子どもに教えられたこと
どうも、上杉健太(@kenta_u2)です。”誰もが、いつまでも、自分に合ったスポーツを続けられる”総合型地域スポーツクラブを広める活動をしています。これまで7年間長野県のクラブをマネジメントしてきて、現在は埼玉県富士見市で立ち上げにチャレンジしています。
今日は、総合型地域スポーツクラブをやってきたからこそ気づけた、子ども達が教えてくれた、これからのスポーツにとって非常に大切なことをお話したいと思います。
結論:スポーツは運動が苦手でも楽しめるもの
それはズバリ、「スポーツは運動が苦手でも楽しめる」ということです。
何を当たり前のことを言っているのだ。そう思うかたもいらっしゃるでしょう。しかし、正直に告白すると、私は人生の結構長い間、「スポーツを楽しむなら、得意な方がいい」と思って生きてきた人間です。これはある意味では事実だと思います。
しかし今では、「スポーツが得意な方がよりスポーツを楽しめるという”側面もある”」というくらいに考えることができるようになりました。それに気づいたのは、何てことはありません、運動が苦手な子どもたちが集まってスポーツをやれば、みんな楽しそうにやる。その現場を見てきたからです。決して上手くなくても、試合に勝てなくても、飛躍的な成長がなくても、彼らはスポーツを楽しんでいたんです。
大人でもありますよね、下手だけど楽しいもの。例えばカラオケ。音痴なのに楽しそうに何度も何度も歌う人。例えば飲み会。アルコール弱いのに調子に乗って飲んで倒れてしまう人。これらは下手だし、それほど上達もしないけど、楽しいんですよね。
スポーツも本来そこと同じポジションのはずなんですよね。誤解を恐れずに言うなら、別に上達しなければならないわけではないし、成長のツールとして存在しているわけではない。”そういう側面もある”というだけ。本来は、ただ楽しめばいいだけのもの。
スポーツと学校は相性が悪いのかもしれない
ところが、私が長年そう思ってこれなかったように、「運動は苦手でもいい」というようには、社会が受け止めていなかった部分があったのだと思います。
そういう意味では、『体育』の存在は大きいのだろうなと思います。体育そのものに問題があるというよりは、評価の対象となってしまっていること自体が問題なのだと思います。
ここから先は
総合型地域スポーツクラブ研究所
総合型地域スポーツクラブのマネジメントをしている著者が、東京から長野県喬木村(人口6000人)へ移住して悪戦苦闘した軌跡や、総合型地域スポ…
総合型地域スポーツのマネジメントを仕事としています。定期購読マガジンでは、総合型地域スポーツのマネジメントに関して突っ込んだ内容を毎日配信しています。ぜひご覧ください!https://note.com/kenta_manager/m/mf43d909efdb5