競技以外の不安をなくしておくこと #936
おはようございます。
娘(9ヶ月)が僕のすね毛でつかまり立ちしてきます。助けてください。どうも森下です。
ハイパフォーマンスを発揮するためには、競技においての不安要素の対処をしておくことはもちろんのことそれ以外のことにも対処できるようにしないとけいないね。というお話です。
<不安は平常心の敵>
ここぞという大事な場面において理想てきな心理状態は平常心であること。いつもやっていることをいつも通りにやる。自然体でいることです。
特別な場面だからといって特別なことをやろうとしてしまうと、それはいつも通りではなくなってしまうので平常心を作るという観点から見るとあまりオススメは出来ません。
でもけっこうみんな験担ぎをするとか、本番だけ道具を変えるとか特別なことしがちです。
平常心でないということは、なにか落ち着かない、ソワソワして焦ってしまう、ということに繋がるのでミスをしたり、ケガをしたりする可能性は高くなります。
とにもかくにもパフォーマンスを最大限に発揮するためにはいかに平常心でいられるかということがポイントなります。
平常心でいれば自分の力を全て発揮できる可能性が高まるというのはわかりますが、いざ平常心でいようと思ってもなかなか難しい。
平常心を妨げる一番の原因は不安です。不安が大きくなるとプレッシャーも大きくなり、過緊張を起こし平常心ではなくなります。
不安が大きくなると余計なものを見たり、聞いたり、考えたりしてしまいます。
結果として本来集中すべきことに集中できなくなりパフォーマンスが低下してしまうんですね。
<不安なら準備せよ>
不安をなくすためには徹底した準備をすることです。逆を言えば不安だからこそ準備をしなきゃと思うようになります。
何も不安を感じてないことに対しては準備をしようという気持ちも起こらないはずです。
最寄りの駅まで行く時に、いちいち道のりを確認したり、「よし、行くぞ」と気合を入れて向かうことはないと思います。
でも初めて行く場所、例えば行ったことのない海外に行く時なんかは行く前に入念に準備をすると思います。
初めて行く場所や知ってる人がいない環境では人は不安になりがちです。だからこそ最低限の言葉や地理的なもの、治安はどうだとかなにが必要なのかなどを確認してから向うと思います。
準備をすればするほど不安に思ってることへの対処策が作れるので「まぁ大丈夫だろう」という気持ちになります。
この「まぁ大丈夫だろう」が平常心になるためにはとっても重要なんです。
普段の練習を積んでいくことも準備にあたるし、試合で起こり得る想定外のトラブルをあらかじめ予測しておくことも準備です。
何が起こるかわからない、どうなるかわからないものに対してネガティブなイメージを持ってしまった時に人は不安になります。
「勝てるかな、負けたらどうしよう」
「ここでミスをしたら評価が下がってしまう」
というような実力発揮をするということに関しては全く関係のないことを考え出してしまうわけですね。
準備をすることでどうなるかわからないことに対して「もしこうなったらこうしよう」と思えるようになるので気持ちも落ち着いてくるというわけです。
いつも安定したパフォーマンスを発揮できる選手はこの準備の部分がしっかりできている選手だと言えますね。
<あらゆる準備をしておく>
しっかりと準備をし切れる人はそんなに多くはないんですけど、さらにその中でも競技以外のことまで不安の対策をしている人は少ない状況です。
練習は一生懸命やっているけど、勉強は疎かで進路のことで不安になっている。
練習は誰よりも取り組んでいるけど、引退後のプランを考えていないので不安を抱えている。
家族との関係がうまく行ってなくて競技に集中しきれない。
実際に競技以外の部分で悩んでいる選手ってけっこう多いように感じます。
競技以外の部分で不安を感じていては肝心のプレー、レースに意識を集中することはできません。
結局練習だけ頑張ってればいいということでは準備はしきれないということなんです。
ありとあらゆる場面での対策、プランを立てておかなければなりません。
将来(長期的)なことというのはなかなか鮮明にイメージすることは難しいので、ある程度の方向性を決めておくだけでも全然いいと思います。
方向性だけでも決まっていればざっくりとでも今やっておいた方がいいこと(準備しておいた方がいいこと)が見えてくるはずです。
例えば引退後は海外に行って仕事をしたいとかでいれば、今のうちに英語も勉強しておこうみたいな感じですかね。
大切なのは競技やプライベート、自分の周りにあるもののすべてのバランスです。
競技だけ頑張ってればいいでしょ、と思いがちですが今よりも上のステージに行きたいのであれば競技だけでなく、そのほかのことにも意識を向けなければならないということですね。
<まとめ>
① 平常心を妨げる一番の原因は不安。不安が大きくなるとプレッシャーも大きくなり、過緊張を起こし平常心ではなくなる。
② 不安をなくすためには徹底した準備をすること。
③ 競技以外の部分で不安を感じていては肝心のプレー、レースに意識を集中することはできない。大切なのは競技やプライベート、自分の周りにあるもののすべてのバランス。
一流選手な人間的にも一流なのも納得できますね。人間関係やその他のことも良好だからこそ競技に没頭できるのだと思います!
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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(4歳)と娘(0歳)の4人家族。横浜在住。
メンタルトレーニングの情報を中心に書きたいと思います。
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