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ラテン・アメリカ旅行記 - 第8回 (出発前準備)

今回は、ラテン・アメリカ旅行記の続きです。前回の記事では、荷物関係について書いたので、今回は、荷物以外で出発前に準備する際に注意したことを書きます。実際に実行したことを中心に書きますが、今振り返ってみて、こうすればよかったとか思うことも書いておきます。

概ね、重要性に従って書いていきます。実際の準備は重要性に従って、あるいは適宜各タスクを並行しながら進めていくことになりますので、以下の記載の順序はそのまま時系列に沿っていると言っても良さそうです。


最初にすべきこと

最初にすべきは、当然ながら、訪問したいと思っている国にそもそも入国できるのか、できるとしてその場合の手続きは?の確認です。そのためには、前提としてどこに行くかの目星をつけておく必要があります。

ルートの決定

5週間にわたる旅で長いので、ざっくりルートを決めておく必要があります。少なくとも、どこの国・都市に行くかくらいは決めておかないと、以下で述べる各手続も滞ってしまいます。私がどのようにルートを決めたかは以下の過去記事をご参照下さい。結論としては、なんだかんだで行く都市と各都市の滞在日数は出発前に全部決めました。[1]

入国手続等の確認

ルートが決まったら、訪問する国の入国手続など基本的な情報を収集します。ビザや予防接種の要否が確認のポイントです。以下のサイトを参考にしました。ただ、予防接種の要否については、後述のDoctorとの面談で得た情報が一番分かり易かったように思います。[2]

米国のTravel Advisoryの方は、米国のCitizenを対象にビザの要否等を説明しているので、日本国籍者にとってはあくまで参考情報程度です。また、上記の2点に加えて、訪問先国の在日大使館のウェブサイトも見ました。これを見ると、日本国籍者に求められる手続きがピンポイントで分かります。

結論としては、私が訪問した国でビザが必要な国はなかったです。なお、Brazilについては、割と最近まで必要だったようですが、2023年12月31日の訪問時点までには不要になったようです。

もっとも、ビザ取得以外の入国手続が必要になるケースもありますので留意が必要です。例えば、Dominican Republic、Colombiaがそうでした。いずれも、入国直前にささっとオンラインで済ませられたので大した手間ではありませんでした。

予防接種

次は予防接種です。上記のファーストステップで予防接種必要と明記されていたら、当然必要になりますが、そうでなくても、特殊なエリアに行く以上、安全のためにしておいた方がいいという判断もあります。私の場合、当初はあんまり必要性を認識していなかったのですが、Canaima, Venezuelaへの旅行を手配してくれる業者と会話する中で、少なくともYellow Feverについては受けておいた方が良さそうだということが分かり、そうであれば諸々まとめてDoctorに相談してみようという考えに至りました。必要性に気づいたのが、割と出国直前だったので全体的に慌ただしくなってしまいました。

Doctorとの面談(オンライン)

出国が12月9日だったのに対し、Doctorとの面談が入ったのが11月28日でした。海外旅行に向けて予防接種等のアドバイスをもらいたいという趣旨で、大学の保健センター経由で予約を入れました。

面談前に事前に考えておいた方がいい事項

予防接種等の要否については、当然どの国に行くかによって変わってきます。なので、Doctorと面談する時点で、国・都市くらいは決めておくのが望ましいです。私の場合、面談の時点では、旅程は完全にFixしておらず(Mexico, Dominican Republic, Colombia, Venezuelaまで行くことは決めていたので、40%くらい)、行く可能性のある場所を最大限に広くとって、検討してもらいました。また、どの種の宿に泊まるのか(ホテル、AirBNB、キャンプ)にもよるので、宿の予約までしておければベストです。決められないとしても、少なくとも、旅行中にどのようなアクティビティをするのか、それに伴いキャンプをする可能性があるのかくらいは想定しておくのがいいと思います。

