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【疑問】なんでエホバ2世として“マインドコントロール”されてしまったの?
元気ですか?
ケンタです。
文章書くって、楽しいですね。
すごく個人的なことですが、会話や文章で、言葉選びがすてきな方に出会うとうれしくなります。
そもそもボキャブラリーの豊かな方や、それでも気取った感じがせず、おしゃれに言葉をあやつれる方、
もしくは、ほしがっているタイミングでぴったりの言葉を差し出せる方。
私もそうでありたいなあ、なんて。
前回のnoteはこちらからどうぞ↓
今回も私の実体験によかったらお付き合いください。
温かいコーヒーをおともに、ごゆっくりどうぞ。
夕方を過ぎていたら、ココアやホットミルクもいいですね…
![](https://assets.st-note.com/img/1704362392483-npUCwlml9V.png)
「やめたいのに、やめられない」―マインドコントロールってこういうこと
さて
もしあなたが「カルト宗教」というものに関わってこられなかった方であれば、素朴に疑問ですよね。
“イヤならやめればよくない?”
とか
“普通に考えれば、おかしいなって思うもんじゃない?”
とか。
その通りです。ほんとに。
ただ、どうか、やめたいけどやめられなくて悩んでいる方が近くにいたら、そういった正論は、禁句にしてくださいね。
そして、もしあなたが教団内にいる方であれば、共感してもらえるんじゃないかなあ。
やめられない、抜け出せないのって、もちろん理由があります。
マインドコントロールって言われたりもしますね。
人をあやつるという意味で言うと、うまくできてるなあなんて感心したりもしました。
![](https://assets.st-note.com/img/1704363312870-wnFUon5GLG.png)
【実体験】マインドコントロールの手法
〇やめたいときにやめられない(真っ当な出口がない)
〇教団に身をささげる以外の、生き方の選択肢を狭めさせられる
こういった特徴があるから、カルトはカルトであり、エホバはカルトど真ん中であるわけです。
一度入ると最後? 真っ当な出口がない
やめたいときにやめられません。
正式にエホバの証人となると、正式に脱会するにはおもに2つの方法のみ。
排斥措置になるか、断絶するかです。
![](https://assets.st-note.com/img/1704365456936-CNscUcBDtr.png)
①排斥
…いわゆる破門。
禁忌とされることを行い、反省の態度が見られない、もしくはあまりにも罪が重いとされたときに、組織側から言い渡される。
例)結婚関係外の性交渉、喫煙、輸血
②断絶
…断絶届を提出。
こちら側から教団との絶縁を申し出ること。
排斥にせよ断絶にせよ、信者(家族も含む)とは、会話はおろかあいさつを交わすことさえ禁止されます。
家族や友人が内部にいたら…
それをすべて捨てる覚悟がないと、脱会に踏み切ることはできないってことです。
生き方の選択肢を狭めさせられる
さらにさらに、主に3つじゃないかと思います。
教団組織外との交流の制限、禁止(外界との遮断)
教団組織内での密告(監視社会)
教団外の世界に対して恐怖心を植え付ける(情報統制、操作)
学校、職場、友達作り…
そこでは必要最低限だけひとと接するように教育を受けました。
悪い影響を受けるから、ってことですね。
![](https://assets.st-note.com/img/1704363160643-RIV1cwpVLN.jpg?width=1200)
旅行先で王国会館(教会のようなもの)を見つけ記念撮影。
染まりすぎてる。
もし羽目を外しているところを誰か信者にみられると…
密告されます(本当はまず当人に事実確認することになっています)。
当人が正しい道に立ち返るように、ということらしいです。
そして後述しますが、世の中は悪魔が支配していて、悪い場所だ、怖い場所だと教え込まれます。
教団から抜け出すと、誰も親切にしてくれないし犯罪に遭うし、怖いところよ…
と刷り込むわけです。
![](https://assets.st-note.com/img/1704364641650-zj9FCizttR.png)
考える力を失わせる教理
そういった組織体制にくわえて、教団の教理が、がっちりマインドコントロールしていきます。
すこしだけ、簡単に説明すると、エホバの証人とは…
〇キリスト教・プロテスタント系の新興宗教。
〇「エホバ」という神を唯一神として崇拝
「イエス」は神の子であり、崇拝の対象ではない
〇エホバに喜ばれることだけが正しいこと。
正しい人だけが、死んだ後に生き返り、楽園となった世界で永遠に生きる
〇エホバに喜ばれることって?
・エホバの証人として模範的であること
・教典(聖書)をよく読むこと
・布教活動(奉仕)に定期的に参加すること
・祈りを定期的に行うこと
・エホバが嫌われることは決してしないこと
〇悪い天使「サタン」がおり、そのせいで、世の中とそこにいる人たちは悪い
〇サタンと、エホバの証人以外の悪い人たちは、将来ハルマゲドンが起こった時に滅ぼされる
こんなことを教えています。
つまり、
私たちが信じる神さまと、教団組織が絶対正しい!
それ以外のひとたちはだまされていて、まちがっている!
というわけです。
詳しいエホバの証人という教団の歴史や教理、指摘されている矛盾点やこれまでの問題等…
それについては次回以降か、ほかの先輩ブロガーの方々にお譲り。
ここはあくまで、私の経験や考えをまとめる場にさせていただきますね。
以下、ご参考にしていただければ↓
ここまでわかっていただけると、なんとなくお察しのいい方、
おわかりいただけるかもしれないですね。
生まれた瞬間からこういった教育をみっちり受けるとどうなるか。
孤独感や無力感をかかえた、純粋で、ちょっとばかりだまされやすい人にできた心の隙間に、こういった教えが入るとどうなるか。
「これが絶対正しいのよ」
「聖書や組織(教団)の言っていることさえやっていればいいのよ」
「そうしていれば神様も、わたしたちもずっと一緒よ」
「でも言いつけ守れないのはサタンだから縁を切るわよ」
![](https://assets.st-note.com/img/1704364861146-VVcWim2O9x.png)
“信仰の仲間”を得るのと引き換えに、
自分で考える力、生き方を主体的に選ぶ力、批判的思考を一気に失います。
エホバの証人って、愚民政策
・出口をなくす
‣情報、外界とのつながりを制限する
・思考力を奪う
・言う通りにしないことへの恐怖心を植え付ける
あれ、これって、
まんま某お隣の北の国みたいじゃないですか?
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![](https://assets.st-note.com/img/1704364435106-dJO3pGKMGG.jpg?width=1200)
下:エホバの証人の書籍より
これもう見分けつかねえな
確かに思い返すと、批判的な意見にはアレルギー反応を起こして耳をふさぎ、自分の頭で深く考えようとしない方が多かったイメージがあります。
もちろんおだやかで、やさしい方も多かったですけどね。
さいごに
なぜ、2世は悩んでしまうのか、
やめたいと思った人がやめられないのか、
なんとなくご理解いただけていたらうれしいです。
また、もしあなたが内部にいるとしたら、共感してくれる部分があれば、
もしくは、感じているモヤモヤを言語化する助けになっていたら、とってもうれしいです。
今日はこのへんで。
また次のnoteでお会いしましょう。
それではまた。
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