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伝統芸能を演る理由と落語家デビュー

どうも藝術家のライフコーチ&ビジネスプロデューサー松浦玄侍です。

実は私、昨年末から宮崎で落語公演をしている素人落語一門「どしろう党」というところに入門して落語を習っております。

機能が初舞台だったのですが、その所感を書いておきたいと思います。

場所は宮崎県の都城市近くの山の中、青井岳温泉というところでした。

柱 黒ひげが私

1時間ほどの時間で4人の落語家が出演するのですが、私はもちろんトップバッター。

落語を聞いたことのある方は多くの方が知っているであろう「寿限無」という演目をやりました。

寿限無は子供ウケが良くて、NHKとかでも寿限無をもじった子供向けの教育コンテンツが放送されていたりします。

温泉のロビーに会場を設営して、リハーサルをして、お客さんの入りを待ちます…。

お昼の14時からだったんですが、入りはまぁまぁで、30人強くらいのお客さんが入ってくれました。

アナウンスの後に、一発目で入場し、枕話をした後に、本編の寿限無を披露。

高座からの景色は気持ちよくて、館内全体が見渡せました。

始まってしまえば、稽古してきたことを出すだけなので、演目中のことはあんまり覚えていないんですが、くすくすと笑ってくれていて、空気も良くて良いデビュー戦でした。

実際に落語家として、高座に上がって座布団に座り感じたことは

「落語ってめちゃおもろいし、気持ちいい!楽しい!」

という感覚でした。

自分がやってみて、どう感じるかで続けるかどうかを決めていこうと思っていたのですが、どうやらハマりそうだなという感覚を持ちました。

伝統芸能・文化に自ら入る理由

これは私の考えなのですが、日本は江戸時代まで、自国の文化を熟成させて、国内で発達させてきました。

落語は江戸時代にその形が出来上がりましたし、茶道や能・狂言、歌舞伎など日本の伝統文化と言われるものはそのすべてと言ってもいいくらいが江戸時代までに成立しています。

明治維新以降、西洋式の文明を追い求めるために日本は走ってきて、第二次世界大戦後それをさらに加速させてきました。

そして西洋文明はここへきて、行き詰まりを感じている状況にあります。

その一つの現象がコロナパンデミックだったと私は感じています。

持続可能な社会を作るために、人間が今目を向けるべきは、よりローカルな文化や発明、発想の開拓であり、日本文化のリノベーションが今まさに必要なタイミングだと思っています。

もちろん、伝統芸能を守ってきた家柄の方達は、その文化を現代に繋ぐためにいろいろな試行錯誤をされてきていて、それは並々ならぬ努力と献身があったことと思います。

ただ、私が言いたいのは、社会全体で、自国のローカルな文化や精神性、大衆の中から生まれてくる表現・芸術というのを改めて見直していかないといけないのではないかということ。

落語もその一つで、西洋に目を向けて、日本独自の文化を深く掘り下げることをしてこなかった時代があり、それによって、日本の文化の醸成がスローダウンし、もしくは止まってしまっているという側面があると思います。

今一度、日本文化をメジャーな文脈に戻してきて、国内外で愛されるような新しい日本文化・ジャポニズムの形を作っていけば、世界から日本が評価されて、日本人ももっと自国に誇りを持てるような社会がやってくると思います。

とまぁ、熱く書いたんですが、まだ見習い落語家で茶道2年目の私一人では何もできないので、諸先輩型とそして、これからこの文化に入ってくる人たちと一緒に、新しくで面白い日本文化をどうにかこうにか作っていきたいなと思う今日この頃であります。

では今日はこの辺で、また書きます。

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