また、高地に行くかどうかも決めておいた方がいいです。高山病の薬を処方してもらうかどうかが変わってきます。私の場合、Doctor面談の時点では、旅の後半に高地に行く可能性があるという点がすっぽり抜けていました。実際には、Cusco, Uyuniと2回高地に行きましたが、薬を処方してもらえなかったので、高山病対策が不十分でした。

加えて、今までの人生でどのような予防接種を受けてきたかによって、今回必要になる予防接種も変わってくるので、事前に整理しておくのがいいと思います。私の場合、渡米前の時点で、留学先の大学から予防接種を求められており、そこで一回整理していたので、それが役に立ちました。

面談のアウトカム

面談では、Doctorから口頭で予防接種の要否、蚊対策などについてアドバイスをもらえますが、専門用語が多すぎてよく分からなかったです。ただ、話した内容のまとめと、それをサポートする詳細な資料を面談直後に送ってくれたので、これらを読めば十分でした。また、抗マラリア薬などの処方箋を発行してもらえます。

Doctorから受領する資料の中には、Travax のレポートが含まれていますが、そこにTravel Restricrtionsがまとまっているので、自分でリサーチするのと並行して、早めにDoctorに相談してこのレポートをもらうのがいいと思います。参考までに添付しておきます(あくまで昨年秋時点でのものである点にご留意下さい。)。

Yellow Feverなどの予防接種

上記の面談後数日経ってから予防接種を受けに行きました。出国まで日数がなかったので、最速でアポを入れました。なお、予防接種は保険が適用されます。以下の5つのワクチンを打ちました。このうちHep A/Bについては、幼少期に受けたような気もしており、Doctorからもその可能性を示唆されましたが、エビデンス(母子手帳など)が見つからなかったので念の為打つことにしました。

  • Hepatitis A

  • Hepatitis B

  • Tdap (Tetanus, Diphtheria, Pertussis)

  • Typhoid

  • Yellow Fever

処方薬の入手

近所の薬局で以下の処方薬を入手しました。

  • MalaroneのGeneric薬 (Atovaquone-Proguanil)
    : 抗マラリア薬。高リスクエリアに入る一日前に服用を開始し、かつ、当該エリアを去った後7日間は服用する必要あり。私の場合、順次訪れたDominican Republic, Colombia, Venezuelaの一群が高リスクエリアでした。

  • Imodium(Loperamide)
    : 下痢止め

  • Zithromax

虫除け

Doctorからのアドバイスにもあったとおり、結局蚊に刺されないのが最大のリスクヘッジです。以下のとおり準備しました。

体に塗るもの(DEET)

体に塗る虫除けは、出国前の準備は特になく、DEET入りのものを買って、機内持ち込みできるサイズの容器に移しておく(あるいは最初からそのサイズのものを買う)だけでOKです。DEET入りにしろというのは、Doctorから強く推奨されました。CDCという米国政府機関もDEETを推奨しています。

衣服やバッグに塗るもの(Permethrin)

こちらは、出国前に準備しておくのがいいと思います。結構な量を塗布することになるため、液体の状態で旅行に持って行くのは難しく、また、一度塗ってしまえば、3-4回?洗濯しても効果が持つと言われているからです。

こちらも、Doctorの指示に従い、Permethrin入りのものを購入し、出国前に衣服・バッグにスプレーしました。

注意点として、Permethrinを塗布した衣料は、洗濯しても問題ないものの、ドライクリーニングをしてしまうと効果がなくなる点です。長期の旅の場合、ローンドリーサービスを使うこともあるかと思いますが、ドライクリーニングではなく水洗いにするように言っておく必要があります。

以下のPermethrinを買い、旅行前に全て使い果たしました。

情報収集

すでに、入国手続き・予防接種に関するマスト情報は一通り収集済みですが、加えて、より広く情報収集をしていきます。以下では、ガイドブックについて言及していますが、大前提として、正確な情報は然るべき機関の最新情報に当たるのがいいです。それでも、あえてガイドブックから情報収集するのは、読む過程で色々とインスピレーションを得られるからです。

