見出し画像

「テキサス、可能性の大地」について

今月NY・ワシントンに出張した帰りで、アメリカン航空の遅延により、経由地のテキサス州ダラス・フォートワース空港において1日足止めとなり、思いがけずテキサスを見ることができました。

各種税率が低く、規制緩和を大々的に進めるテキサスは、この記事にも書いてあるようにテック系企業の拠点となってきており、トヨタをはじめ日本企業も多く米国HQを移しています。

(...)テキサス州は、今後の米国経済を牽引する新たなイノベーションセンターになろうとしている。ITや宇宙開発などのハイテク分野で新たな技術開発やビジネス展開を図ろうとする企業を、意欲的に集めているのだ。例えばテキサス州の州都オースティン市とその周辺には、すでに700社から800社もの最先端IT企業があるという。同州は、「シリコンヒルズ」と呼ばれるこの地域に、安い地価や州法人税ゼロを武器に、大手企業からベンチャー企業まで、積極的に呼び込む動きをしている。

確かに、空港近くだけでも、HONDAやNISSANなどの日系企業の建物が目立ちました。だだっ広い広野が広がっており、まだまだ企業を誘致できそうでした。一昔前まで、(多くの日本人にとって)片田舎としか思われていなかったテキサスがここまで企業を誘致して発展している様子には驚くべきものがありますし、日本の地方創生を考えるときの参考にもなります。

アメリカでは、各州が、企業誘致を目的として、規制緩和等の制度のアップデートを競争しています。また、行政がビジネス・テクノロジーの動きと歩調を合わせているため、ダイナミックなイノベーションを生み出しやすい環境にあります。こうした社会制度自体が、アメリカ社会の依然とした発展・進歩を支えているように思います。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?