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根性の履き違い #393

おはようございます。
しょんべんしながら屁をこくのってオッサンのすることだよなと思いながら、しょんべんしながら屁をこいていた、森下こと遅れてきたオッサンです。

昔ながらの根性

みなさんは「根性」というとどんなことをイメージしますか?

みなさんそれぞれのイメージはあるかと思いますが、僕の場合は

めちゃくちゃスクワットやる
走り込み、泳ぎ込みする
練習で追い込む
歯を食いしばって耐える

みたいなイメージがあります。

なんかしんどい、苦しいというイメージが強いですね。

だいたいみなさんのイメージもこんな感じなのではないでしょうか??

根性っていうのは、以前は自分自身の評価に対しての言葉として使われていました。

「今日は根性を見せられたと思います」

「根性を出して、最後まで乗り切れたと思います」

といったような感じです。

自分自身の評価のバロメーターで根性があるないを表現していたんですね。

それがいつしか指導者が選手を、親が子供を、評価する言葉として使われるようになってきます。

「あいつは根性が足りない」

「こんなことで、音を上げるなんて根性無しだな」

「根性をつけさせてやる!」

もちろん学生時代の僕の根性のイメージもこんな感じです。

だから根性=しんどい、きついイメージになってしまっているんですよね。

科学的な根性

さて、メンタルトレーニングでは根性というものが科学的に分析されていうます。

近年よく聞くようになった「GRIT(グリット)」の頭文字の「G」はGutsの「G」です。

つまりは根性の「G」です。

メンタルトレーニングは科学的な根性論という方もいるくらいです。面白いですよね。根性が科学されているなんて。

世界で活躍するトップアスリートに「あなたが考える根性とはなんですか?」と聞くとほぼ似通った答えが返って来ます。

「そのスポーツが好きだと思える気持ちのこと」

そのように表現をするアスリートがほとんどでした。内発的なやる気が根性だということです。

確かに、「好きだという気持ち」が大きければ、進んでトレーニングをするでしょうし、苦しい練習すら耐えて楽しめる、試合で逆境に立たされても最後まで戦い続けられます。

「根性がある」というのは「好きと思える」ということで、根性が足りないというのは「やらされている」ということ。

「やらされている」のは楽しく感じないし、しんどいし、できることならやりたくないですよね。

根性=好きだという気持ち

根性をつけるにはいかにその競技が好きになれるかどうか。もっとうまくなりたいと思えるかどうかです。

内発的なモチベーションをどう高められるかといい換えることもできます。

好きだから頑張れるし、好きだから耐えられる、好きだから努力できる、これが根性の正体です。

根性を出すためには、内発的なモチベーションを高めればいいので、モチベーションの質を高める3つの栄養素である

・自主性(自分で決断すること)
・有能性(自分ならできると思えること)
・関係性(周りからの励まし)

を高めていくことが大切になります。
※これについては後日また詳しく、もしくは以前の記事で書いてるので探してください笑

根性といえばきつくてしんどいイメージがありますが、実際のところはそれとは逆の好きだというポジティブなイメージなのです。

トップアスリートは「根性」があるからこそ、しんどくてもきつい道を自ら選択して成長していける、ということですね。

まとめ

①根性は自分自身の評価を表す言葉から、相手を評価する指標へと変わっていった(だからこそしんどいイメージがある)

②メンタルトレーニングでは根性は科学的に解明されている

③根性とはその競技が「好きだ」と思えること

④根性が高い=内発的なモチベーションが高い

⑤内発的なモチベーションは「自主性」「有能性」「関係性」で高めることができる

ということなので、僕は今では「根性」という言葉は大好きです。
ちなみに根性は世界のメンタルトレーニングコーチも「ジャパニーズコンジョー」と言って使ったりしています。笑

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森下健(もりしたけん)
1986/10/31 埼玉県三郷市出身。
学生時代は水泳に没頭。専門種目はバタフライ。現在はトライアスロンにハマっている。青春真っ只中。
奥様と息子(3歳)の3人家族。横浜在住。
家族、仕事、趣味についてとりとめなくつらつら書きたいと思います。



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