Lonely Planet

グローバルスタンダードということで、Lonely PlanetのSouth America版を買いました。私の旅程には、South America以外のLatin Americaの国(Mexico, Dominican Republic)も含まれていますが、大部分はSouth Americaです。旅先でも嵩張らないので電子書籍がおすすめです。

ただ、Lonely Planetは字ばかりでなかなか読みづらいです。画像がないので、Inspirationを得にくいです。情報の網羅性的という意味では、他のガイドブックの追随を許さないのかもしれないですが、今はその辺はもうネットで代替できるので、ガイドブックに求められる役割はもうちょっと違うように思います。

なお、Lonely Planetは、Venezuelaについての情報は、一般的なものを除いて全く記載していません。理由は、編集部として訪問することを推奨できないからとのことです。

地球の歩き方

ということで、結局、地球の歩き方も買いました。こちらは南米ないしラテン・アメリカで一括りのものはなさそうなので、各国別です。いずれも電子書籍があると思います。

ニュースサイト

旅行中もリアルタイムで現地のニュースをみたいとも思っており、AP (Associated Press)とか色々試したのですが、結局、以下のLatin Newsという媒体に落ち着きました。Dailyでニュースを届けてくれます。

山川世界史

観光の成果を上げるには歴史を復習しておくのがいいでしょう。ということで、山川の世界史も関連箇所を読み直しました。ラテン・アメリカの記述はそんなにないですが。歴史上の用語を日本語で理解してもしょうがないので、英語版がおすすめです。

たびレジ

即効性のある情報収集というわけではないですが、緊急情報などが手に入りやすくなるので、たびレジに登録しておくのがいいと思います。実際、今回の旅でもEcuadorでの緊急事態宣言の第一報に接したのは、日本の外務省からの連絡だったので、たびレジに登録しておくことの重要性を感じました。

契約関係

各種のチケット等を手配する必要があります。5週間と長期にわたる旅行なので、全ての日程についてあらかじめどこにいくか、何をするか決めるのは至難の業ですしし、決め打ちしすぎるのは楽しくありません。他方で、ある程度は決めておかないと不安だったりもします。どこでバランスを取るかでしょう。私の場合、当初は航空券・宿・ツアーのすべてについて、旅の中で動きながら決めていこう…と思っていたのですが、結局リスク回避の気持ちが勝ち、航空券・宿については出国前に全部手配することにしました。

航空券

原則として、Google Flightで検索して、そのあとは直接航空会社のウェブサイトで予約しました。たまにそれができないことがあり、その場合は、Kiwiなどの予約アプリ?を挟んで予約しましたが、航空会社で直接予約する方がウェブチェックインするときなど勝手がわかりやすいのでおすすめです。[3]

宿

一つの予約サイトにまとめておくのが管理しやすいので、Hotels.comをメインで活用しました。ただ、Amexのポイントのレートが良さそうなところではMarriott Bonvoyから予約し、また、ホテルが予約いっぱいで取れないときはAirbnbを使いました。

宿のスタイルは、原則ホテルです。ドミトリー形式のホステルも考えましたが、予算に不安があるわけではない一方、体力に不安はあったので、やめました(格好だけはバックパッカーでしたが、この辺のメンタリティは完全にバックパッカーから逸脱しています。)。

なお、AirbnbのPros/Consですが、ホテルと違ってチェックインの手続きが一様でなくわかりやすくない(Ownerから鍵をもらうなど特殊なロジが生じる)ので、新しい街にやってきたときの初手で手間取りやすいリスクはあります。他方で、これを裏返して言えば、予期しない経験(=旅の醍醐味)が得やすいとも言えるので、それはそれで魅力的です。具体的な目的地を念頭に置いたときに、どっちを重視するかだと思います。

ツアー

ツアー予約の有無・流れについては、大きく分けて以下の3パターンでした。

  1. 友人がガイドしてくれるところは、基本は友人に任せて、友人とのコミュニケーションで決めていく(Caracas)

