!!

読書好きが高じて書くことも好きになりました。Instagramのアカウントは、kentaro7826 です。引き続きよろしくお願い申し上げます。