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11月号読者への手紙

11月号読者さんへの手紙の一部分です。
気づけば2年経ちました。3年目も頑張ります。

石毛さんのセロリいかがでしょうか?この大きさの状態のセロリを見ることはなかなか無いかもしません。今回のセロリもそうですが、普段スーパーで見たり、レストランで食べたりする状態からはなかなか想像をしてなかった大きさです。そう考えると、知っている野菜でも実際の姿は知らないものはまだまだ沢山ありそうです。

おかげさまで、ちば食べる通信も2年が経過して、本当に様々な食べ物を見ることができました。もちろん、まだまだ見ていないものも沢山ありますが、毎回の取材の度に、知らないことばかりですし、各生産者のこだわりもまたそれぞれに違って、取材が飽きるということがありません。何度か書いていますが、特集する食材をどう選んでいるかというと、食材というよりは、生産者さんで選ぶというよりも、生産者さんと話をすると、もっと聞いてみたいと思うことばかりだったりします。2年間続けてきて、一つ明確にわかったことは、生産者の雰囲気と食べ物の味は似るということです。時期によっては、取材前に食べることができない場合も多くあります。そんな時も、話をお聞きすることで、味の想像がついたりします。

おいしいものを作りたい、育てたいと思っている生産者さんは多くいらっしゃいますが、実際にどこまでこだわるかは、人それぞれです。こだわりにこだわってお金をかけても、実は値段は一緒になることもあります。それでも、おいしいものにしたいとこだわる人たちがいて、そういう人の食べ物はやっぱりおいしいことが多いです。

おいしいというのは難しくて、人それぞれ好きな味が違います。「ここのラーメンおいしいから食べてみて」と勧められて、食べてみたら自分には合わない場合もあると思いますが、僕はそれでいいと思っています。自分はこの味が好きだと思える味を見つけることができたら、こんなに楽しいことはないんじゃ無いかと。僕はそういう意味では、千葉県の多くの生産者さんに会って、多くの食べ物に出会えることが楽しみながら仕事をさせていただいています。
 
読者の皆さん、生産者の皆さん、関わる全ての方々のおかげで、2年間続けてくることができました。3年目も引き続き、県内各地の生産者さんと会い、読者の皆さんともお会いしてお話しする機会を作っていきたいと思います。さらにレベルアップした内容にしていきますので、これからもよろしくお願いいたします。
ちば食べる通信編集長 佐藤謙太


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