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【一覧②】狂気!エホバ2世が過ごした“禁止事項”まみれの10代【中学生~高校生】

カルト2世はこうやってつくられる…
前回はこちらから↓



過去はもうどうしようもない

最近、大切にしている考え方があって、

それは、生まれた環境やむかしの出来事にとらわれすぎちゃいけないなってこと。


もちろん、人には言えないほどのつらい出来事、かなしい経験って、たくさんありますよね。

残念ながら、人生というゲームは1ミリも平等ではないです。

ただ、それを自分の中で、いいわけというか、自分の行動を縛るための“保険”にしちゃいけないなって思うわけです。

いい意味で、過ぎたことはどうしようもない!!

これからできること、やりたいことに、カルト2世としての経験や、生まれ持ったものは足かせではない!!


もし関係があるとしてもそれは、

似た境遇の人に発信をするとか、
つらい経験を、モチベーションやだれかに寄り添うためのやさしさに変えるとか。


…綺麗ごとと言われるかもしれないですね。

でも、それでも、“昇華”あるのみだと考えています。


でもたまにメンタルは落ちる

雑コラ失礼

…とはいえ…

やっぱり半年に1回くらい、とてつもなくメンタルが落ちるときもあるんですよね。

自分がうしなってしまったもの、もう戻らないもの。


制服姿のカップルとか、眠そうな大学生とか。

当たり前のしあわせみたいな光景に出会うたびに、

何食わぬ顔をしてバスを待ったりしながら、悔しさをかみしめるわけです。


前回の「アニメやテレビを禁止される」くらいまでは、一般のご家庭でもときどき聞く話ではなありますが、

中学生~高校生、もう大人に近づいていく年齢になっても、怒涛の禁止攻撃はつづきます。

そしてその内容はよりエスカレート。

価値観や生き方の方向性にもろに影響するものばかりで、
早い話が、人に人生を簡単に狂わせていきます。

もう起きてしまったこと。
手元に配られたカードで、精一杯勝負しなければいけない。

無駄に過去を振り返ってしまったりしないように、供養の意味も込めて、ここに記録しておきたいなと思います。

細かく書くと止まらず、すごい文字数になりますので、今回は概要だけにしておきましょう。


人生を狂わされてしまう!10代の頃の禁止事項

 ※中学入学頃になると、運がよかったのか、両親の宗教に対する熱心さはかなり落ち着きます。エホバの証人の標準としては禁止でも、大目に見てもらっていたこともありました。


部活動

スポーツはあくまで気晴らし。

勝負にこだわりすぎること、時間をかけすぎるのはダメ。

そして、週2回の集会はぜったいに休んではいけない。


そんな考えで、スポーツや芸術などに打ち込めるわけがありません。

基本的に部活動は禁止でした。

※私の場合は、条件付き(ほとんど真剣な練習がなく、自由に休める、など)で、中学の頃は超弱小の陸上部に所属させてもらっていました。


学級委員、生徒会など選挙が関係すること

エホバの証人は、政治には一切かかわりません。

神様がぜんぶいいようにしてくれる。

不完全な一般のひとを支持するのは、サタンを支持しているのと同じこと!

という考えは、学校内でも同じです。

投票用紙は白紙で提出。


他宗教がかかわる行事、行動全般

たとえば乾杯、食事前に手を合わせることお参り

中学のときの陸上部、必勝祈願のお参りをことわろうとしてすごく変な雰囲気になったり…

ほんとに、いろんなとこに迷惑を掛けました。


大学受験

画像元:エホバの証人公式サイト - エホバの証人は教育についてどのように考えていますか


高校卒業時くらいまでは、エリート信者だった私。

教団の教え通り、高校卒業後は進学せず、バイトを始めました。


いまだにここは自分の中で消化できていない。


この選択で、いったいどれだけのチャンスを失ったんだろう。

出会えたはずの友人や恋人、恩師、先輩や後輩、サークルやバイトの経験、学びや価値観の量と質、人生の選択肢…

いまだに思考と後悔の沼にはまり込むと、胸の奥がじくじくと痛みます。


公務員、正社員として就職すること

なによりも教団の活動が優先順位1位。仕事なんてものは二の次。

集会、奉仕、会衆(地元の100名ほどのグループ)の仕事…

まともに働けるはずもありません。


もちろん、家族がいて正社員で働いている人もいましたので、これは明確に禁止というよりも、

“推奨されていない”
“正社員になると、まわりから白い目で見られる”

という感じ。あ~陰湿。


教理や教団組織に疑問を持つこと

インターネットで検索をすること、

教団に不利な報道や記事を見ること、

そういった意見を持った人と交流しようとすること。

これは重罪で、“背教”行為として、排斥処分になる可能性があります。


“食べていけるだけ”以上のお金を稼ごうとすること

お金の価値観はひとそれぞれですが、
本当の意味で“食べていけるだけ”。

団地などの公共住宅に住み、仕事は週3回~4回のアルバイト。
ほかの時間はすべて宗教活動に充てる。

年収は150万円。

そんな40代~50代のひと、たくさんいました。


恋愛

結婚関係外の2人きりのデート、

  • 2人きりのデート

  • 結婚関係外の性交渉

  • そもそも、信者でない人との恋愛

全部禁止。

どうやって仲深めるっていうんや。

個人的にこのへんヒートアップするんで今回はやめておきましょう。


カルトでの体験から手に入れたもの

とはいえ、こういった経験があるからこそ、

自分で生き方を選ぶ大切さ、尊さ。

“将来のため”じゃなく、今、この瞬間を全力で、感謝して生きること。

生きることに対して真摯であること。

そんな考え方を得ることができたのかもしれないと、今は思っています。

“誰の真似もすんな 君は君でいい
 生きるためのレシピなんてない ないさ”

“胸に抱え込んだ迷いが プラスの力に変わるように
 いつも 今日だって僕らは動いてる
  嫌なことばかりではないさ さあ次の扉をノックしよう”


今までの分、全力で取り戻してやる。

マイナスは取り戻して、
なんなら残ったマイナスも化学反応の糧にして、
でっかいプラスをつくってやる。

見ててくださいよ。


熱くなっちゃったので今回はこの辺で。
最後までありがとうございました。

次のnoteでお会いしましょう。
それではまた。


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