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差別がエスカレートする原因

シンガーソングライターのケティです。
今年に入り、『アンネの日記』、『夜と霧』、『アウシュビッツ収容所』の3冊の本と、アンネフランクに関する映画を2本視聴しました。

何故ホロコーストがここまで進んでしまったのでしょうか。それは恐らく、差別にも被差別にも「慣れ」があったからだと思います。

差別に慣れていくと、どんどん差別がエスカレートしていく。違法薬物が使用するごとにに摂取量が増えていくのと同じように、マグマの様に強烈な憎悪があった訳ではなく、慣れた結果として差別への罪悪感、究極、人を殺すことに対しての罪悪感が薄れてしまったのだと思います。周りのドイツ人もみんな差別してるし。
そしてそれは差別を受けていたユダヤ人も同じで、差別されることが当たり前になってしまったのでないでしょうか。虐げられることに対しての正当な怒りや恐怖というものが日を追う毎に薄れていったのだと思います。周りのユダヤ人もみんな差別されてるし。

『夜と霧』の中に、「アウシュビッツに送られてから、ガス室の恐怖はすぐに忘れてしまった」と書いてありました。死が隣り合わせにある状況に慣れてしまうと、殺されることに対しての恐怖にすらも慣れてしまうのです。

結局ヒトラーがユダヤ人は差別した理由は、「差別をしたかったから」に過ぎないと思っています。差別なんてそんなもんです。

差別の最小単位であり始まりは、人をバカにすること、見下すことだと思っています。
私も、うっかり人を差別してしまわないように細心の注意を払いつつ、自分が差別をされたら正当に怒り自分の権利を主張する。このこのを念頭に置いて生きていきたいと思います。

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