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世界経済を襲う供給制約:日本経済新聞 No.60

経済の動向を理解することは
私たちの社会について詳しくなること🌟

毎日のアウトプットが
必ず将来につながると信じて

はじめに


この投稿は
私がもっと経済を学び、詳しくなることで
世の中の動向を理解できるようになりたい🌈

と思う気持ちから取り組んでいきたいと
考えている記事の内容になる📝

それは、日本経済新聞シリーズである

私もまだまだ浅学非才な身であり
もっと世の中の動向について
知らなければならないと思う

この記事では、私がこの新聞を読んで
思うことや考えたこと
そして、学んだことをまとめていきたい❤️‍🔥

厳密な引用をしっかり行い
記事を参考にしながら
私の見解も添えて、述べていくことにする🍀

今回の記事を作成するうえで
着目する記事は、以下である📝


原油急落でもガソリン供給不安 

精製能力ボトルネックに 
編集委員 志田富雄

原油相場が急落し、米原油先物(期近)は6日に一時1バレル95ドル台と3カ月ぶりの安値を付けた。欧州の天然ガス相場が急騰し、世界経済の先行き不安が強まったことが要因だ。ただ、製品価格を原油相場以上に押し上げている精製能力の制約をはじめ、市場が抱える問題は解消していない。
 米バイデン政権は石油産業に対し、歴史的な高値にあるガソリンなどの価格引き下げを執拗に迫る。批判の矛先は石油大手の高収益に向く。スタンドの販売価格は原油相場に比べ下がらず、ウクライナ危機の中で記録的な利益を得ている、と。
 だが石油各社は意図的に価格を高止まりさせているわけではない。米エネルギー情報局(EIA)の統計では1日時点の設備稼働率は94.5%と、新型コロナウイルス禍前の2019年同期(94.7%)と同水準だ。
 それでも在庫は少ないままだ。ガソリンや中間留分(軽油など)の全米在庫は過去5年の下限を下回る。製品需給の引き締まりを映し、原油との価格差(クラック・スプレッド)は急拡大した。
 シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)が扱う「RBOB(改質基材)ガソリン・クラック・スプレッド先物」(RBOBガソリンと米原油先物の値差)は6月上旬に一時1バレルあたり60ドルに達した。原油相場が急落した5日でも41ドル台と、ロシアのウクライナ侵攻前の2倍の水準だ。
 このスプレッド先物の10年以降の清算値をみると、40ドルをわずかに超えたのが13年春に1度あるだけだ。製品供給が過剰な場面では10ドルを下回ることもあり、現在の水準はかなり高いと言える。
 なぜスプレッドがこれほど拡大してしまったのか。第一の要因は精製能力の頭打ちだ。
 EIAによれば米国の精製能力は今年1月時点で日量1790万バレルと20年の1900万バレルから2年連続で低下した。国際エネルギー機関(IEA)や英BPの推計では世界全体の能力も21年は減少に転じた。能力減少は今世紀に入り初めてだ。
 無理もない。各国は脱炭素に力を入れ、欧州はガソリン車の新車販売禁止目標も打ち出している。逆風の吹く市場に石油各社は上流の開発だけでなく、精製設備の投資もためらう。そこに20年春の新型コロナの世界的な感染拡大が追い打ちをかけた。ゴールドマン・サックスによれば19~23年の設備閉鎖は日量550万バレル規模に及ぶ。
 15年あたりから軽油やガソリンを大量に輸出し、アジアの製品市況をかく乱した中国も「環境や収益性を重視して輸出割り当てを削減している」(住友商事グローバルリサーチの本間隆行氏)という。
 石油需要はコロナ禍の影響が薄らぐとともに回復し、ウクライナに侵攻したロシア産の原油や石油製品の調達を控える動きが広がった。石油天然ガス・金属鉱物資源機構(JOGMEC)の野神隆之氏によると、5月の欧州のロシア産調達は1月に比べ重油が日量で32%、軽油が20%減り、ガソリンも3%減少した。
 ロシアのウラル原油を利用していた欧州各地の精製設備も影響を受ける。中東産などで代替するにしても、異なる油種は容易に精製できない。
 欧州では域内精製の減少で、主な自動車燃料となる軽油を中心に需給が逼迫。米国製品などの輸入が増え、あおりで中南米やシンガポール市場を中心にしたアジア地域の需給も引き締まった。
 国内以上に逼迫する海外に製品が流出し、米国はガソリンで日量100万バレル近く、軽油などの中間留分でそれ以上の輸出が続く。精製能力が伸びない中で、ロシア産減少の影響が玉突きのように世界の市場に波及した。
 脱炭素を進める過程で必要な化石燃料をどう確保するか。昨年、市場が直面した問題に脱ロシアという難題が加わった。精緻な工程表を詰めなければ、今後も世界には供給制約がのしかかる。
2022/07/11 日本経済新聞 朝刊 8ページより引用

引用した記事を読んでみて
いかがだっただろうか?

欧州の天然ガス相場が急騰し
世界経済の先行き不安が強まったことで

原油相場が急落し、アメリカでは
米原油先物が安値をつけているようだ

当然ながら、このような
サプライサイドの制約によって
市場はたくさんも問題を抱えている

私がこの記事で、注目したことは

各国は脱炭素に力を入れ、欧州は
ガソリン車の新車販売禁止目標も打ち出している
という産業構造が変化するという兆しである

もうガソリン製品を開発したり
石油への投資は、将来性に欠けるだろう

逆風の吹く市場に石油各社は
上流の開発だけでなく
精製設備の投資もためらうのも当然だ

しかし、そのようななかでも
私たちは、石油に頼る生活は続いており
現在直面している資源高の影響を受けている

ロシア・ウクライナの戦争をはじめとした
現在の世界情勢のなか

脱炭素を進める過程で
必要な化石燃料をどう確保するか
ということは重要事項である

日本のエネルギー依存度を考えたら
本当に他国事では考えられない
供給制約であると言えるだろう

十分な石油をはじめとしたエネルギーを
確保できない状態になれば

ガソリンの価格も上がり
電気の供給も懸念される
といった、良くない結果が
待ち受けていることは
大いに予想できることだろう

いまは、脱炭素社会への転換期
にあると私は判断する

ここから、新たなステージへ飛躍
していくのか、それとも失敗なのか
ここへの研究投資開発にも着目したい

最後までご愛読ありがとうございます💖


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まとめさせていただいてますが
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