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Kちゃんのクラス日記①〜慣れを利用して〜

今日から、題名を変えてみました!
 「Kちゃんのクラス日記」と題して、書いていきます。この日記では、私のクラス経営の考え方や取り組みを書かせて頂きます!もし、ご質問等あれば、最後に記載されたTwitterのDMでご連絡を頂けばと思います!

 さて、話は変わりますが、6月の学級はどのような状態でしょうか。一般的に「魔の6月」がくるというのが、今月のイメージです。例えば、活動スピードの減退、規律の乱れ、授業中に指示が入りにくくなる、トラブルが増えていくなどなど、言い出せばキリがないです。それくらい、マイナスのイメージ多い時期だと思います。では、マイナスイメージが多い時期にどんなことをしていますか?また、どんな考えで取り組んでいますか?今回は、この2点を書いて行きます。

【この時期の教師の考え方①〜成長のあり方〜】
 そもそも、どのクラスも1年間、成長し続けるかというそうではありません。途中で止まったり、後退したりします。かと思えば、急にグイッと伸びる時期もあります。学級の成長というのは、こちらの描いた通りにいかないことだらけ。つまり、マニュアル通りに成長はしません。ただ、マニュアル通りに成長はしないが、学級の状態を判断する時期は存在すると思います。その時期が、6月と11月、2月です。この3つの月は、各学期の1ヶ月前に当たります。クラスがどれだけ成長できたか、何が足りないか、などを一度、見つめ直すにはいい時期であると思います。
 ただ、成長を「みとる」と言われても、この時期は「指導の困難さ」が勝つということなど、しばしばあります。それは最初に挙げたことがクラスに起こるからです。じゃあ、どうすればいいか?それは次の考え方②でお話をしたいと思います。

【この時期の教師の考え方②〜私の6月の捉え方〜】
 じゃあ、この時期にはどうすればいいだろうか。その前に、6月をどのように考えているかを記載してから、具体的な取り組みに発展させて行きたいと思います。
 まず、6月ですが、なんとっても「魔の6月」と言われます。私はあえて、魔の6月の正体を言語化するのであれば、「慣れと親しみ」だと思います。どういうことか。そろそろ、どのクラスも担任にも慣れ、友達にも慣れてきたと思います。慣れるということは良いことですが、子どもたちの緊張感がなくなるということでもあります。だから、「4月はできていたのに、、、」や「なんで出来ないの?」という思考に陥りがちです。しかし、慣れて親しみを持てば、緊張感は緩和され、子どもたちも変わります。そうすると、うまくいかないことが増えます。そう考えると、6月の停滞期も納得がいきますし、仕方がないと言ってもいいかもしれません。

【この時期の教師の考え方③〜実践例〜】
 「6月は慣れが生じて、ダラダラするから仕方ない。我慢だ!」というわけにはいきませんよね。上の最後の文には、「仕方がないかもしれない」と書きましたが、教師としては日々成長を考えます。だから、私は次のように考えて過ごしています。
「慣れてきたからこそ、できることがあるのではないか」
ということです。つまり、慣れを利用して過ごすということです。慣れてきたからこそ、子どもたちの活動に余白を持たせ、成長に変えていく。もちろん、後退する時もあるけれど、1ミリでも成長できたら・・。とこちらにも、余裕をもつことが大切です。
では、具体的にどんなことをしているか?次はこちらを紹介します。

【具体的な取り組み〜自己選択を与える指導〜】
 ここでは、明日からでもすぐにできることを紹介します。
まず、この時期に起こることとして、「忘れ物」が増えるということはありませんか?宿題を忘れた、持ち物を忘れた、などありますか?私のクラスはあります。でも、忘れたからと言って、ガミガミいうことはないです。例えば、
児童:先生、○○を忘れました・・
先生:分かりました。明日持ってください
というやりとりだけです。ただし、宿題のケースでこんな時もあります。
児童:先生、宿題をやり忘れました・
先生:なんで忘れたの?連絡帳を見た?
どうでしょうか。こんなやり取りはありませんか。私も過去にはしたことがありました。しかし、最近はこんな方法に変えています。
児童:宿題をやり忘れました。
先生:いつやるの?
児童:今からします(休憩時間にします) 家に帰ってからします。
先生:もしも、出来なかったらどうするの?
児童:明日の休憩時間には・・
というように、子どもたちの口から言わせて、自分でどうするかを決めさせます。そうすることで、8割の児童はします。しかし、更に言ったけどやらない児童もいますよね。そんな時はこのように対応します。
先生:○さん、宿題はどうなったかな?
児童:えーと、
先生:一度、見せてください
児童:はい
先生:終わっていないんですね。では、終わっていない時はどうするんだったかな?
児童:休憩時間にします。
先生:もし、終わらないときは、◯◯の時間にしてもらいます。
というように言います。そうすると、最終的には全員します。
 この声かけのポイントは児童が決めるということ、決めたことを取り組んできたら、「ちゃんとしたね」と認めてあげることです。それを繰り返していると、自然と子供たちもこちらから何も言われずに取り組むようになります。
 このように簡単なことですが、どのように声をかけ、教師自身がどうしたいかを明確にもっていると、分かりやすいですし、指導がぶれないと思います。

【まとめ】
・魔の6月は「慣れと親しみ」から
・1年間、ずっと成長することはないこと
・指導に余白「自己選択と自己決定」のある指導

最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
Twitterもしていますので、もしよろしければ、そちらもご覧ください。
Twitter: @kentaro28506034


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