  2. Transporationが必要になる関係でツアー参加でないと行けなさそうなところは、出発前に予約しておき、あとはツアー業者にお任せ。(Canaima, Machu Picchu, Uyuni)

  3. それ以外は、出国前にはざっくり目星だけつけておき、現地に入る直前または現地に入ってから、動きながらツアー参加の必要性について考える(Mexico City, Sosua, Cartagena, Cusco, Lima, Rio de Janeiro, San Pedro de Atacama, La Paz, Quito)

保険

保険も買った方がいいでしょう。特にこだわりはなかったのですが、Amexで加入しました(USD 52)。カバレッジは確認しましたが、詳細に調査したわけではないので、価格面においてベストなのかはわかりません。クレジットカードの付帯保険もあると思いますが、医療保険はカバーされていないようだったので、追加で何か買う必要がありました。具体的に購入したのは、Global Medical Protection - Goldと、Global Baggage Protection - Basicのプランです。[4]

通信手段

現在の通信契約が現地での通信をカバーしているかどうかを確認し、必要であれば適宜追加の契約を結ぶ必要があります。私の場合、米国で契約しているMint Mobileの海外ローミングを使うことを基本としつつ、Mintでカバーできない国(Mintが公表している情報だと、私が行った国の全てがカバーされているようでしたが、実際に現地で使用してみて明らかに反応が悪かった国もありました。)では、AiraloのeSIMをアドホックで購入しました。

Mint Mobile

Mintの海外ローミングは、現在では、定額制のプランもあるようですが(下記参照)、私が旅行した当時は、従量制のプランしかなかったです。なので、毎回USD 20ずつ買い足しました。今、手元で計算してみたところ、全旅程でUSD 331.11かかっていました。まあ、安くはないと思います。また、Mintは、自動でトップアップしてくれるわけではなかったので、毎朝残高を確認して、日中に無くなりそうだったら、少し買い足すというのを繰り返しました。こういう手間も生じるので、なるべく定額制プランを使った方がいいのでしょう。

https://www.mintmobile.com/features/international-roaming/

Airalo

実際にAiraloを使ったのは、CaracasとQuitoです。Wifi環境でセットアップする必要がありますが、e-SIMであることもあり、現地環境下でもスムーズに契約できました。1GBあたりUSD 8でした。[5]

Wifi

特に契約を要するものではないですが、通信手段関連ということで書いておきます。多くの滞在場所でWiFiはありましたが、ホテルによっては全然使いものにならないこともあり、イライラさせられました。この点、旅系のYouTuberの動画を見ていると、WiFiの速度を測定するアプリを使っている人が多いのですが、こういうのは数字を見るとイライラが募りにくいという面もあると思うので、自分も次回から導入してみようと思います。今回の旅では、WiFiが繋がらないときは、スタバに駆け込みました。

スマホの設定

旅行用にスマホをチューンアップしておく必要があります。

アプリのインストール

Uberは必須です。ただ、すぐにUberが来るかというと、都市によっては微妙でした。Lima, La Pazあたりはすぐに来なかった印象です。

また、ラテン・アメリカ固有の配車Appとして、Cabifyもあったほうが良いかもしれません。旅系YouTuberの動画などを見ていると度々紹介されています。[6]

加えて、Venezuelaでは、Uberはサービス提供していませんので、代替となるYummyが必須です。使い勝手は本家UBERとそんなに変わりません。

時差の自動調整

複数の国を訪れる場合、時差の自動調整はちゃんと機能するようにしておいた方がいいです。これがオンになっていれば、GPSさえ機能していれば自動で調整してくれるので、電波が届かないところで国境を跨いでも大丈夫です。私の場合、なぜかオフになっていたため、陸路でBoliviaに入国したとき、自動調整がされずに、一人だけChileのTime zoneで動いているというトラブルがありました(第5回の記載を参照)。[7]

通信量を減らすための工夫

従量制で通信プランを契約する場合、特に通信量は気になるところです。

第一に、Google Mapは、Wifi環境でダウンロードしておき、Offlineでも使えるようにしておくのがいいと思います。

また、スペイン語・ポルトガル語の辞書もダウンロードしておくといいと思います。

その他、通信量を減らすためのTipsが以下のブログにまとまっており、これを出国前にやっておくといいと思います。

バッテリー消費を減らす工夫

関連して、デバイスのバッテリー消費を減らす工夫も施しておくと良いでしょう。私の場合、特にApple Watchのバッテリー消費が早かったので、いくつか措置を講じてみました。以下のサイトによくまとまっています。

