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【実体験】「仕事を辞めたい」の克服方法

いま離職・休職したいと考えている方は、
ぜひこの記事を読んでほしいと思います。

私自身が、人間関係に悩み、仕事ができない状態から抜け出した方法を振り返り、以下の3点としてまとめました。

①仕事の覚え方
②どうすれば仕事を楽しく感じられるか?
③周りの人とうまく行かない、嫌いな人がいる

営業として戦力外通告を受けた状態から、年間20億円を売上げられるまでに復活した実体験を、順を追って説明していきます。

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・人間関係がつらい
・仕事ができない、分からない

離職・休職を考えている方は、きっとこの2つに悩んでいるのではないでしょうか?日本の離職率の平均は13.9%となっており、人間関係は男女ともに離職の主な原因です。

さらに、

・仕事の内容に興味を持てなかった
・能力・個性・資格を生かせなかった

上記のような仕事に関する悩みも大きな理由です。
(厚生労働省「令和3年雇用動向調査結果の概要」より)

まず仕事を辞めたい方は、業務上で分からない部分があるのではないでしょうか?仕事は根本的に「なぜそうなのか?」という原理と原則が分かると、理解がしやすく、急に楽しくなります。

また仕事が分かるようになれば、プレゼンス(存在価値)も上がり、足場となる業務やテリトリーが出来て、人間関係も徐々に改善していきます。仕事がデキないと言われる方は、完璧にできる仕事=足場がないのです。

①仕事の覚え方

弊社のデプスインタビューの結果では、離職・休職の根本原因は、社内の教育環境の不備によるものでした。
「最初に仕事を十分理解できるまで教えてもらえなかった」「教えて欲しいと言えなかった」という環境が後に影響し、
・仕事が分からない→わからないからミスをする
・ミスをして社内外からダメな人という評価になってしまった

それからマウントが始まり、コミュニケーションがうまく行かなくなり、会社に居づらくなり、転職してしまった

というケースが非常に多いのです。
どこかでこのスパイラルを止めなければならないのですが、そんな方のために参考にしていただきたい、デキる人の仕事の覚え方をお伝えします。

仕事がデキる人は、全体と、構造から理解します。
まず業務をスタートからフィニッシュまで、全体的に把握します。

次にその全体をパートごとに区切り、
・そのパートの登場人物が誰で
・それぞれがどんな役割りで
・何がNGで、何がベターなのか
・そしてルールがあれば、どうしてそのルールが決まったのか?という構造と、フローを突き詰めるのです。

まず業務の全体、次にその細部についての、フローと、構造を理解する、という把握の仕方です。

デキる人はこの方法が、最速でパニックゾーン(以下の図を参照)を抜け出す手段だと知っています。

優秀なコンサルタントが短い期間の学習でも、クライアントのベテラン社員とスムーズに会話ができるのは、上記のように全体と構造から把握するからです。

弊社のテキストより抜粋


人が仕事を学んでいくプロセスは、
初期~パニックゾーン~
(混乱期、業務上で自分が分からない箇所、それすらも分かっていない状態のゾーン)があり、

・中期~ラーニングゾーン~
(学習期、実践して学んでいく時期)

・後期~コンフォートゾーン~
(快適期、仕事を回している時期)

があります。この流れはどんな人でも、どんな職種でも同じです。離職・休職の危機から脱するためには、まずはこのパニックゾーンを早期に抜け出しましょう。

また自分がパニックゾーンにいると思った方は、絶対にやるべきこととして、まずは作業フローと、スケジュールを引くことです。

業務全体の流れと、スケジュール感が分からないと、準備ができないので、心身共にムダに疲弊します。こんな状態が毎日続いたら、メンタルが削られてしまいますよね。

スケジュールは引いた瞬間から、
仕事に追われる→仕事を追う、になれます。

これだけでも、常に仕事に追われる窒息状態から抜け出すことができます。

②どうすれば仕事を楽しく感じられるか?


仕事が楽しくなるのは、コンフォートゾーン(仕事を回している状態)に達してからです。楽しいと感じる要素は人によりけりですが、一般には大きく以下の2つです。

A.人に頼られて、期待に応えられたとき
B.成果を出すことができたとき

つまり、やりがいとその結果である
達成感を感じる瞬間です。

自分の存在意義を実感することができ、会社や取引先にも感謝され、居心地が良い状態です。コンフォートゾーンにたどり着くために、パニックゾーンの次に出てくる、ラーニングゾーンの抜け方を具体的に解説していきます。

業務の全体と構造が分かっても、まだまだ「分からないことだらけ」ではないでしょうか?ですが、この「分からないこと」が、自覚できているだけでも、すでにラーニングゾーンを抜け出す足がかりは掴めています。業務フローの中で
「これなんだっけ?」
「なんでこうしないといけないの?」
という、不明な箇所を貪欲に調べて、知識を吸収していきましょう。

仕事というものは、一番ロスの無い形に最適化されているのですが、その際、なぜその工程に、仕様になっているのか?にも、必ず決まるまでに過程やルールがあるはずなので、そこを抑えて、なぜこの形に着地しているのか?を論理的に理解することが大事です。

頭の中で業務フローをなぞるだけではなく、詳細に書きだすと、途中で止まることがあります。そこが、業務を理解できていない箇所なのです。
つまり、仕事上でモヤモヤしたり、ミスをする可能性がある部分、仕事を楽しくさせない箇所です。

もし自分の仕事で
・自信のないパートがある
・「そう教えられたからやっているが、その理由までは知らない」

そういう箇所があれば、
ぜひそうなった理由を明らかにしましょう。

原理・原則の「根っこ」から理解して、疑問を丁寧に解消していくことがラーニングゾーンの最速の通過方法です。

離職・休職してしまう人は、このラーニングゾーンで納得のいくまで業務を理解していないまま業務に向き合っているケースが多いです。いつしか成長に限界がきてしまい、モチベーションが維持できなくなるのです。

1つ1つの実務の理由までが分かれば、曇りが晴れて、水を得た魚のように、今までと次元の違うパフォーマンスが発揮できるはずです。

「苦しい時は、伸びているとき」という格言がありますが、これはつまりラーニングゾーンのことを指しており、快適になるコンフォートゾーンまで、あと一歩です!

③周りの人とうまく行かない、嫌いな人がいる


これは、①、②が解消できれば、自然と解消されるものです。

パニックゾーンやラーニングゾーンでミスを連発してしまい、軽く見られてしまっていることで、少し仕事がデキる「セミプロ」の人の、不満の解消先になってしまっているのです。

結論から言えば、仕事がデキる人は、
マウントされません。

自分の持ち場があり、完璧に仕事をこなせるのであれば、プレゼンス(存在価値)も上がり、テリトリーが出来て、マウントされる理由もなくなるので、
人間関係も徐々に改善されます。私は起業前に4社経験しており、その度にこのパニック、ラーニング、コンフォートゾーンを克服してきました。

その経験上、「仕事がデキない人」などいない、
というのが結論です。

デキないのではなく、
知らないだけ、分からないことがあるだけ。
自分に合うように教えてくれる人に
巡り合えなかっただけ、だと思っています。

もし離職や休職で悩んでいる方は、
ぜひ①~③を実践していただき、
あいまいなことや、分からないことを
無くしていく努力をしてみてください。

また弊社では研修として、
営業の基礎から本質を提供するにあたり、
仕事の覚え方、ミスの無くし方も
分かりやすくお伝えしておりますので、
ぜひお問い合わせください。