フィルムカメラの魅力を語る①
前回、書くことを習慣にすることについて書いた。
いざ何かを書くとなると壁になるのが「何を書くのか」という問題だ。実際遅筆になってしまうのもこの問題が大きな原因だ。
いくつかアドバイスを見たこともあるのだが、ピンとこなかったのだろう、いまいち覚えていない。
アウトプットを継続できている方は「ブログのネタがない」問題に対してどのように対処法しているのか、もし、実践していることがあれば教えて欲しいです。
数年前からフィルムカメラというものにハマっており、インスタで不定期に投稿している。そこで今日はフィルムカメラについて書こうと思う。
自分が小学校に上がるくらいまではフィルムを使っていた記憶があるので、おそらくフィルムカメラの最後の世代なんだと思う。90年代後半以降に生まれた諸君はおそらくフィルムカメラなぞみたこともなかろう。
かく言う自分もフィルムカメラ全盛の80年代にはまだ生まれていないため、フィルムカメラを手に入れて最初はフィルムの入れ方もわからず、また撮った後にフィルムを取り出す方法もわからず、せっかくとった写真をおじゃんにしてしまう、という悲しいこともあった。
なぜ今フィルムカメラなのかというと、自分にもよくわからないが、あるときフィルムのレトロなフィールに憧れ、eBayで中古品を探して軽い気持ちでポチってみたのが始まり。
届いたカメラはものすごくヤニ臭く、シャッターは切れるものの、実際に現像してみると何も映らない、ということで残念ながらしばらく置物になってしまった。
しばらくして、重い腰をあげてカメラ屋に持って行ったところ、幸いなことに修理は可能のようで、その1週間後、ついにカメラマンデビューを果たすことができた。
それ以来フィルムカメラの楽しさに取り憑かれ、ことあるごとに持ち出しては撮影を楽しんでいる。
世界的にもフィルムカメラの再流行、というのはトレンドらしく、新しいブランドが立ち上がったりもしている。
スマホより画質が悪いのに何が楽しいのか、という話だが、一つはフィルムの種類の豊富さだ。
フィルム一つとってもいろんなメーカーがある。有名なところだとKodakやFujifilmがあり、それぞれ特有の色合いをもつ。そのほか先に触れたような新しいブランドや、Lomographyのようにとても個性的なフィルムを作っているブランドもある。
フィルムを選ぶ際には、「カラーか白黒か」という点と「ISO値」を参考にする。カラーか白黒か、というのはそのままの通りなのだが、白黒という選択肢があることで改めて白黒写真の良さを追求する、という道があるのも面白い。
ISO値というのは光に対する感度の指標で、値が大きいほど感度が高い。ISO値の大きなフィルムでは少ない光(=暗い場所)でも明るい写真が撮れる一方で、ノイズが乗りやすいという特徴が出てくる。(このノイズもまた味になってくる。)
スマホやデジカメなどはISO数万みたいな値が出せ、室内であろうと夜間であろうと明るい写真が撮れるが、フィルムはせいぜい800とかなので、室内や夜間で撮る際はフラッシュを焚かないと真っ暗な写真になってしまう。
なのでISOが小さく、ノイズの少ないフィルムを使用するときは晴天下であることが必須になるし、逆にISOが大きいフィルムを使用するときは曇天から明るい室内でも写真が撮れるが、ノイズが乗ってくる、といった特性を理解して使い分ける必要がある。
語り出したら止まらず、フィルムに関してもう少し語りたいことがあるし、あとはレンズの話とかまだあるのだけれど今日はこんなところで。笑