その他準備しておくといいこと

以上が必要な準備ですが、余力があれば以下の準備もしておくといいでしょう。

スペイン語の勉強

ラテン・アメリカは、基本英語は通じないので、スペイン語を勉強しておくといいと思います。私の場合、出国の1ヶ月くらい前から、Duolingo等を使ってちょっとずつ勉強しました。旅行中も一日少しずつやりました。ただ、旅行中はやはり時間とるのは難しいので、出国する前にある程度済ませておくのがいいと思います。ただ、言語学習のモチベーションが生じるのは、やはり旅行中に人と話す機会が増えてからではあります。

勉強のポイントですが、あくまで旅行用なので、文法を習得するよりも、とにかく語彙を増やすのが重要です。その意味ではDuolingoは、文法重視なのでややマッチしていなかったように思います。そこで、途中から以下の会話用のフレーズブックを使い始めましたが、文法がわからないとイマイチ頭に入ってきにくいので、モチベーションを保つのが難しかったです。卵が先か、鶏が先か…。

なお、Brazilはそもそもスペイン語ではなくてポルトガル語だという問題がありますが、これはもう諦めるしかないかもしれないです。私も特に準備しませんでした。このこともあって、ラテン・アメリカ周遊旅行は、BrazilとBrazil以外で分けるのがいいと思っています。

写真撮影の練習

スマホでの写真撮影スキルを上げておくのがいいと思います。特に一人旅で、現地でのツアーに参加する場合、必ず他の旅行者グループに混ぜられることになり、他人の写真を撮影する機会が多いです。ラテン・アメリカの場合、現地ガイドが英語を理解しないことがあり、ツアー中は他の旅行者(英語がわかる場合がほとんど)に助けてもらうことになります。なので、他の旅行者と良好な関係を築くのが旅行を成功させる一つの鍵になると考えられ、そのための有効な手段が「写真撮影役を買って出る」ということだと思っています。そのときに自信を持って撮影できるようにしておくのが重要という趣旨になります。

サルサの練習

ラテン・アメリカの社交場に行くと、サルサを踊る機会もあると思うので、簡単なステップくらいはできるようになっておくといいような気がしています。

大学のものを身につける

観光客感丸出しになるので、リスクが増すという面もありますが、自分の大学のもの(帽子とか)を身につけておくと、自己紹介になるし、話しかけてもらいやすくなるので(そのこと自体に功罪はありますが)、おすすめです。自分はTexas大学の帽子をずっと被ってましたが、これを端緒に会話が始まることが少なからずありました(なお、米国内でも同様の事象はよく起きます。)。

暇つぶしの準備

移動時間が長いと思ったので(実際、一日中移動だった日もありました。)、暇つぶし用の本・動画を用意しておきました。旅行中に見た映画については、別途書こうと思います。

まとめ

備えあれば憂いなしとも言うくらいなので、本記事が準備に当たっての参考になりましたら幸いです。また、励みになりますので、「スキ」を押して頂くか、コメントを書いて頂けると嬉しいです。

なお、本記事執筆時現在、7月末の司法試験に向けて鋭意勉強中であり、どこまで記事を書くのに時間を割くべきか悩ましいところです。試験への不安はなくはないのですが、他方で諸々を記録しておきたいという初心も忘れられないので、引き続きちまちま書いていこうと思います。


