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スマホとパソコンが手放せないビジネスマンにこそ読んでほしい、散歩のすゝめ

いつも濃い内容のnoteを書いているので、たまにはさっくりとしたものを。忙しいビジネスマンの皆さんから3分をいただき、それ以上の価値を提供できればと思います。

今回は「散歩」についてです。

散歩は「脳」にも良い影響がある

僕は「仕事」が好きな人間です。

24時間365日、僕の経営するZ世代特化の企画マーケティング会社「僕と私と株式会社」をはじめ、仕事のことが頭から離れることはありません。時間さえあれば、ずっと仕事をしていたいと思っています。

そんな僕が、仕事と同じぐらい好きなのが「散歩」です。帰り道や気晴らしだけでなく、仕事の合間にも隙間をぬっては散歩をしています。

また、散歩中は企画を思いつきやすい時間でもあります。僕は企画を人との「コミュニケーション」の中で考えているのですが、そのときによく使う手法は散歩をしながら誰かと電話や会議をすること。

最初は「できる限り集中できる環境でブレストをしたい」とPCの通知を切り、自分にとって心地よい環境で人と会話をするために散歩をしながら話すことを思いついたのですが、この方法はイスに座って話しているよりも企画を思いつきやすいと感じています。

これは散歩中はリラックスしているからアイデアが浮かびやすいからだと思っていたのですが、実は最近、散歩をしながら誰かと話すことは脳のはたらきにとても効果的だということを知りました。

脳科学者の加藤俊徳さんのインタビュー記事によると、脳にはさまざまな行動によって昨日する神経細胞の集まり「脳番地」があり、それらは互いに連携することで機能をするとのこと。この連携が特に活発になるのが、散歩をしている時だといいます。

脳番地の場所と役割
脳番地とは、同じような働きをする神経細胞の集まり。
脳番地を機能的にまとめると8つの系統に分けることができる。

1 思考系脳番地………自発的な考えや行動を促す
2 感情系脳番地………喜怒哀楽などの感情表現にかかわる
3 伝達系脳番地………コミュニケーション(意思疎通)をする
4 理解系脳番地………情報を理解し、応用する
5 運動系脳番地………体を動かすこと全般にかかわる
6 聴覚系脳番地………耳で聞いたことを脳に集める
7 視覚系脳番地………目で見たことを脳に集める
8 記憶系脳番地………情報を蓄積し、利用する

脳科学者・加藤俊徳先生が解説! 脳にいい散歩術 ~歩くことで、脳では何が起こっているのか~

散歩は自然界のさまざまな情報に触れながら身体も動かすことができる行動であり、同時に複数の脳番地を働かせられるのです。

しかし、1人で無言で歩いているだけだとどうしても2番と3番を働かせるのは難しいと思います。人間は1人では感情を全て表現したり、コミュニケーションをとったりすることはできません。

そこで誰かと電話しながら散歩をしてみたら?

きっと2番と3番の脳番地も使われ、より効果的な散歩ができるのではないでしょうか。ブレストしながら散歩をすると企画を思いつきやすかったのは、脳のはたらきがよくなっていたからなのかと納得しています。

デジタルネイティブこそ、散歩をすべき

さらに、こちらの記事を読んでみると、デジタルネイティブである若者こそ散歩が効果的であることが見えてきます。

現代人は脳が疲れ切った人が多い。くつろいでいるつもりでも、ずっとスマホを見ているのでは、実は脳は情報に集中しっ放しで全く休まっていません


若者はスマホやパソコンを見たり、SNSで情報をインプットしたりと、脳の使いすぎにより、自覚がないままに記憶力や思考力が低下した「スマホ認知症」になっている人が多いとのこと。

いつでもスマホを持っていることが当たり前な、デジタルネイティブの読者の方の中には「ギクッ」と来た方もいるのではないでしょうか。

Z世代経営者の僕も、もちろんその1人。いつでも仕事のことを考えて、寝食以外の時間をほぼ仕事に費やしているような生活は、きっと脳にものすごい負担をかけていると思います。

だからこそ散歩で、あえてぼんやりとする時間を作るのです。

上記の記事では、脳の疲れすぎを解消するワザとして「散歩」が紹介されています。

ただ歩くなど、頭を使う必要がない動きをしていると、大脳の意識的活動レベルが下がって安静時に近い状態になる。「運動は脳内のネットワークのつながりや、神経細胞の成長に関わる物質『BDNF』の分泌も促します」。散歩中に脳内が整理され、突如新たなアイデアや解決策がひらめくことも。

脳疲れを解消する方法 ぼんやり時間がないと脳は弱る

散歩をすることで脳が休まり、情報が整理され、新たなアイデアもひらめきやすくなるとのことです。

幸せホルモンが増える、朝イチ散歩のすすめ

ちなみに、散歩の効果のひとつに「気分転換」ができることもあげられます。散歩をして風景を見たり、自然の音を聞いたりすることで、脳をリラックスさせるのです

ストレスを緩和する「オキシトシン」、睡眠の質を上げる「メラトニン」、やる気や記憶力を高める「テストステロン」など、散歩は脳に影響する複数のホルモンを活性化させる効果があります。

特に僕が効果を感じているのは、太陽の光を浴びることで分泌される幸せホルモン「セロトニン」。僕は朝イチにも日光を浴びるために散歩をしていますが、天気の良い朝に散歩に行けると、その日一日の集中力が高まり「いい一日だったな」と感じられます。

20分から30分歩くだけで気分が前向きになり、ビジネスへの集中力も上がる一石二鳥な習慣。いざというときに頭をフル回転させるためにも、脳を適度にリフレッシュさせることをおすすめします。

考え事やアイデア出しをするなら、誰かと電話をしながら散歩する。
脳や身体のリフレッシュのためなら、朝一番に散歩する。

ぜひ実践してみてください。

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このnoteでは、Z世代経営者の僕が日常生活で感じたことや経営のノウハウを発信しています。今後も経営者やZ世代の皆さんの役に立てる情報をお話したいと考えていますので、ぜひスキやコメントお願いいたします!

最後まで読んでくださり、ありがとうございました。
他にもこんな記事を書いているので、ぜひご覧いただけたら嬉しいです!

※このnoteは個人の見解です。

今瀧健登について

今瀧健登 / Imataki Kent(Twitter:@k_hanarida)

僕と私と株式会社 代表取締役 
日経COMEMO キーオピニオンリーダー
NewsPicks U-30プロピッカー
書籍『エモ消費』『Z世代マーケティング見るだけノート」など

1997年生まれ。SNSネイティブへのマーケティング・企画UXを専門とし、メンズも通えるネイルサロン『KANGOL NAIL』、食べられるお茶『咲茶』、お酒とすごらくを掛け合わせた『ウェイウェイらんど!』などを企画。
Z世代代表として多数のメディアに出演し、"サウナ採用"や地方へのワーケーション制度など、ユニークな働き方を提案するZ世代のコメンテーター。
日経COMEMOではZ目線でnoteを綴り、日経クロストレンドでは、「今瀧健登のZ世代マーケティング」を連載中。

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