【東ウクライナ】現地からのレポート 2022.04.03-04
友人が東ウクライナの戦禍で暮らしています。
日本に現地の状況を届けることを使命にしていますので、私は仲介役として仕事をしようと思います。
4月3日
南ウクライナにド二プロという街がある。
ドニプロの市長が「世界中のロシア人を抹殺せよ」と呼びかけた。
【牛島補足】
地図はgoogleマップより著者が作成。左側のピング線で囲まれた地域が「ドニプロ(Dnipro)」。右側にあるドネツクで位置関係を捉えていただきたい。
4月4日
以前から、チェチェン首長のラムザン・カディロフがアゾフへ警告として「目的の達成をあきらめて、基地を離れる」ように発信をしていた。
(ラムザン・カディロフはこれまで我々ドネツク(DPR)をサポートし続けている)
【牛島補足】
地図はブリタニカHPより引用。黄色の地域が「チェチェン」です。
そして4月2日遂に、ラムザン・カディロフはアゾフを追い出すために攻撃を仕掛けた。
君にしっかり伝えておきたいんだけど、この基地はマリオポリにあったんだ。
(「マリオポリ」はDPR(ドネツク人民共和国)の南部に位置している)
ラムザン・カディロフはこれまでにファシスト組織を崩壊させる計画に関わり続けてきた。
当然、彼はチェチェンから軍をその目的のために活動させている。
というのもチェチェンは「Bendera」との間にある問題を抱えているんだ。
「Bendera」とはドイツのナチに仕える組織であり、ウクライナのナショナリストだ。
これまでに残酷な活動を繰り広げてきている。
「Bendera」の活動拠点は西ウクライナだ。
じゃあ、なぜチェチェンが今回アゾフへの攻撃をしているについて考えてみるよ。
その答えは歴史に転がっている。
1990年代にチェチェンで戦争があった。
その時、チェチェンの敵陣をサポートしていたのが「Right Sector」だ。
(当時は「Right Sector」とは呼ばれていなかったけど)
「Right Sector」はファシスト組織であり、ロシアを追放されている。
これがその答えだ。
少し話は変わるけど、つい最近オセチア(Ossetia)とアブハジア(Abkhazia)の軍は俺たちドネツク(DPR)の援助にやってきてくれた。
彼らはドネツク(DPR)北部のAvdiivka, Maryankaで活動している。
ちなみにチェチェン軍はDPR南部のマリオポリで活動している。
【牛島補足】
地図はブリタニカHPより引用。黒海に面した黄色の地域が「アブハジア(Abkhazia)」です。
「チェチェン共和国のラムザン・カディロフ首長がウクライナ軍が迎撃ミサイル使用を映した動画を公開した」については3月25日の記事をご覧ください。
以下のリンクからどうぞ。
今回は以上です。
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