[1] なお、米国を出て米国に帰るまでのルートが決まっていないと、イミグレのときにトラブルになりがちという問題もよく聞くところです。確かに、イミグレ(あるいは個々の審査官)によっては、米国に戻るまで(もっとDemandingの場合、日本に戻るまで)のルート・スケジュールを聞かれ、かつ、それを証する航空券の提出を求められる例もありました。しかし、本来、当該イミグレが所属する国から出るところまで決まっており、かつその航空券があれば、さらにその先については当該イミグレの関心事ではないはずなので、合理的なリクエストではないように思います。もちろん最後までチケットを取っておき、見せられるようにしておくのが無難ではありますが、最終的には、そのようなリクエストはうまくはぐらかすことができるのではないかと思っています。

[2] なお、私が実際に使ったものではないですが、以下のサイトも参考になりそうです。ただ、少なくともDominican Republicの入国手続き(オンラインチェックイン)についての記載がないように見え、網羅性にやや疑問はあります。

[3] 航空券関係でいうと、ラテン・アメリカを周遊する場合、LATAMを駆使することになるので、LATAMのマイレージ?が貯まるようにしておくといいと思います。あいにく知見がないので、具体的にどうすればいいのかはよくわからないですが。

[4] なお、保険料算定の基礎となるはずなので、本来であれば、旅程を保険会社に提出する必要があると思うのですが、実際にAmexから聞かれたのは、複数の国を旅行するかどうか、その場合の最初の訪問国(私の場合、Mexico)、それと旅行開始日・終了日だけでした。すなわち、2カ国目以降の具体的な行き先については特に聞かれませんでした。具体的な訪問地によってリスクも当然変わってくるので、なぜそれで加入が許されるのか、また、最終的な保険料が弾き出されるのか、よく分かりません。普通に考えると、2カ国目以降がカバーされていないような不安もあったので、念の為保険約款も確認しましたが、申し出た期間内であれば、いずれの国で保険事故が発生した場合であってもカバーされるように読めました。実際に保険使えたかの経験談があればベストなのでしょうが、幸いにも、今回の旅で病院等のお世話になることはなかったので(高山病については耐え忍びました)、結局のところ、その読み方で正しかったのかは最後までよく分からないところです。

[5] なお、Airaloと追加で契約する場合、スマホが備えているDual-SIMのうち片方を解放する必要があると思います。私の場合、米国では、Mint MobileとRakuten Mobile(日本の電話番号用)の2つをDual-SIMで管理していたのですが、旅の途中でAiraloを追加する際は、RakutenをOffにして、代わりにAiraloを入れる形にしました(Mintは、メインの回線としてキープする必要があったので)。この場合、Offにする回線が使えなくなるのは注意しておく必要があります。といっても、Mint、Airaloが使えなくて、Rakutenに頼らざるを得ないという場面は全く想定されないので、せいぜい気にしておくのは、日本の電話番号に紐づいた二段階認証くらいだとは思います。私の場合、AiraloのSIMを入れている間は、Amazon.co.jpなど一部のウェブサイト(日本の電話番号を二段階認証に使っている)にログインできないということが起きました。

なお、そもそも論として、仮にRakutenのSIMを入れていたとしても、当該国においてRakutenの電波が届かないと日本の電話番号は用を為しません。この点、Rakutenは、ほとんどの国(Peru以外)で使えなかった気がします。

[6] ただ、ラテン・アメリカのいずれかの国の電話番号がないと、Appのセットアップ時に必要となる2段階認証用のSMSが受信できない、という問題が生じるかももしれません。私も結局受信できなかったので、同Appを使うことはありませんでした。当該問題については、以下のTrip Advisorのスレッドでも提起されています。

https://www.tripadvisor.com/ShowTopic-g312741-i979-k14595576-Questions_about_Cabify_and_Uber_in_Buenos_Aires-Buenos_Aires_Capital_Federal_District.html

[7] なお、一般論としては、フライトで移動する場合、飛行機に乗り込んだ瞬間に到着地の時間に手動で変えておき、それに合わせて寝る時間を調整するというのが、時差ボケ防止の観点からはおすすめです。もっとも、ラテン・アメリカでの旅行の場合、東西の移動が多くなく、かつ寝るほどの長いフライトもあまりないと思うので(私の場合、Lima→Rio de Janeiroの1回だけでした。)、そこまで気にしなくてもいいと思います。

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