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【貿易取引の仕組み🚢】貿易の3つの流れをしっかりイメージしよう👍:貿易実務検定C級対策 No.6

今回は、「貿易取引」をより詳細に考えていきます👍

具体的には、貿易取引のエッセンスである
「モノ」「カネ」「カミ」の3つのフローを
意識しながら解説していきます!

第1回のイントロダクションでも簡単に説明していましたが
今回はもっと詳しく考えていくことにしましょう✨

貿易実務を学ぶ上で、貿易の全体観を掴むことが大切ですので
しっかりインプットしていきましょう🌏


貿易実務のエキスパートを目指したい🔥

貿易実務検定®は、貿易に関連する自分の実務能力・知識がどの程度のレベルにあるのかを客観的に測り証明することができる検定、であると認識しています。

実際に、商社・メーカー等においては勤務年数ごとに貿易実務検定の各級合格が必須となっている企業もあるそうですね👀

貿易に携わる企業への勤務・転職・就職等をお考えの方、インターネットによる個人輸入を行う方や国際舞台で活躍を目指す方などにとっても「貿易実務検定®」は幅広く活用でき、活躍のチャンスが広がるのではないでしょうか?
私たちの生活に密接な「貿易」実務に対する知識を身につけることで、これからの人生における選択肢が増え、きっともっと楽しくなることでしょう✨

私も(2024年4月から商社への就職を予定していますので)貿易実務への理解を深めることで、将来の理想像である「世界と日本を繋ぐ架け橋のような人財」を体現できるように努力していきたいと思います🌏

まずは、初級レベルの該当するC級の取得を目標に、コツコツと勉強して参ります🔥
最終的には、B級、そしてA級の取得を目標に
英語学習も含めて取り組んでいきます!

※なお、本稿はあくまで試験対策の内容です。
したがって、実際のケースとは異なる場合や簡略化した点が若干ありますが、その点に関しましてはご了承ください🙏

これからnoteでアウトプットするなかで、皆さまに「貿易実務」の魅力をお伝えできたら幸いです!
ぜひ、最後までご愛読ください📚

前回のお復習い💖

貿易取引と国内取引の違い💦

①国が異なるので、売主(輸出者)と買主(輸入者)との間に情報の非対称性が生じやすい…
⇒取引相手の信用に不安あり、信用リスクが伴うこと

②国が異なるため、商品の油症距離が長く、時間が掛かってしまう…
⇒輸送途中の貨物のダメージ、トラブルに対する不安が伴うこと
⇒即座に代金回収は不可能であり、資金負担が大きくなること💦

③通貨が異なるため、代金決済が複雑
⇒通貨の交換が必要であり、為替変動リスクが伴うこと

このように、貿易取引の場合には、国内取引と比較して相対的に多くのリスク(危険性)があると言えるでしょう。
したがって、これらのリスクをカバーするために、様々なプロセスを経由していくのです👍

貿易取引における3つのフロー

①モノの流れ🎁
⇒商品である貨物の輸送される流れ

②カネの流れ💴
⇒国をまたいで、商品代金を支払う流れ

③カミの流れ💌
⇒契約から、取引完了までに
必要な書類の作成、交付、提示の流れ

貿易取引の全体像を理解するためには、これら3つの動きにより着目しながら整理していくことが大切であると感じます!

基礎的な貿易取引の一巡🚢

それでは、以下に「貿易取引の基礎」をまとめていきます。
なお、インコタームズについては後日アウトプットしますので、今回は「契約」とまとめさせていただき、詳細の説明は割愛します🙏

①売買契約
⇒売主(輸出者)と買主(輸入者)とが
各種の条件を定め、売買契約を締結します。

②信用状(L/C)の発行依頼
⇒売主にとって買主の信用状態が不明な場合、買主の取引銀行にその代金の支払いを保証してもらう「信用状」の発行を義務づけま。。
(※買主が取引銀行に発行依頼を行う)

③信用状の発行(通知銀行経由)
⇒買主の取引銀行が売主宛に「信用状」を送付します。

④信用状の通知
⇒輸出地の銀行が売主に「信用状」を交付します。

⑤保険付保(ふほ)
⇒契約により、売主が保険を負担する場合には、それに対応した保険契約締結します。

⑥船積み
⇒売主は契約条件に従って商品を船積みします。
※貨物は輸入地に向けて出発🎁

✅このポイント(⑥船積み:Shipping)で「モノ」と「カミ」の流れが分かれることに注意です👍

⑦船荷証券(Bill of Lading)の発行 

⇒船会社は貨物の受け取りと引き換えに、荷主である売主に貨物受取証である船荷証券(B/L)を発行します👍
※買主が届いた貨物(商品)を受け取るためには、この船荷証券(B/L)が必要となります📝
⑦':輸送が実施されている点に着目してください👍

出所リンク

⑧手形・船積書類の買取依頼
⇒売主は、代金請求書として「為替手形」を作成し、船荷証券(B/L)を含む各種船積書類とともに、取引銀行に買取りのために呈示します👍

⑨買取り代金支払い
⇒銀行は「信用状(L/C)」により、輸入地の銀行が代金の支払いを確約していますので、将来回収できることを前提に、売主に代金の立替払い(手形の買取り)を実施します💴

⑩手形・船積書類の送付
⇒立替払いをした輸出地の銀行は、それを回収するため、信用状(L/C)を発行していた銀行に売主から買い取った手形と船積書類を送付します📨

⑪手形の呈示
⇒輸出地から届いた代金請求書である「手形」を、信用状発行銀行は買主に呈示し、代金の支払いを求めます💴

⑫代金の支払い
⇒買主(輸入者)は、手形の金額を銀行に支払います。

⑬船積書類の交付
⇒銀行は、代金の支払いを確認後、加持の引き取りに必要な船荷証券(B/L)を含む船積書類を交付します。
なお、代金の支払いがないと、これらの書類が交付されることはありません📝
そして、次に立替金の入金が実施されます。
買主から代金の支払いを受けた銀行は、輸出地で立替払いしてくれていた銀行に、その代金を入金します!
※返金方法にも種類がありますが、この投稿の説明では、その銀行の口座に入金したと想定します🙏

船荷証券(B/L)の呈示
⇒買主は商品が届いたら、貨物引き取りのために船荷証券(B/L)を船会社に呈示します。

⑮貨物の引き渡し
⇒買主は、船荷証券(B/L)と引き換えに、荷渡指図書(D/O, Delivery Order)を入手し、貨物を受け取るのです🎁

以下の図を、再度お復習いして
貿易取引の基礎を確実にインプットしましょう。

再掲:出所リンク

本日の解説はここまでとします!

なお、本投稿シリーズ作成における
参考資料は、以下の通りです。

英語の学習にもなりますので、勉強するモチベーションがとても高まりますね✨            

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今後、さらにコンテンツを拡充できるように努めて参りますので、何卒よろしくお願い申し上げます📚

最後までご愛読いただき誠に有難うございました!

あくまで、私の見解や思ったことを
まとめさせていただいてますが
その点に関しまして、ご了承ください🙏

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考え方の引き出しが増えた!
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