Good Loserを目指そう #446
おはようございます。
我が家に新しい家族が増えました。カブトムシのメスのカブコちゃんです。
ツノがないので大きめのカナブンとほぼ同じです。
さて、追い込まれたり、焦ったりした時に人間の本性が出るというものです。そんな時にどういう人間でいれるかというのは本当に大事だと思うわけです。
さて今日は、選手である前に一人の人間としてどうあるべきかのお話しでこざいます。何卒。
<勝つ人がいれば負ける人がいる>
勝負の世界は勝つか負けるか。
スポーツはその勝ち負けがハッキリしています。
勝つために厳しいトレーニングを乗り越え、全力を出し合い勝負をする。
本気で勝負すれば、勝てばめちゃくちゃ嬉しいし、負ければめちゃくちゃ悔しい。
当たり前の話ではありますが、勝つ人(チーム)がいれば負ける人(チーム)がいます。
誰もが「勝ち」を目指していますが、勝負ですから負けることもあります。
むしろ勝ち続けるなんてほぼ不可能なので、必ず負ける時はあるはずです。
「負ける」ということに対してどう考え、どう向き合い、行動していくのか。
メンタルトレーニングは人間的成長のトレーニングでもあります。
負けた時、うまくいかなかった時、ピンチな時こそ人間的な力が試されます。
人間的成長なくして、アスリートとしての成長はありません。
<負けることは恥ではない>
チャレンジをすれば失敗はつきものだし、勝負をすれば負けることもある。
失敗するのも敗北するのも当たり前のことなのです。
でもできれば勝ちたいし、ミスはしたくないと思うのが本当のところ。
だからこそ一生懸命トレーニングするし、準備をしていきます。
でも勝ち負けに限って言えば、相手のいることなのでそれは自分にはコントロールできないこと。
いわば勝ち負けは相手次第のギャンブル的な要素があります。
コントロール出来るのは自分がベストなパフォーマンスを尽くすことだけです。
そんな中で「負ける」ということをどう捉えていくかがその後の成長に大きく関わってきます。
とは言え、「負け」ということに対してネガティブなイメージを持っている人は多いと思います。
負けることはいけないこと、恥ずかしいこと、優劣がついてしまう、自分の評価が下がってしまう…いろんなネガティブなことを考えようと思ったらいくらでも出てきますよね。
でも、先ほどもいった通り、勝敗というのはコントロールできません。コントロールできない以上、負けてしまうのは仕方のないこと。
フォーカスするべきは自分の実力を出し切れたどうかなので、負けたとしても全力を出し切っているのならそれは素晴らしいこと。
逆に勝てたとしても、手を抜いたり、ズルをしたり、スポーツマンシップに反することをしていたとしたら考えなければいけません。
「負け」を恐れているようでは全力は出し切れません。
負けたとしてもそこから学ぶべきこと、成長出来るヒントがあるのであれば負けることは悪いことではないというのがわかると思います。
勝敗だけを目指すのか、はたまた実力を出し切ることを目指すのかによって「負け」というものの解釈が変わってくるということです。
<負けた時にどう振舞うのか>
勝負の世界だから勝つ時もあれば負ける時もある。
勝てば嬉しいし、負ければ悔しい。基本的には誰もが同じです。
だからこそ負けた時にとる行動や対応でその選手の力が試されます。
「負け」というものをネガティブなイメージて捉えていると、素直に負けを受け止められません。
必要以上に悔しがってしまい、人に当たったり、ものに当たったりします。
以前、ベンチを殴って骨折していたピッチャーがいましたよね。
悔しい気持ちはとてもわかりますが、それでは相手に対してもチームメイトに対しても監督に対しても失礼極まりません。
イライラするのは起きてしまったミスや負けに対して引きずっている証拠です。
大切なのは、なぜミスが起きてしまったのか、負けてしまったのかを分析して前向きに切り替えることです。
そういうタイプの人は自分のミスをなかなか受け入れられません。自分のせいだとバレてしまったら自分の評価が下がったり、「あいつはダメだ」というレッテルを張られるかもしれないし、もう監督に起用してもらえないかもしれません。
なので、ミスをチームメイトや審判のせいにしたり、暑かったからといった環境のせいにしたり、道具のせいにしたりします。
自分の非を認められないので、反省や改善ができないのでその選手の成長は止まってしまいます。とてももったいないことです。
そして相手を敵視するようになってしまいます。「相手のせいで負けた、こんな恥をかかされた、許すまじ…」みたいな感じです。
相手も人間ですから、敵視を向けられたら敵視されます。ブーメランの法則ですね。
試合における相手というのは、良い試合(全力を出し切る)を作り上げるためには必要な仲間です。
その相手に敵視をしてしまうようでは今後、良い関係を築いていくことは難しいくなりますよね。
負けた時に、素晴らしい行動を取れる選手のことを「Good Loser」と呼びます。
Good Loserになるためには、負けたことを素直に受け止め潔く負けを認めた上で、自身の成長のヒントに変えて前に進んでいくことが大切です。
<まとめ>
①スポーツは勝ちを目指すからこそ楽しい。だけど勝ち続けるなんてほぼ不可能なので必ず負ける時はある。「負ける」ということに対してどう考え、どう向き合い、行動していくのかが大切。
②勝敗だけを目指すのか、実力を出し切ることを目指すのかによって「負け」への解釈が変わる。
③負けた時には負けたことを素直に受け止め潔く負けを認めた上で、自身の成長のヒントに変えて前に進んでいくこと。
試合が終わったら、ノーサイド。相手とはゲームを戦い抜いた仲間、友になります。
試合を共に作り上げた全ての人へのリスペクトが試合後の対応に現れます。
勝っても負けても、人間として素晴らしい行動が取れるようにしたいものですね。
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。
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