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幹部のつらいところだな #380

おはようございます。
息子にストライダー(ペダルのついてない自転車みたいなやつ)を買ったら、買ったやつ乗らないでお友達のばっかり乗っているので、夜中に涙が出てきてしまう森下です。

現場と上層部の食い違い

どのチームも、どの企業も、現場から上がってくる要望と運営側からの要望の間にはギャップが出てくるものです。

そのギャップにお互いストレスを抱えたり、衝突したりしてしまうことも少なくないですよね。

理想は現場も、運営も同じ方向に向いているのが理想ということです。

ジョジョの奇妙な冒険第5部に出てくるマフィアの幹部(主人公の上司に当たる)であるブチャラティは理想の上司ランキングで上位に上がってくるキャラです(森下調べ)

ブチャラティはマフィアの幹部で実働しながら(任務をこなしながら)、チームを管理しているいわば中間管理職です。

現場目線と運営(経営)目線の両方のスキルが求められます。

マフィアなので、メンバーの命より、任務を遂行することの方が優先されるわけですがブチャラティはちょっと違います。

「任務は遂行する」「部下も守る」「両方」やらなくちゃあならないってのが「幹部」のつらいところだな

出典:ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦)

これはブチャラティの名言ですが、まさに中間管理職の鏡。この両立をしていくっていうのがなかなか難しいところではあるのですが、それをさらっと言えちゃうブチャラティはかっこよすぎ。

僕が部下なら、すでに抱かれていると思います。

短期目標はフロー

目標の適切な高さはフローと言われる高さが良いと言います(フロー理論)

フローは、課題の難易度と自分の能力がバランスの取れているところです。

課題が自分の能力に比べて難しすぎると不安を感じやすく、諦めやすくなってしまうし、簡単すぎると退屈になってしまってマンネリしてしまいます。

つまりは「ちょっと頑張ればできそう」くらいの目標、数値でいうと110%くらいの高さがフローの高さだ言われてます。

このフロー理論の話をすると、講習会とかでよく質問が出るのが
「110%の目標を設定するのは良いということはわかりましたが、会社から設定される目標(ノルマ)が、130%とか150%とか自分の能力より高い目標を言われてしまう」というものです。

これってばよくありますよね。
会社は利益を出さなければいけないし、スポーツチームは勝たなければいけない、マフィアは任務を遂行しないといけない。

運営側からしてみれば、そうしてもらわないと(チーム、企業)の目標が達成できないのでそういうノルマを与えるのも理解できます。そうじゃないと生き残れないので。

組織にはルールがあります。そこに所属しているのならばそのルールを守ることは必要ですよね。

なので、ノルマがあるとするならばそのルールには従わなければならない。それが組織に所属するということなので。

それでも決められたルールの中でも、自分なりに工夫をして110%の目標は作ることはできますよね。

少し先に組織の目標(ノルマ)を設定して、そこに行くまでの短期の目標をフローの高さに設定していく。

組織の目標から逆算をして、フローの高さまで落とし込んでいく。そしてそれを積み重ねていくということをやっていくわけですね。

現場の声と組織の運営側の声にはギャップがありますが、そのルールの中でできることを模索していくことが重要なんですね。

遠くからガン見する

ブチャラティと同じ立場にある人は、現場からの声と上からの指示の板挟み状態でなかなか大変でしょう。お察しします。

現場からの要望を無視するわけにもいかないし、かといって結果も出していかなければならない。

まさにブチャラティがいう「両方やるというのはつらいところだな」です。

そんな時は現場に組織のルールの枠組みでいかに工夫をできるかを一緒に考えてあげることが大切になります。

基本的には、自分たちで考え行動させる。手伝いすぎてしまうとこれまた上からの指示になってしまうので、いかに「自分たちでやっている感」を作り出せるかがポイントです。

手伝いすぎず、大きなミスをしそうな時だけ手を差し伸べて、小さいミスだったらトライをさせて責任は上が持つ。

まさに「遠くからガン見をする」です。

決められたルールがある以上は、基本的にはその中でうまいこと工夫してやっていくしかないので、その中で自分たちがいかにパフォーマンスを発揮できるかを一緒に考えていけるようにしましょう。

まとめ

①現場と運営側の意見にはギャップが出てくる可能性がある(結果主義と目的主義)

②組織の決められたルールがある以上、その枠組みの中でパフォーマンスを発揮しなければならない

③組織のノルマが厳しいと感じる時は、ノルマに至るまでの短期目標をフローの高さで落とし込んでいく

④上司はルールの「枠組みの中でできること」を一緒に考えてあげるようにする(必要以上にサポートしすぎない)

⑤ブチャラティはかっこいい

ほんとブチャラティはかっこいい上司の鏡です。こんなリーダーがいたらついて行きたくなりますよね。アリーデヴェルチ!

出典:ジョジョの奇妙な冒険(荒木飛呂彦)


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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。

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